これだけ、 ジャカルタ についていろいろ話してきたのに、ジャカルタにまだ日本人が増えた感じがしないんだけど。
またまたShuさん来たんですか?
だってほら、 マックのノートパソコン 持ってきてるし!
っていうか、おかしくない?
たくさん、ジャカルタについてジャパネシアで紹介したのに。ジャカルタ中が日本人だらけになると思ったのに現実は全然違うわ。
だから、今日はジャカルタの治安について話そうと思って。
2024年のジャカルタの治安は悪い?
(ビルの上から見たジャカルタの夜景)
まだまだ、発展していない地域もあるけれども、平均給与もアップしているし、中心部は交通量もビルの高さも、だいぶ東京っぽくなってきたな。
ちょっと次の地図を見てみて。これは大使館が発表している治安のマップなんだ。(2018年3月25日)
レベルは1,2,3,4まであることを考えるとインドネシアは比較的安全な部類には入ってることが分かる。
日本の治安よりかはもちろん悪いけど、みんながみんな危険にさらされるというレベルでもない。あくまでも目安だね。
ジャカルタで多い治安問題7選
でも、ちゃんと注意しないと被害に遭う、ってなわけで、ジャカルタで気を付けるべきことをまとめてみたからチェックしてみて。
1. スリ
ただでさえ、僕ら日本人は外国人というだけでお金持ちに見られがちだしね。
どういった場所でスリや強盗に遭うんですか?
カバンの中に財布やパソコンを入れてても、上手にカッターで切って取り出されたりすることもあるし、ポケットに入れてたら簡単にスられることもあるんだよ。
乗る場合には、ちゃんとカバンの中に貴重品は入れて、その カバンを身体の前で持つ ということを徹底しよう。
- できるだけ乗り合いバスには乗らない
- カバンは必ず前に持つ
- ポケットに財布を入れない
- お金持ちの格好をしない
2. 強盗・盗難
ジャカルタ中心部・スディルマン通りでは、強盗に遭う人が増えていると大使館でも警告している。
- カバンは必ず前に持つ
- ポケットに財布を入れない
- お金持ちの格好をしない
ATMの使用後の強盗に注意
やっぱり強盗する人は、お金を持っている可能性の高い人を中心に狙っていくからね。
- 人の多いモール・銀行などのATMを使う
- ATM使用後は財布をポケットに入れずカバンに入れること
- 複数人でいる時に使うとなお良い
タクシー強盗
まだジャカルタに慣れてなくて土地勘がなかったら危ないですね。
強盗に遭ったらどうするんですか?
そういった被害を避けるためにも ブルーバードタクシー を使うようにしておこう。
それ以外のメーターなどもついていない流しのタクシーはできる限り乗らない方がよさそうだね。
- 移動はできる限りブルーバードタクシーを使う
- 明らかに怪しいところに連れていかれそうな時は一目散に逃げる
- もし、危険な目に遭った場合は抵抗しないこと
ホテルの客室内での盗難
現金をそのまま放置しているとチップと勘違いして持って行かれるというケースもあるから、外出時はちゃんと貴重品は持って行くこと。
万が一、貴重品を置いていく場合は、清掃は要らない、部屋に入らないでほしいということをフロントに伝えるといい。
- ホテルではできるだけ貴重品は置いていかない
- ドミトリーに宿泊する際は貴重品に特に注意
3. ぼったくり
(ジャカルタの市場にて)
ここではジャカルタで出くわす可能性のある「ぼったくり」をまとめてみたよ。
買い物やタクシー
定価のあるお店は問題ないけど、市場などで何かを買う場合には値段交渉をしなきゃいけないけど、必ず高い価格を請求されるから、買い物を市場でしたいならちゃんと値段交渉をできるようになっておこう。
お金のやりとりは「確認」を何よりも重視しよう。
- おつりは必ずチェック!
- まだジャカルタに慣れてないなら「定価」のあるお店で買い物を
マネーチェンジャー
これは、レートの高い、個人でやってるようなマネーチェンジャーが危ないんだけど、お金を数えるフリをして、自分の手元にお金を落として、少し金額を減らして渡されることがあるから注意してね。
- レートが高すぎるマネーチェンジャーは使わない
- 個人でやっているようなマネーチェンジャーは使わない
- 両替後はしっかり「自分の手」でお金を数える
4. スキミング
ATMの機械に特殊な機械が設置されていたらスキミングされてしまう。
- コンビニにあるATMには注意
- 変な機械には注意
- すぐにクレジットカードを停止できるように自身のカード会社の連絡先は控えておこう
5. テロ
- 2009年にクニンガンの「マリオットホテル」と「リッツ・カールトン」で爆破テロ
- 2016年にジャカルタの中心部「サリナデパート」での銃乱射テロ
- 2017年にはジャカルタ東部にあるバスターミナル付近で、2回の自爆テロ
ジャカルタは人口が多い分、テロの標的にもなりやすいんだ。
というのが全く分からないのが恐ろしいですよね。
テロに出くわす可能性をできる限り下げる努力はしておこう。
- イスラム教の断食月(ラマダン)にはあまり出歩かない
- 怪しい物や人には絶対に近づかない
- テロが起きたら「逃げること」だけに集中する
- スマホで撮影したりなど野次馬にならない(その場から逃げるのみ)
- 仲間とはぐれても、荷物を忘れても現場に戻らない
この時期が近付いたら大使館のホームページで確認しておこう。
6. 暴動・デモ
デモの理由は宗教がらみのことから、給料に関することなど様々なんだけど、これにより大規模な渋滞も頻繁に発生しているんだよ。
暴動やデモが発生する場合は、大使館のホームページで告知されるから、定期的にチェックして、情報を得たら他のジャカルタに滞在する日本人にも教えてあげてね。
- 暴動・デモが発生した時にはなるべく出歩かない
- 大使館のホームページでデモ情報は随時確認
7. 麻薬・ドラッグ
自分が麻薬を持っていなくても、自分の近くの人が持っていたりすると疑われることもあるので、そういった人達と交流を持ったり、近くにいることも十分に危ないということを自覚しておいてね。
- 怪しい人、怪しい誘いには乗らない
- 麻薬をやっている(疑いのある)人とは関わらない
ジャカルタに行く日本人が知っておくべきこと
治安は自分の努力でよくできる んだよ。どれだけ意識して行動するかで、痛い目に合うか合わないか、その確率も変わってくる。
ジャカルタ生活に慣れてきたころが危険
(マンションのプール)
犯罪を警戒しているぞ!アピールが有効
ジャカルタに慣れていないと思われたらヤバイと思って、余裕の態度を見せていると、逆に犯罪に対して無防備に思われてしまう可能性があって、そっちの方が危ない。
ガチガチに警戒してる人を狙う人はなかなかいないよ。
夜にジャカルタの街を出歩くのは安全?
これも、ラマダンの時期によく起こるから、ラマダンの時期には家で晩御飯を食べたり、大衆向けのレストランを利用するほうがいいね。
女性は夜一人では出歩かない
可能性はかなり低いと思うけど、女性一人で夜出歩いても安全なのは日本ぐらいだね。
水道水は飲まないこと
例えば、カップヌードルを作る時にでもできれば市販のミネラルウォーターを使うように。
お金は「モノ」を言う
で、何かモメた時には警察や税関であっても「お金」で解決してしまうケースが多い。
これもインドネシアだから、問題解決のもしもの手段の一つとして覚えておくといいよ。
緊急連絡先は必ず残しておこう
何かあった時の 緊急連絡先 はスマホでもメモ書きでもいいから残しておこう。
それで、次に控えてほしいのはクレジットカードの電話番号と、大使館の連絡先だね。
大使館の連絡先は下に書いておいたからメモしておこう。
在インドネシア日本国大使館(Embassy of Japan in Indonesia)
住所:Jalan MH Thamrin No.24、Jakarta Pusat、DKI Jakarta 10350
電話番号:+62 21 3192 4308
FAX:+62 21 315 7156
開館時間:8:30~12:00、13:30~15:00
休館日:土、日、祝日
ホームページ:https://www.id.emb-japan.go.jp/index_jp.html
治安が悪いとも、悪くないともいわれてるけど、あまりに意識しすぎてジャカルタを楽しめなかったらもったいないからね。楽しむことは忘れずに!
よし、今日の仕事終わり!