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インドネシア語のおすすめ「辞書」はこれ

インドネシア語を独学で勉強していると、頼りになるのはインドネシア語の辞書です。

分からない単語をちょちょっと調べることができる辞書はインドネシア語学習者であればだれでも一個は持っているといえるのではないでしょうか?

ただ、使う辞書によってはジャカルタ語などの方言が載ってない単語があったり、そもそも今のレベルには合ってなかったりして、

使う辞書によっては大きく学習効率を落としてしまってる可能性もあるのです。

【レベル別】インドネシア語の辞書

それぞれのレベル別合ったインドネシア語の辞書、それらのメリットをデメリットを丸ごと紹介しますので、ぜひ辞書選びの参考にしてみてください。

辞書は、言わばインドネシア語の学習における相方のようなものです。

だから、絶対に良い相方を早い段階で見つけておいてくださいね。

初級・中級レベル・検定D級・C級レベル

まず、初めてインドネシア語の勉強を始めて買うべき辞書は「最新インドネシア語小辞典」と言えます

インドネシア語の辞書の中には、一個の日本語を調べると、たくさんの訳が出てきて、いったいどれが正解なの?って混乱することもあると思いますが、佐々木さんの辞書だったら、的確にピッタリの訳が出てくるからわかりやすいですよ。

佐々木重次編「最新インドネシア語小辞典」の評価

メリット パッと調べて、パッと分かる。シンプルでややこしくない。関連語・派生語なども一緒に載ってるのでわかりやすい。頻繁に使われる訳だけが載っているので悩まずにすむ。。 デメリット インドネシア語特有の単語の変化、たとえば「me動詞」とか「ber動詞」の変化した状態だと検索できず、語幹(原型)で引く必要があるので入門レベルだと難しく感じることもある。紙の辞書だから調べるのに時間が掛かるし、かさばる。
MEMO
※大学の生協などで手に入るが、アマゾンなどでたまに販売されています。(アマゾンでチェックしてみる
こんな人におすすめ!

インドネシア語の基礎が分かっている初中級者以上の方。的確な和訳で見やすいを求めている方。
インドネシア語検定に向けて勉強したい方。

あと「Webio」「ディスカバーID」ってのは初心者には向いています。無料だし、オンラインで使えるので良い感じです。

「Webio」と「ディスカバーID」の評価

メリット 無料で使えて、派生語などでも検索可能。Webioは5万語収録。 デメリット たま~に日本語訳が間違ってるというか、少しニュアンスの違う訳がある(TAIKIの経験談)、これはホントにたまになので十分信頼できる。インターネット環境が必要。
こんな人におすすめ!

無料の辞書を使いたい方。インドネシア語の勉強を始めたばかりでまだ辞書を持っていない方。今の辞書が難しすぎると感じてる方。

中級以上レベル・検定C級~レベル

ある程度日常会話もできるようになって、今までの辞書だとちょっと物足りなく感じてきたときに絶対に持っておきたいのは「尾崎辞書」です。

Webioが5万語だから・・・その8倍以上でハンパないです。

熟語や慣用句、ことわざ、それからフォーマルな言葉からよく使われるスラングまで載っているので、これさえあれば!と言う感じです。

たとえば「ajar」って単語をWebioで検索すると・・・

ko

こんな感じで、「学ぶ、勉強する、隠者」って3つの意味が出てきますが、尾崎辞書でajarを調べるとこうなるんです!

henka

めっちゃ出てくるでしょ!

これだけの派生語、関連語、それに加えて、接尾辞anが付いたajaranとかも出てきます。だから、ざっと検索結果を見るだけでも勉強になります。

しかも、Nggak(いいえ)、kagak(いいえ)、ngapain?(何をしてるの?)kepo(知りたがり)などと言った話言葉も出てきます。

これはなかなかないんですよね。だから重宝しています。

メリット 語彙数が圧倒的に多く、検索しても載ってないという可能性が少ない。接辞(=例えば接頭辞のmeの変化)を理解していない人でも、そのままその単語を入れるだけで検索できる。ダウンロードすればネット環境がなくても使える。パソコン以外にもスマホでも使える。日本語からインドネシア語への検索もできる。 デメリット 初心者である場合は、たくさん検索結果が出ると迷う場合があるので、シンプルな「入門・初級レベル・検定E級・D級レベル」で紹介してる辞書の方が使いやすい場合もある。
こんな人におすすめ!

今使ってる辞書だと、出ない単語があったりして物足りなさを感じてる方。話し言葉やことわざなど、現地で使えるインドネシア語をマスターしたいと思っている方。

MEMO

尾崎辞書についてはこちらのリンクに連絡先が書いてあるので直接お問い合わせをして購入ができます。

そして、次に、「プログレッシブ インドネシア語辞典」です。

紙の辞書のほとんどは、インドネシア語と日本語の訳が一つずつのっているのが基本の型だったんですが、この辞書は、派生語まで乗っていて、初心者から上級者まで使えるこれからの時代を担っていく紙の辞書だと言えます。

メリット 紙の辞書だがコンパクトで持ち運びができます。しかも、多くの学習者が良い!と太鼓判を押しているのを聞いているのできっと役に立ってくれるはずです。
こんな人におすすめ!

どうしても紙の辞書を使いたいし、どうせならいい辞書を使いたい人。

Taiki
ちなみに僕はこの2つしか使ってないです。以下のYouTubeで具体的なメリットを話しています。

パソコン版ではポップアップ機能というものがあって、これをONにしておけば、ネット上のインドネシア語を「コピー」するとその場ですぐ意味が出てきます!これはすごいです!なので、難しいニュース記事がニガテな方もすぐに意味を取ることができるはずです。

例えば、ネット記事のUnggahをコピーするとこのようにすぐ意味が出るんです。だから記事を読むのもはかどります。

上級級レベル

【KBBI(Kamus Besar Bahasa Indonesia)】っていう「インドネシア語だけで書かれた辞書

もちろん難しいですが、使いこなせたならばかなり学習効率が上がります。

たとえば(KBBI)でajarを調べてみましょう。

j

尾崎辞書みたいな感じで、ajarだけでもこんなにたくさん出てきます。

さっきの尾崎辞書だと、ajarで検索したときに、接尾辞が付いた「ajaran」は出るけど接頭辞が付いたmengajarとかpembelajarは出てこないのですが、KBBIだと接頭辞もついたmengajarとかpembelajarとかもが出てきます。

つまり、文法の理解もできるのです。

me-kan」と「me-i」の違い、これもajarを調べたら出てくる例文を読んだら理解できちゃいます。

たとえば

ajarで検索してみると、mengajarkanとmengajariが出てきて、それぞれの例文も出てきます。

1.mengajarkan sejarah kepada kami

私たちに歴史を教えます。

2.mengajari adik naik sepeda

弟に自転車に乗るのを教える。

それぞれこのような訳になるのですが、

1.「me-kan」の場合はmengajarkanの後ろに「教えるもの=sejarah」kepada「人」の形ですが、

2.「me-i」の場合はmengajariの後ろにすぐ「人」が来ます(kepadaは省略)

インドネシア語の文法はまだ完全に体系化されてるわけじゃないので、体系を覚えるのも大事だけど、たくさんの文章に触れて正しい文法の「感覚」を養うことも大事です。

このKBBIはインドネシア語だけで構成されていてこの「感覚」を養うのに役立ってくる。だからレベルが上がってくるほど重宝すべき辞書だといえるわね。

KBBIの評価

メリット 語彙数が多い、ダウンロードするとインターネット環境がなくても使える。文法の理解にも役立つ。インドネシア教育省が出している公的な辞書だから安心。パソコン以外にもスマホでも使える。ダウンロード版は無料で使える! デメリット 初心者には難しい。
こんな人におすすめ!

細かい単語の意味や、インドネシア語の理解をより深めたい人。翻訳や通訳をされる方。

まとめ

インドネシア語をインドネシア人から教わることは非常に重要なことです。

ただ、日本人でインドネシア語ができる方、どんな辞書を使っているのか?なんてことは分からないし自分で調べて適当に使っている方がほとんどなのでまとめてみました。

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