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インドネシア語の関係代名詞|「yang」とその用法

TAIKI
ま~た出てきたよ・・・「yang」という単語。

なんだよ、いったい・・・

はっはっはー。

やっぱりソコでつまづくんだね~!

TAIKI
辞書を調べてみてもいろんな意味が出てくるしイマイチ使い方、訳し方が分からないし・・・
オッケーラ!

今回はそんな「yang」の使い方や訳し方をしっかりとやっていこう!

まず「yang」ってどんな意味を持っている?

まずyangを調べてみて最初に出てくるのは「関係代名詞」ということ。

英語でいう「that」や「who」や「which」と同じはたらきを持ってるよ!

TAIKI
あん?「カンケーダイメーシ」??
おい!カタカナにするな!
TAIKI
だってさ~
まあいいや!

たとえばね、「その男性は背が高いです。そして歌がうまいです」という文章があれば、「その背の高い男性は歌がうまいです」というようにつなげることができるでしょ?

TAIKI
ああ、まあ。

「I have aunt.」
「She works in this hospital.」

関係代名詞の「who」でつなげるとさ、

I have aunt who works in this hospital.

にできる!ここまではオッケーラ!だね?

TAIKI
英語の方が分かんない!
英語には「who」やら「which」やら「that」とか「whom」とかあったでしょ?

インドネシア語であれば「yang」だけでオッケーなのよ。

TAIKI
うーん・・・
なんだ、テメエその感じは、まあ、例文を見ながらしっかりと学んでいきな!

名詞を修飾する「yang」

名詞+yang+形容詞で、名詞を後ろの形容詞が修飾することになる。

めっちゃ簡単、見ればわかる!

ヤンティ

Buku yang merah.

赤色本。

  • buku(本)
  • merah(赤い)
buku yang merahですが、「赤色本」、yangは「の」の働きを持っるってわけだ!

まあ、名詞を修飾してるってこと。

ヤンティ

Buku yang besar.

大きい本。

  • buku(本)
  • besar(大きい)
ヤンティ

Ada yang lebih kecil ?

より小さいはありますか?

  • ada(ある、いる)
  • lebih(より)※比較級で英語のmoreと同じです。
  • kecil(小さい)
Ada yang lebih kecil?のada と yangの間には、「服」だったり「靴」だったりなんらかの「もの」が通常は入るけど、この文章だと省略されてるからね!
TAIKI
ほー!
そしてものだけじゃなくって、「人」も入るよ!

「~の人、~する人」の意味を持つyang

orang yang~(~の人、~する人)って意味になるんだけど、通常はorangは省略されることが多い、たとえば次の文章。
ヤンティ

Yang belajar dengan saya itu pacar saya.

私と一緒に勉強してた人は、私の恋人です。

  • belajar(勉強する)
  • dengan~(~と)
  • saya(私)
  • itu(それ、その)
  • pacar(恋人)
ヤンティ

Di Jepang banyak yang belajar bahasa Inggris ya.

日本には英語を勉強する人がたくさんいます。

  • di~(~に、~で)
  • banyak(たくさん)
  • bahasa Inggris(英語)
ヤンティ

Banyak orang Indonesia yang suka orang Jepang.

多くのインドネシア人は日本人が好きです。

  • banyak(たくさん)
  • orang Indonesia(インドネシア人)
  • suka(好き)
  • orang Jepang(日本人)
ヤンティ

Saya suka laki laki yang tinggi.

私は背の高い男の人が好きです。

  • saya(私)
  • suka(好き)
  • laki laki(男)
  • tinggi(背の高い)
orangは省略されたり、されなかったりするし、orangの代わりにlaki laki(男性)とかperempuan(女性)とかを代わりに入れても文章は成立するよ!
TAIKI
なるほどね!カンタンカンタン!
まあね、じゃあ、yangを使ったちょっと長めのフレーズも見ていこう!
ヤンティ

Orang yang datang dari Indonesia itu pintar berenang.

インドネシアから来たその人は泳ぐのが上手です。

  • orang(人)
  • datang(来る)
  • dari~(~から)
  • pintar(賢い、上手な)
  • berenang(泳ぐ)
ヤンティ

Orang yang berisik di sekolah hari ini adalah teman saya.

今日学校で騒いでた人は私の友達です。

  • orang(人)
  • berisik(騒ぐ)
  • di~(~で、~に)
  • sekolah(学校)
  • hari ini(今日)
  • adalah~(~である)
  • teman(友達)

「どちら」「~のほう」を表す「yang」

そして、次もよく使われるyangの用法

「どちら」も「~の方」もyangを使って表せるんだ。

ヤンティ

Yang mana tas Anda?

あなたのカバンはどっちですか?

  • yang mana(どっち)※mana(どこ)
  • tas(かばん)
  • Anda(あなた)
「Yang mana ?」で「どっち」

これは定番フレーズだからちゃんと覚えておきなよ!

じゃあ、それに対する答え方もyangを使ってみよう。

ヤンティ

Yang merah itu harganya berapa ?

その赤いの価格はいくらですか?

  • merah(赤い)
  • itu(それ、その)
  • haruga(料金)
  • berapa(いくら)

ちょっと変わったyangの用法

TAIKI
なんだ、結構カンタンじゃん!
ばっかもーん!

それだったら苦労するわけねーだろ!

TAIKI
え?クチワル・・・
ちょっとややこしいyangもあるんだよ!

次からはややこしいyangの用法を見ていくぞ!

「orang cantik」と「orang yang cantik」はどう違う?

orang cantikとorang yang cantik、どう違うかわかる?
TAIKI
全く一緒じゃないの?
えっへん!

やっぱりね。詳しく説明してやっからちゃんと聞きな!

ヤンティ

Orang cantik.

美しい人。

  • orang(人)
  • cantik(美しい)
ヤンティ

Orang yang cantik.

美しい人。

  • orang(人)
  • cantik(美しい)
TAIKI
おんなじじゃん・・・
ちがーう!両方同じように見えるけど違いがあるんだよ!
「orang cantik」と「orang yang cantik」の違い
  • orang cantik=美しい人
  • orang yang cantik=大勢の人の中の特に美しい人
yangをつけたほうが、より限定されるの!
TAIKI
なるほど!
さっきの「美しい人」は意味的にはそんなに気にしなくてもいいけど、次の2のフレーズには十分に注意しなきゃいけない!

「(両親)と(年を取った人)」「(トイレ)と(小さい部屋)」に気ぃ付けろ!

orang tua(両親)、kamar kecil(トイレ)はyangを使うことで大きく意味が変わるからね!

一緒に発音して覚えてみてね!

ヤンティ

orang tua

親,両親

  • orang(人)
  • tua(年を取る)
orang tuaで「両親」というのは一つの単語だよ~。

じゃあ、次は「yang」を使ってみよう!

ヤンティ

orang yang tua

年を取った人

  • orang(人)
  • tua(年を取る)
TAIKI
ほんとだ!全然意味が違う!
でしょ~。もう一個見てみよう!
ヤンティ

kamar kecil 

トイレ

  • kamar(部屋)
  • kecil(小さい)
ヤンティ

kamar yang kecil 

小さい部屋

  • kamar(部屋)
  • kecil(小さい)
ここまで教えたことを覚えてるかしっかりと確認してみて!

会話文で練習

yangの使い方がある程度理解できたかな?
TAIKI
まあね!
感覚的に頭に入ってくる物もあると思うから、最後にyangを使った会話文で慣れていってね!
ヤンティ

Yang mana tas Anda ?

あなたのカバンはどっち

  • yang mana(どっち)
  • tas(カバン)
  • Anda(あなた)
タイキ

Tas yang besar ya.

大きいほうのカバンだよ。

  • tas(カバン)
  • besar(大きい)
ヤンティ

Tapi, kenapa tas ini sangat besar?

でもなんでこのかばんこんなに大きいの?

  • tapi(でも、しかし)
  • kenapa(なぜ)
  • sangat(とても)
  • besar(大きい)
タイキ

Karena teman saya yang datang kemarin dari Indonesia membawanya untuk saya.

なぜなら昨日インドネシアから来た私の友達が私のために持ってきたからです。

  • karena~(なぜなら~だから)※英語のbecauseと同じ意味)
  • datang(来る)
  • kemarin(昨日)
  • dari~(~から)
  • membawa(持っていく)
  • untuk(~のために)
ヤンティ

Dalam tas ini ada apa ?

このカバンの中には何があるの?

  • dalam(~の中)
  • tas(カバン)
  • ini(これ、この)
  • ada(ある)
  • apa(何が)
タイキ

Rahasia ! Karena di dalam tas ini ada DVD yang tidak boleh ditonton ! Aduh !

秘密!なぜなら、見てはいけないDVDが入ってるから。しまった!

  • rahasia(秘密)
  • tidak boleh~(~してはいけない、ダメ)
  • ditonton(見られる)※DVDが主語なので受身形になっています、原型:tonton(見る)
ヤンティ

Apasih ? DVD apa ?

何なの?何のDVD?

  • apasih(なんだって!?)
  • apa(何)
タイキ

Bukan DVD ya, buku yang tidak boleh saya baca.

DVDじゃないよ、読んではいけない本だよ。

  • bukan~(~ではない)
  • buku(本)
  • baca(読む)
ヤンティ

Jadi itu apa sih !

だからそれは何なのよ!!!

  • jadi(だから)
  • itu(それ、その)
  • sih(~よ)※ジャカルタ語です。
いろんなyangの使い方があるけど、要するに、名詞のことをもっと詳しく言いたい、説明したいときに使われているから、yangの後ろは名詞の説明なんだな~と思っておけばオッケーラ!!

Yangについての仕上げ

Yangの前に何が省略されているかわからない

TAIKI
でもさ、文章でyangの意味がいまいちつかめないことがあるんだけどこれって何が理由なのさ。 
よくもそんなに立て続けに疑問がわいてくるもんだな。でも、よかろう。 たしかにYangはかなり細かいところまで見ておかないと、必ず今後つまづくだろう。
TAIKI
はやく説明して。あのなんか変なYangの正体をあばいてよ。
まず、今回

名詞 + Yangの形になるよ~って話はしたよね。

で、実際、インドネシア語の記事を読んでいると、「名詞」部分はよく省略されてるのさ。ここまではOK

TAIKI
ああ、その省略されたYangの前の名詞が何なのか、わからない。
実は、この名詞の部分に何が入るのかは、文脈で判断できるんだな。
TAIKI
ええ、そうなの?
そうだって!たとえば、二人の女性が、男性の集団を見て、ひとりが「誰がタイプ?」と聞いたと想像してみて。
TAIKI
ほうほう、OK、想像した。
その時に、Yang tinggi ituと言ったならば、Yang tinggi ituの前にはOrang(人)、あるいはLaki laki(男性)が隠れていることがわかるな。
TAIKI
なるほど。たしかにどう考えても「人」のことを話してるもんな。
つまり、「Orang yang tinggi itu:あの背の高い人」というか、「Yang tinggi itu:背の高い(ヤツ、人)」と言ってるかの違いで、意味的意味的には同じなんだ。これはほかの文脈でも同様のことが起こる。例えば、本屋さんに行って赤い本が欲しければBukuを省略した形でこのように言えるわけさ。
Yangの前に名詞がなくてもOKで、名詞が省略されている場合は「~のやつ」「~の」と訳していれば結構しっくりくるぞ。
TAIKI
おお、これは分かりやすい。
服屋に行った際に「Yang besar:大きいやつ」とか、「Yang putih:白い」とかね。いろんな場面で使える。

主語+動詞を名詞につなぐパターン

では次にもっと複雑なYangの後ろに「主語」と「動詞」が入って、Yangの前の名詞を修飾するパターンを見てみよう。
TAIKI
ちょっと何言ってるかよくわからないので、例文ちょうだい!
今まで何をやってきた、例文を見てみよう。
例文

Minuman yang saya minum tidak enak.

私が飲んだドリンクはまずい。

  • minuman:ドリンク、飲み物 ※minum(飲む)に接尾辞-anがついて名詞になっています。
  • saya:私
  • minum:飲む
  • tidak~:~ない
  • enak:おいしい

この文章の主語は「Minuman yang saya minum」となるんだ。

TAIKI
長いな…ややこしい。
「Saya minum:私が飲んだ」という「主語+動詞」の文章があるけども、それさえもMinumanを修飾し、Minuman yang saya minum(私が飲んだドリンク)という大きな主語となっているわけだ。
TAIKI
ほうほう、なるほど、そう言ってくれればわかりやすい。
そうそう、で、熟語は、「Tidak enak:まずい」だから

Minuman yang saya minum tidak enak.

(主語)私が飲んだドリンクは(述語)まずい

という文章になるわけ。

TAIKI
たまにyangのせいで、主語がどこまでつづいているのか?っていうことが結構あるからな。助かるわ。

他でもない~だ(強調のYang)

では、Yangの3つ目、これはYang前を強調するために使われるYangについての話。

例えば、

私はヤンティです。

っていうよりも、

ヤンティです。

っていう方が、より自分のことをちょっと偉そうに、というか強調して言っているニュアンスがあるだろ?

TAIKI
うん。
例えば、ヤンティは天才的に歌がうまいんだけど、そんな「私」歌ったんだよ、ほかの誰でもなく「私」歌ったんだよ!!と強調して伝えたい場合、Saya menyanyi.(私は歌いました)ではなく、yangを使って「私」を強調できるわけ。
例文

Saya yang menyanyi.

(他でもなく)私歌った

  • saya:私
  • menyanyi:歌う
という感じになるわけ。
TAIKI
ほう!なるほど!
よく文章を読んでいて「なんでここにYang」が入ってるんだ?と感じることがあるかもしれない、そんな時には一度この何かを強調しているYangの存在を疑ってみることだな。今までいろんなyangを説明してきたがある程度まとめられたはずだ。複雑なyangに関してもタイキに説明してもらったから最後に復習がてら見ておくように。
よく文章を読んでいて「なんでここにYang」が入ってるんだ?と感じることがあるかもしれない、そんな時には一度この何かを強調しているYangの存在を疑ってみることだな。今までいろんなyangを説明してきたがある程度まとめられたはずだ。複雑なyangに関してもタイキに説明してもらったから最後に復習がてら見ておくように。

次のレッスンはこちら▼

インドネシア語の「-nya」の意味と使い方を例文で学ぶ

14 COMMENTS

土田 京子

学びの場を設けて下さって感謝しています。
Apa yang ~の文章の作り方が解りません。
語順、動詞の変化、等です。
宜しくお願いします。

返信する
Hari

どうも、初めまして。時々JAPANESIAで記事を書いています、ハリと申します。

Apa yang ~ が気になりますので、説明をしてみます。

Apa yang ~ の文章の構文は普通の文章と少し違いますから、文型の形で理解していくといいかもしれないですね。

まず、こういう文型があります。

① Apa yang + 2人称/3人称 + 動詞
Apa yang dia makan?
彼が食べるものは何。
普通の形式>Dia makan apa?(彼は何を食べる?)

Apa yang Ibu minum?
おばさんが飲むものは何。
普通の形式>Ibu minum apa?

Apa yang kamu bawa?
君は何を持つのか。
普通の形式>Kamu bawa apa?

Apa yang Bapak tulis?
おじさんが書くものは何。
普通の形式>Bapak tulis apa?

※ Apa yang ~ 形式と普通の形式を見ますと、各形式で協調する部分、つまり焦点が当てられる部分が違うことが分かると思います。
※ Apa yang ~ 形式の焦点は、動詞の対象になるものです。
※ 一方、普通の形式の焦点は、主語が行う行為です。
※ また、日本語訳も少し不自然なところがあるかと思いますが、その訳は、意味のイメージとして参考にしてください。
※ 今回、テンスつまり時制は無視してください。

まず、この文型を見て、理解を確認しましょう。確認出来たら、また次の文型にいきたいと思います。

よろしくお願いします。

返信する
ガリコ

Bukan DVD ya, buku yang tidak boleh saya baca(この記事内).とか
他にも alamat dan no.telepon yang bisa saya hubungi という文があるのですが
yangの後は、yang+助動詞+主語+動詞 になるのですか?
普通の文は、主語+助動詞+動詞 ですよね?
Terimah kashi.

返信する
Hari

ガリコさん、
どうも、初めまして。JAPANESIAで時々記事を書いています、ハリと申します。

ガリコさんが理解した通り、この Yang の構文は普通の構文と違います。

前回、Apa yang ~というのを文型の形で説明してみましたが、Yang + 助動詞も決まった塊、つまりペアとして理解したり、覚えたりしてもいいかと思います。

例文をいくつか見てみましょう。

イスラム教の人が自分が食べられるおにぎりについて話す時:
Onigiri yang bisa saya makan adalah Shake dan Tuna Mayo.
私が食べられるおにぎりは、鮭とツナマヨです。

漢字を勉強している人が自分が読める感じについて話す時:
Kanji yang bisa saya baca adalah 勉強 dan 読む
私が読める漢字は、「勉強」と「読む」です。

別の助動詞を使ってみましょう。

Komik yang sering saya baca adalah Dragon Ball dan One piece.
私が頻繁に(よく)読んでいるのは、『ドラゴンボール』と『ワンピース』です。

Teh yang suka saya minum adalah Gogo no kocha.
私がよく飲んでいるお茶は「午後の紅茶」です。

上記の例文を見てみますと、…Yang+助動詞…adalah…という構文が殆どですね。これは、Yang+助動詞 の構文によく使われるパターンで、この構文は、普通の構文と違うという考え方はいいと思います。

上記の例文を「普通の構文」に変えてみましょう。

※ Onigiri yang bisa saya makan adalah Shake dan Tuna Mayo.
Saya bisa makan Onigiri Shake dan Tuna Mayo.

※ Kanji yang bisa saya baca adalah 勉強 dan 読む
Saya bisa baca Kanji 勉強 dan 読む.

※ Komik yang sering saya baca adalah Dragon Ball dan One piece.
Saya sering baca komik Dragon ball dan One piece.

※ Teh yang suka saya minum adalah Gogo no kocha.
Saya suka minum Teh Gogo no kocha.

普通の構文にしてみると、文自体の焦点が変わるので、全体的なニュアンスも変わります。

まずはこんな感じです。まだ疑問が残っていると思いますので、それをコメントとして是非書いてください。

よろしくお願いします。

返信する
Hari

ガリコさん、
お返事をありがとうございます。
よかったです。また分からないことがあったら、いつでもどうぞ ^^

返信する
ガリコ

ガリコです。いつもお世話になります。
上記の質問の答えは、どこでみればいいのでしょうか?
よろしくお願いいたします。

返信する
ナカノユリコ

ガリコです。度々すみません。
[ジャパネシア (https://japanesia.net) の購読をスタートしました。今後、新しい投稿のメール告知を送信します。]
というメールをいただきました。これで少しお待ちすれば良いですか?
Terimah Kasih.

返信する
丸山勇

Yang の使い方がだいぶわかってきました(^^)。ところで、以下の文
Banyak orang Indonesia yang suka orang Jepang. は
「多くのインドネシア人は日本人が好きです。」と訳されていますが、この yang がイマイチしっくりきません。私は上の文を「日本人を好きな多くのインドネシア人」と訳して「あれ、述語は?」と思ってしまいました。
上の文と、yang のない Banyak orang Indonesia suka orang Jepang. の違いは何でしょうか? また、「日本人を好きな多くのインドネシア人」と言いたい時はインドネシア語でどう言いますか? アドバイスをいただければ幸いです。

返信する
Hari Setiawan

丸山さん、どうも、ジャパネシアのハリです。
ご質問ありがとうございます。

「多くのインドネシア人は日本人が好きです。」という和訳はどっちかというと意訳だと思いますので、インドネシア語の元の構文と少しは違うところが出てきます。

「Banyak orang Indonesia yang suka orang Jepang.」は会話的な文書で、元の構文はこうだと思います。>>「Orang Indonesia yang suka orang Jepang ada banyak.」です。しかし、会話では、「Banyak orang Indonesia yang suka orang Jepang.」という構文も認められます。

また、Yangのない「Banyak orang Indonesia suka orang Jepang. 」も同じ意味を表しています。Yangの役割は日本人が好きなインドネシア人と他の外国人が好きなインドネシア人と区別することだと思います。基本的にインドネシア人は外国人が好きだと思いますが、Yangを入れることで、「日本人が好きなインドネシア人も多いですよ。」というニュアンスを出せるということです。

そして、この文書ですが、「日本人を好きな多くのインドネシア人」例えばこんな感じの日本語文書の場合:

「日本人を好きな多くのインドネシア人は日本語ができます。」
「Orang Indonesia yang suka orang Jepang, kebanyakan bisa bahasa Jepang.」

になるかなと思います。つまり、「日本人を好きなインドネシア人はほとんど日本語ができます。」と同じです。

もし他の例文があったら、是非教えてください。たくさんあった方が確認しやすいですね。

返信する
丸山

ハリさん、早速丁寧なご説明を有難うございます! なるほど、よくわかりました。
ちなみに、これまで私が出くわした同様の構文はすべて banyak や sedikit など、主語を修飾する単語が付いているような気がします。そのことも何か関係があるのでしょうかね? たとえば、以下のような文です。

特定の人だけこのクラスに参加できます。
Hanya orang-orang tertentu yang dapat mengikuti kelas ini.

ほんの少数の人々がその式典に参加しました。
Hanya sedikit orang yang hadir pada upacara itu.

日本には英語を勉強する人がたくさんいます。
Di Jepang banyak yang belajar bahasa Inggris ya.

Terima kasih banyak!!

返信する
Hari Setiawan

丸山さん、お返事をありがとうございます。
その通りです。Yangは単語を修飾する役割もあります。日本語の場合動詞をそのまま名詞とかにくっつけることで、名詞を修飾することができますが、インドネシア語はそのままくっつけることができず、クッションが必要です。そのクッションの役割を果たすのはYangです。

「orang yang hadir pada upacara itu.」
その式典に参加した人

「orang yang belajar bahasa Inggris」
英語を勉強する人

この文書ですが、「Hanya orang-orang tertentu yang dapat mengikuti kelas ini.」

私からすると「このクラスに参加できるのは、特定の人だけだ」というように訳して、Yangは「のは」のところで、「人」の代わりに出ています。

この文書も同じです。「Hanya sedikit orang yang hadir pada upacara itu.」。私から訳すとこうです。「その式典に参加した人はほんの少数です。」

そう訳すと、「参加した人」「Orang yang hadir」の関係性が分かると思います。

返信する
丸山

ハリさん、ご説明有難うございます。なるほど。
「このクラスに参加できるのは、特定の人だけだ。」
「その式典に参加した人はほんの少数です。」
というハリさんの訳だと、私にとって腑に落ちる感じがします。
言葉は生きていて、(特に会話の場合)正式な文法から外れるような表現も多々ありますから、それらも楽しみながら学んでいきたいと思います。
それにしても、私の質問にすぐに、しかも丁寧に回答してくださったのは感激でした!
今後ともよろしくお願いします。

返信する
Hari Setiawan

丸山さん!お返事をありがとうございます。
よかったです。
また他にあったら、いつでもご質問ください。
お待ちしております!

返信する

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