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謎の-Nyaが分かればあなたはもっとネイティブに近づく

Taiki
インドネシア語の単語を日本語に訳すと色々な意味になるというケースが多いよね。
Hari
そうだな。前に教えたDenganもそうだったな。
Taiki
いろんな意味を持つインドネシア語って難しいし、オレ嫌いなんだよな。
Hari
じゃ、今日はいろんな意味を持つ単語、Nyaについて話す。
Taiki
ヤな奴だな。

なんでNya

Hari
Nyaはある程度パターン分けができるんだけど、上手く日本語で説明できないパターンもたくさんあるから、今回はそういったものを徹底的に説明しようと思う。

ネイティブがさらっと使ってる-Nya

Hari
-Nyaは動詞・形容詞・名詞につくんだけど、いろんな意味の持ち方がある。

 

これは前にジャパネシアでも勉強したことがったね。

インドネシア語の「-nya」の意味と使い方を例文で学ぶ
Taiki
-Nyaがitu(それ、あの)、ini(これ、この)、あるいはdia(彼、彼女)とかを指すやつだよね。
Hari
-Nyaが付く単語の種類(動詞か形容詞か名詞か)、あるいはは文脈などによって-Nyaが何を指すかも変わる場合もあるんだよ。

 

つまり、

 

さっき挙げたitu、ini、diaにも当てはまらない謎の-Nyaというのが存在するんだ。

Taiki
へー、謎の-Nya。何それ?
Hari
なんでここに-Nyaがついているのか、その-Nyaを持つ意味を具体的に説明しろといわれたら、分からない。

 

でも、ネイティブは当たり前のように使っている-Nyaだ。

Taiki
たしかに、よく-Nyaは聞くけど、それが、itu、ini、diaでもない場合、どういった意味を持つのかはピンと来ないってことがたくさんあるんだよな。
Hari
全て理解し、覚え、それを例文作成で理解を強化するという勉強の仕方もいいけど、それをやる余裕がないなら、決まった文脈で使われる、-Nyaにたくさん触れて覚えていくのがおすすめだ!

もっとも簡単な謎の-Nya

Hari
ある物がインドネシア語で何というか分からない場合はタイキどうする?
Taiki
Ini apa?=これ何?

Itu apa?=それ何?

って聞けばいいんじゃない。

Hari
そうだな。

 

でも、こういった文章にも-Nyaがくっついてくることがあるんだ。

Taiki
-Nyaはつけたほうがいいの?
Hari
別に付けなくてもいい。ただ、-Nyaを使うことによってより自然なインドネシア語に近づけることができるからぜひ試してみて欲しいんだ。
この名前は何?

Ini namanya apa?

これは何という名前ですか?

  • ini(これ、この)
  • nama(名前)
  • apa(何)

 

その名前は何?

Itu namanya apa?

それは何という名前ですか?

  • itu(それ、その)
  • nama(名前)
  • apa(何)
Hari
上の文章はは、「これ/それ/あれは何という名前ですか。」という意味の文章だ。
Taiki
これは本当によく使われているね。
Hari
さっきの「Ini apa?」または「Itu apa?」よりも、もっとネイティブっぽ言い方だ。
Taiki
確かにネイティブっぽいね。
Hari
そして、この文章は別のように使うことができる。

 

例えば、次の文章のような感じだ。

 

「Buku」という単語を知らない人が自分の近くにある「本」を指しながら、インドネシア人に質問する場合の会話だ。

「本」を指さしながら

Q : Ini namanya apa?

これは何という名前ですか?

A : Ini namanya Buku.

これは「Buku」という名前です。

  • ini(これ、この)
  • nama(名前)
  • buku(本)
Hari
次は、「Kursi」という単語を知らない人が自分の近くにある「椅子」を指しながら、インドネシア人に質問する場合だ。
「椅子」を指さしながら

Q : Itu namanya apa?

それは何という名前ですか?

A : Itu namanya Kursi.

それは「Kursi」という名前です。

  • itu(それ、その)
  • nama(名前)
  • kursi(椅子)
Taiki
この文章の場合の-Nyaは何を指してるんだろう?
Hari
特に何を指すわけでもないんだ。だから困惑する日本人がいるわけなんだけどね。

 

ただ、インドネシア人は自然に使っている、確実に存在する表現ではある。

Taiki
なるほどね、だったらとりあえず、この文章の型はそのまま覚えておこう。
Hari
そうだな、で、この文章をもう少し発展させてみるとこういった質問もできる。
「インドネシア語で」なんて言うかを聞く場合

〇〇 bahasa Indonesianya apa?

〇〇はインドネシア語で何ですか?

  • bahasa Indonesia(インドネシア語)
  • apa(何)
Hari
そして、インドネシア語の知識をあまりない場合であっても、Itu(あれ、それ)あるいは、 Ini(これ)という簡単なインドネシア語を使って、同じ文型で色々な物のインドネシア語の名前を聞くことができるぞ!
「本」をインドネシア語でなんて言うかを聞く場合

Q : Ini bahasa Indonesianya apa?

これはインドネシア語で何ですか?

A : Ini bahasa Indonesianya Buku.

これはインドネシア語で「Buku」です。

  • ini(これ)
  • bahasa Indonesia(インドネシア語)
  • apa(何)
  • buku(本)
Hari
次は「Kursi」という単語を知らない話し手が自分の遠くにある「椅子」を指しながら、インドネシア人に質問する場合だ。
「椅子」を指さしながら

Q : Itu bahasa Indonesianya apa?

それはインドネシア語で何ですか?

A : Itu bahasa Indonesianya Kursi.

それはインドネシア語で「Kursi」です。

  • itu(それ、その)
  • bahasa Indonesia(インドネシア語)
  • kursi(椅子)
Hari
この文型一つだけで、コミュニケーションがとれちゃうからとっても便利!
Taiki
たしかに、初心者でもいろいろとインドネシア語を覚えるために使えるね。

 

よーし、単語の知識をこの質問方法でたくさん増やしていこう!

Hari
そうだね、で、ちょっと考えてほしいのは、単語の知識は多いに越したことがないんだけどさ。

 

それよりも、単語を知らない、分からないときに、それについて聞ける能力があることは、単語を知っている以上に役に立つということを頭に入れておこう。

Taiki
つまり、知らないことについて、質問して相手に答えを聞き出すことができることが学習において、かなり重要なんだね。
Hari
そういうことだ。

だから文法を教えてくれるインドネシア人の先生がいなくなって、気軽に質問に答えてくれるインドネシア人がいれば、どんどん成長していくことができるぞ!

Taiki
オッケーラ!
Hari
もし日本語が分かるインドネシア人との会話の場合は、さっきの文型の〇〇に日本語をあてはめたらいい。例えば次のような感じ。
ある日本語がインドネシア語で何て言うか聞く場合

Q : 本 bahasa Indonesianya apa?

本はインドネシア語で何ですか?

A : 本 bahasa Indonesianya Buku.

本はインドネシア語でBukuです。

  • bahasa Indonesia(インドネシア語)
  • apa(何)
  • buku(本)

 

ある日本語がインドネシア語で何て言うか聞く場合

Q : 椅子 bahasa Indonesianya apa?

椅子はインドネシア語で何ですか?

A : 椅子 bahasa Indonesianya Kursi.

椅子はインドネシア語でKursiです。

  • bahasa Indonesia(インドネシア語)
  • apa(何)
  • kursi(椅子)
Hari
逆に、さっきの文章のIndonesiaをJepangに変えて、インドネシア人に日本語の単語を教えることだってできちゃう!
インドネシア人に日本語を教える際の文章

Buku bahasa Jepangnya 本.

Bukuは日本語で本です。

Kursi bahasa Jepangnya 椅子.

Kursiは日本語で椅子です。

  • buku(本)
  • bahasa Jepang(日本語)
  • kursi(椅子)
Hari
ということは、この文型を知っていれば、日本語の先生になれるということだ。
Taiki
おお、これで俺も一流講師か!
Hari
オマエはまだ人格が備わってない。

 

んで、

 

インドネシア語の知識がゼロに近い人で、コミュニケーションに使えるヒントがないという状態の場合は、英語の知識を利用して、さっきの文章の〇〇のところを英単語に変えて質問をすることができる

 

「英語」の知識を使って質問する場合

Q : Book bahasa Indonesianya apa?

Bookはインドネシア語で何ですか?

A : Book bahasa Indonesianya Buku.

Bookはインドネシア語でBukuです。

  • bahasa Indonesia(インドネシア語)
  • apa(何)
  • buku(本)

 

「英語」の知識を使って質問する場合

Q : Chair bahasa Indonesianya apa?

Chairはインドネシア語で何ですか?

A : Chair bahasa Indonesianya Kursi.

Chairはインドネシア語でKursiです。

  • bahasa Indonesia(インドネシア語)
  • apa(何)
  • kursi(椅子)
Hari
単語、だけではなく、フレーズや文などのような単語より長い言葉についても聞くことができるよ!
「フレーズ」単位でも聞ける!

Q : Thank you bahasa Indonesianya apa?

Thank youはインドネシア語で何ですか?

A : Thank you bahasa Indonesianya Terima kasih.

Thank youはインドネシア語でTerima kasihです。

  • bahasa Indonesia(インドネシア語)
  • apa(何)
  • terima kasih(ありがとうございます)

 

「フレーズ」単位でも聞ける!

Q : You’re welcome bahasa Indonesianya apa?

You’re welcomeはインドネシア語で何?

A : You’re welcome bahasa Indonesianya Sama-sama.

You’re welcomeはインドネシア語でSama-samaです。

  • bahasa Indonesia(インドネシア語)
  • apa(何)
  • sama-sama(どういたしまして)

 

「フレーズ」単位でも聞ける!

Q : Let’s have a lunch bahasa Indonesianya apa?

Let’s have a lunchはインドネシア語で何ですか?

A : Let’s have a lunch bahasa Indonesianya Ayo kita makan siang.

Let’s have a lunchはインドネシア語でAyo kita makan siangです。

  • bahasa Indonesia(インドネシア語)
  • apa(何)
  • ayo~(さあ~しましょう)※呼びかけの言葉で英語のLet’sに当たると考えてください。
  • kita(私たち)
  • makan siang(昼食、昼食をとる)※makan(食べる)、siang(昼)

 

「フレーズ」単位でも聞ける!

Q : おはようございます bahasa Indonesianya apa?

おはようございますはインドネシア語で何ですか?

A : おはようございます bahasa Indonesianya Selamat pagi.

おはようございますはインドネシア語でSelamat pagiです。

  • bahasa Indonesia(インドネシア語)
  • apa(何)
  • selamat pagi(おはようございます)※selamat(おめでとうございます)、pagi(朝)
Taiki
こりゃあすごい!
Hari
さらに、コミュニケーションを取るために、全くヒントがない状態で、身振り手振りしか思い浮かばない時は、その身振り手振りをしながら、こんな感じでコミュニケーションが取れるよ~。
話し手が「魚釣りの動き」をしながら

Q : Ini bahasa Indonesianya apa?

これ(ジェスチャーをしながら)はインドネシア語で何ですか?

A : Oh, itu bahasa Indonesianya Memancing ikan.

おー、それはインドネシア語でMemancing ikanです。

  • ini(これ、この)
  • bahasa Indonesia(インドネシア語)
  • apa(何)
  • memancing ikan(魚を釣る)※memancing(釣る、釣りをする)、ikan(魚)
Hari
ね、少ない単語しかしらなくても、少ない自分の知識でもいろんなインドネシア語を知ることができるでしょ?
Taiki
そうだね、しかもちゃんとコミュニケーションが取れる!
Hari
だから、怖がらずたくさんインドネシア人に話しかけてみてほしいんだ。

 

少ない単語で、自分が持っている知識で、様々なインドネシア語の単語を学べるし、コミュニケーションを取ることができる。

 

言葉の勉強で間違えることは避けられないから怖がらず、今回の聞き方でいろいろと学んでみてね。

初対面の人と話す時によく出てくる-Nya

Hari
じゃあ、次に初対面の人との会話で使われる-Nyaについてみていこう。
Taiki
そんな-Nyaがあるんだ?
Hari
そうだ。

 

たぶん、教科書の初めの方でAnda(あなた)って単語は必ず出てくるよね。

Taiki
うん、
Hari
これって初対面の人に対してあまり使わないと思うんだよ。

 

「あなたの名前は何ですか?」とかって聞かないでしょ?普通。

Taiki
ちょっと改まった感じがするし、ちょっと距離を感じるね。
Hari
そうそう、決して間違ってるわけじゃないんだけど、実際は、日本語でも、「お姉さんは名前は何て言うの?」とか、「あなた」とは別の人称代名詞を使うじゃん。
Taiki
そうだね。
Hari
インドネシア語でもそうで、Andaはあまり使うことはなくって、Bapak、Ibu、Mas、Mbakなどを使う。
インドネシア語の人称代名詞と所有格とその使い方
よく使われる人称代名詞の使い分け
  • Bapak(年上男性)※目安として30歳以上
  • Ibu(年上女性)※目安として30歳以上
  • Mas(年下男性)
  • Mbak(年下女性)
Hari
例えば、相手の名前を聞く表現について、初級段階でよく以下の表現で紹介されることが多いよ。
「教科書通り」の初対面の会話

Q : Nama Anda siapa?

あなたの名前は何ですか?

A : Nama saya Hari.

私の名前はハリです。

  • nama(名前)
  • Anda(あなた)
  • siapa(誰)
Taiki
いかにも教科書的な感じだね。
Hari
そうだな。

 

だから、もう少し自然なインドネシア語に近づけるには、Bapak、Ibu、Mas、Mbakを使う方がいい。

Taiki
確かに、そっちの方がよく使われているよね。
Hari
使い分け方の目安として、話し手より年上の男性の場合、Bapakを使い、話し手より年下、あるいは同い年の男性の場合、Masを使う。

 

また、話し手より年上の女性の場合、Ibuを使い、話し手より年下、あるいは同い年の女性の場合、Mbakを使う。

Taiki
オッケーラ!
Hari
今の使い分け方はあくまでも日常会話での使用で、フォーマルな場面は、一貫してBapakとIbuを使えばいいよ。

 

例えば、話し手は35歳男性の場合、以下のように使い分けることができる。

話し手が35歳の男性の場合

聞き手20歳男性に対して:Nama Mas siapa?

聞き手45歳男性に対して:Nama Bapak siapa?

聞き手30歳男性に対して:Nama Mas siapa?

聞き手20歳女性に対して:Nama Mbak siapa?

聞き手45歳女性に対して:Nama Ibu siapa?

聞き手30歳女性に対して:Nama Mbak siapa?

Hari
こんな感じで、インドネシア語の2人称は相手の性別と年齢を考えて使い分ける必要がある。
Taiki
うわー、メンドクセーな。

 

Hari
だろうね。

 

そんな時に、-Nyaを使えばこういったメンドクセーことが一気に解決する。

 

つまりはこうだ。

-Nyaを使えばこうなる!

Q : Namanya siapa?

名前は何ですか?

A : Nama saya Hari.

私の名前はHariです。

  • nama(名前)
  • siapa(誰)
Hari
この-Nyaはあくまでも聞き手のことを指してるぞ。

 

ただ注意点として、生意気な聞き方になりかねないため、話し手より年上の方への使用は控えた方がいいかと思う。

Taiki
じゃあ年上に聞く場合にはどうすればいいのさ。
Hari
このパターンを年上の方に使いたい場合はちょっとした工夫をすればいい。

 

ちょっとした工夫だけど、インドネシア人は普通に使ってるし、使えたらよりネイティブっぽくなるんだ。

年上に質問する時の-Nya

Q : Bapak, namanya siapa?

名前は何ですか?(年上男性に対して)

A : Nama saya Hari.

私の名前はハリです。

  • nama(名前)
  • siapa(誰)
Hari
ご覧の通り、文頭にBapakが使ってるでしょ。

 

このような聞き方は、カジュアルな聞き方ではあるんだけど、Bapakが使われることによって、失礼な聞き方になることはないんだ。

Taiki
すげー!ほんのちょっとした工夫だけど、ネイティブっぽい会話にもなってるし、失礼な印象もない。
Hari
このような聞き方は、年上だけではなく、年齢問わず幅広く使うことができるよ。例えばこんな感じで。。
Masでもイケる!

Q : Mas, namanya siapa?

名前は何ですか?(年下、または同年代の男性に対して)

A : Nama saya Hari.

私の名前はハリです。

  • nama(名前)
  • siapa(誰)

 

Mbakでもイケる!

Q : Mbak, namanya siapa?

名前は何ですか?(年下、または同年代の女性に対して)

A : Nama saya Wati.

私の名前はワティです。

  • nama(名前)
  • siapa(誰)

 

Ibuでもイケる!

Q : Ibu, namanya siapa?

名前は何ですか?(年上女性に対して)

A : Nama saya Wati.

私の名前はワティです。

  • nama(名前)
  • siapa(誰)
Taiki
たくさん見てきたけど、この場合の-Nyaはいったい何を指してるんだろう?
Hari
実は、この場合の-Nyaは、文頭に出ている2人称のことを指してるんだよ。先ほどの文章を元の姿に戻してみると、このようになるから見てみてくれ。
元の文章

Q : Mas, namanya siapa?

名前は何ですか?(年下、または同年代の男性に対して)

A : Nama saya Hari.

私の名前はハリです。

  • nama(名前)
  • siapa(誰)
Hari
本当の-Nyaの姿はこのようなものだ。
「-Nya」が「2人称」に変わっていることを確認しよう

Q : Mas, nama Mas siapa?

名前はなんですか?(年下、または同年代の男性に対して)

A : Nama saya Hari.

私の名前はハリです。

  • nama(名前)
  • siapa(誰)
Hari
初対面の相手が年上か年下か分からず、どの2人称を使うべきか迷ってしまう時には-Nyaをつけておけば安心だ。
Taiki
そうだね。失礼のないようにしたいしね。
Hari
じゃあ-Nyaを使った会話例を見ていこう。会話のメンバーが同い年だという設定だ。
相手が同い年の場合の会話

A : Halo, namanya siapa?

こんにちは、名前は何ですか?

Q : Nama saya Hari.

私の名前はハリです。

A : Rumahnya di mana?

家はどこですか?

Q : Rumah saya di daerah Jakarta Timur.

私の家は東ジャカルタ地域にあります。

A : Pekerjaannya apa?

職業は何ですか?

Q : Pekerjaan saya guru bahasa Jepang.

私の職業は日本語教師です。

A : Umurnya berapa?

年齢はいくつですか?

Q : Umur saya 38 tahun.

私の年齢は38歳です。

A : Sudah berkeluarga atau belum?

もう家族はいる、あるいはいませんか?

Q : Sudah.

もういます。

A : Anaknya berapa?

子供は何人ですか?

Q : Anak saya 2 orang.

私の子供は2人です。

  • nama(名前)
  • siapa(誰)
  • rumah(家)
  • di mana(どこに「ある」)
  • daerah(地域)
  • Jakarta Timur(東ジャカルタ)※timur(東)
  • pekerjaannya(職業、仕事)※kerja(仕事、仕事する)に共接辞per-anがついています。
  • apa(何)
  • guru bahasa Jepang(日本語教師)※guru(教師)、bahasa Jepang(日本語)
  • umur(年齢)
  • berapa(いくつ)
  • 38=tiga puluh delapan
  • ~tahun(~年)
  • sudah(すでに、もう)
  • berkeluarga(家族を持つ、家族がいる)※原型:keluarga(家族)に接頭辞ber-がついています。
  • atau(また、あるいは)
  • belum~(まだ~ない)
  • anak(子供)
  • 2=dua
  • ~orang(~人)
Hari
こういった質問のパターンを作ることができぞ。

 

この会話の場合だと、相手が年上だろうが、年下だろうが2人称の使い分けをする必要もないから安心だ。

Taiki
なるほどね!
Hari
上記の会話例の-Nyaを2人称に戻してみるとこうなるぞ!
-Nyaを2人称に戻した会話

A : Halo, nama Bapak siapa?

こんにちは、名前は何ですか?

Q : Nama saya Hari.

私の名前はハリです。

A : Rumah Bapak di mana?

家はどこですか?

Q : Rumah saya di daerah Jakarta Timur.

私の家は東ジャカルタ地域です。

A : Pekerjaan Bapak apa?

職業は何ですか?

Q : Pekerjaan saya guru bahasa Jepang.

私の職業は日本語教師です。

A : Umur Bapak berapa?

年齢はいくつですか?

Q : Umur saya 38 tahun.

私の年齢は38歳です。

A : Sudah berkeluarga atau belum?

もう家族はいる、あるいはいませんか?

Q : Sudah.

もういます。

A : Anak Bapak berapa?

子供は何人ですか?

Q : Anak saya 2 orang.

私の子供は2人です。

Hari
このように、普段の会話では2人称の代わりに-Nyaも使われていることが分かったね。
Taiki
便利だね!
Hari
-Nyaの使われる原因は、2人称より-Nyaの方が短く、2人称の使い分けが省けるからだと考えられる。

 

さっきの会話のような-Nyaの使い方もあるから、今後気を付けてインドネシア人の発話を聞いてみて、意識的に会話の中で使ってみてくれ。

「場所を表す名詞」-nya di mana? の文型

Hari
さっきの会話では-Nyaは「di mana(どこに)、berapa(いくつ)、siapa(誰)などの他の疑問詞」と一緒に使われていたよね。
Taiki
例えば、Umurnya berapa?(何歳ですか?)みたいな?
Hari
そう、

 

こういった組み合わせはネイティブの会話でたくさん使われてるから、使えるようになっておこう。

Taiki
オッケーラ!
Hari
で、中でも特に-Nyaと組み合わされるのが、場所を表す名詞だ。

「場所を表す名詞=Rumah(家), Kantor(事務所), Kamar(部屋), Toko(お店), Warung(屋台) 」-nya di mana?

Hari
こんな感じでね。
Taiki
「場所を表す名詞」-nya di mana?

 

確かにこれもよく聞くよね。

Hari
この文型では、相手の仕事場、会社、持ち物、などの位置はどこにあるかについて質問することができる。

 

次の会話は初めて会う男女の会話だ。ちょっと見てみよう。

「場所を表す名詞」-nya di mana?の文型

A : Halo Mas. Maaf saya terlambat.

こんにちは、ごめんなさい、遅れました。

B : Oh, tidak apa-apa. Namanya siapa?

おー、大丈夫でです。名前は何ですか?

A : Saya Putri. Kalau Mas?

私はプトリです。お兄さんは?

B : Saya Budi. Mbak kerja di Jakarta ya?

私はブディです。お姉さんはジャカルタで仕事していますか?

A : Ya. Saya sudah 3 tahun di Jakarta.

はい、私はジャカルタにもう3年います。

B : Kantornya di mana?

事務所はどこですか?

A : Di daerah Senayan. Kalau Mas kantornya di mana?

スナヤン地域にです。お兄さんは事務所はどこですか?

B : Kalau saya di Bogor Mbak.

私の場合はボゴールです、お姉さん。

A : Ooh gitu. Rumahnya juga di Bogor ya?

そうですか。家もボゴールですか?

B : Tidak. Saya tinggal di daerah Jakarta Selatan.

いいえ。私は南ジャカルタ地域に住んでいます。

  • maaf(ごめんなさい)
  • terlambat(遅れる、遅刻する)※lambat(遅い)に接頭辞ter-がついています。
  • tidak apa-apa(大丈夫)
  • nama(名前)
  • siapa(誰)
  • kalau~(~は、~の場合)
  • kerja(仕事、仕事する)
  • sudah(すでに、もう)
  • 3=tiga
  • ~tahun(~年)
  • kantor(事務所、会社)
  • mana(どこ)
  • daerah(地域)
  • rumah(家)
  • juga(も)
  • tinggal di~(~に住む)
Hari
この部分を見てみよう!
原文

B : Kantornya di mana?

事務所はどこですか?

A : Di daerah Senayan. Kalau Mas kantornya di mana?

スナヤン地域にです。お兄さんは事務所はどこですか?

Hari
上記の会話を元の姿(-Nyaを使わない姿)に戻すとこのようになるんだ。
元の姿-Nyaを使わない姿

B : Kantor Mbak di mana?

事務所はどこですか?

A : Di daerah Senayan. Kalau Mas kantor Mas di mana?

スナヤン地域にです。お兄さんは事務所はどこですか?

Hari
次はこの部分を見てみよう!
原文

B : Kalau saya di Bogor Mbak.

私の場合はボゴールです、お姉さん。

A : Ooh gitu. Rumahnya juga di Bogor ya?

そうですか。家もボゴールですか?

B : Tidak. Saya tinggal di daerah Jakarta Selatan.

いいえ。私は南ジャカルタ地域に住んでいます。

Hari
上の会話を元の姿に戻すと以下のようになるよ。
元の姿(-Nyaを使わない姿)

B : Kalau saya di Bogor Mbak.

私の場合はボゴールです、お姉さん。

A : Ooh gitu. Rumah Mas juga di Bogor ya?

そうですか。家もボゴールですか?

B : Tidak. Saya tinggal di daerah Jakarta Selatan.

いいえ。私は南ジャカルタ地域に住んでいます。

Hari
「場所を表す名詞」-nya di mana?は本当によく使われるから覚えておこう!

何かを評価する際に使われる-Nya

Hari
じゃあ、最後の文型だ。
Taiki
やった!最後だ!
Hari
相手の身体の特徴、あるいは相手の持ち物などに対して評価をする時に使われる-Nyaだ。

 

これは早速会話を見てもらった方が理解が早まる。

何かを評価する際に使われる-Nya

A : Wah, HPnya bagus sekali.

わー、携帯電話とても良いですね。

B : Oh ya, terima kasih.

そうですか、ありがとうございます。

  • HP(携帯電話)※Hand Phoneの略です。
  • bagus(良い、すばらしい)
  • ~sekali(とても~)
  • terima kasih(ありがとうございます)
Hari
上記の会話を元の姿に戻すと以下のようになるぞ!
元の姿

A : Wah, HP (Anda/kamu/Bapak/Ibu/Mas/Mbak) bagus sekali.

わー、わー、携帯電話とても良いですね。

B : Oh ya, terima kasih.

そうですか、ありがとうございます。

Hari
他の例文も見てみよう!
何かを評価する際に使われる-Nya

Rambutnya bagus ya.

髪の毛はとてもいいですね。

Komputernya tipis sekali.

コンピューターはとても薄いです。

Tasnya kotor ya.

カバンが汚いですよ。

TVnya besar sekali ya.

テレビはとても大きいですね。

  • rambut(髪の毛)
  • bagus(良い、すばらしい)
  • komputer(コンピューター)
  • tipis(薄い)
  • ~sekali(とても~)
  • tas(カバン)
  • kotor(汚い)
  • besar(大きい)
Hari
基本的には、評価をする際に使われる-Nyaは、「評価される物」-nya+形容詞の形で使われるな。

まとめ

Hari
謎のNyaをいままで見てきたけどどうだった?
Taiki
今までなんとなく聞いていたNyaだけど、すこしスッキリしたわ。
Hari
ならいいだろう。

 

今回見てきた-Nyaは基本的には、話し手と聞き手の中で共有している情報の代わりに出ていることにも気づいたはずだ。

Taiki
例えば?
Hari
例えば、「椅子」を指して「Itu namanya apa?」と聞くこと。

 

これは、話し手と聞き手の両方が「椅子」を見ていないと成立しないだろ?

Taiki
確かに、、、そういった時に-Nyaが使われることが多いんだね。
Hari
そうだな。

 

今回の-Nyaはお稽古事だ。

 

実際の会話でたくさん聞いたり、話してみないと身についてこないから、最初は決まった文型で積極的に-Nyaを使うところから始めてみてくれ。

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