もしかしてすでに触れてるかも?【接頭辞pe-】
英語でも「~er」を付けるでしょ、たとえば、
play⇒playerにすると、play(~をする)⇒player(~をする人)になるよね!
英語では語尾につくけど、インドネシア語だったら一番頭にpe~が付くの!
【接頭辞pe-】が付いたときの意味の違い!
- ~する人
- スポーツ選手
- 職業
- 性格・性質
- 道具
- 例外
接頭辞pe-で(~する人)という意味になるもの
- dengar(聞く)⇒pendengar (聴衆、聴き手)
- datang(来る)⇒pendatang (来訪者)
- belajar(勉強する)⇒pelajar(学生、生徒)
- berjalan kaki(徒歩)⇒pejalan kaki(歩行者)
- baca(読む)⇒pembaca(読者)
- cinta(愛)⇒pecinta(愛好者、恋人)
- tumpang(乗る)⇒penumpang(乗客)
- milik(持つ)⇒pemilik(所有者)
- kirim(送る)⇒pengirim(送り手)
- beli(買う)⇒pembeli(購入者)
- minum(飲む)⇒peminum(お酒をよく飲む人)
- merokok(タバコを吸う)⇒perokok(喫煙者)
- curi(盗む)⇒pencuri(泥棒)
- bekerja(働く)⇒pekerja(労働者,従業員)
- bekerja(働く)⇒pekerja (労働者,従業員)
- belajar(勉強する)⇒pelajar (生徒)
これってなんで「pebekerja」、「pebelajar」じゃないの?
普通はber動詞が付いたときにbekerja、belajarは「be」しかつかない特殊な動詞。だから接頭辞peが付くときにもちょっと変わっていてbeがpeにそのまま入れ替わる形になるんだよ。
- dengar(聞く)⇒mendengarになる⇒peを付けるとpendengar(聴衆)
- baca(読む)⇒membacaになる⇒peを付けるとpembaca(読者)
ってなわけ、この変化知らなかったらまた別の時にチェックしておいてほしいけど、たぶん何回も見ると自然に覚える。
接頭辞pe-で(スポーツ選手)を表すもの
- tinju(ボクシング)⇒petinju(ボクサー)
- tenis(テニス)⇒petenis(テニスプレイヤー)
- basket(バスケットボール)⇒pebasket(バスケットボールプレイヤー)
- judo(柔道)⇒pejudo(柔道の選手)
接頭辞pe-で(職業など)を表すもの
- nyanyi(歌)⇒penyanyi(歌手)
- tani(農業)⇒petani(農民)
- jual(売る)⇒penjual(売る子)
- lukis(絵画)⇒pelukis(画家)
- tari(踊り)⇒penari(ダンサー)
- siar(放送する)⇒penyiar(アナウンサー)
- tulis(書く)⇒penulis(作家)
- dagang(商売)⇒pedagang(商人)
接頭辞pe-で(人の性格・性質)を表すもの
- marah(怒る)⇒pemarah(よく怒る人)
- takut(怖がる)⇒penakut(臆病者)
- berani(勇気のある)⇒pemberani(勇敢な人)
- malu(恥ずかしい)⇒pemalu(恥ずかしがり屋)
- malas(なまけた)⇒pemalas(なまけもの)
- muda(若い)⇒pemuda(若者)
- jahat(悪い)⇒penjahat(悪者、犯罪者)
- ramah(親切な)⇒peramah(フレンドリーな人)
- lupa(忘れる)⇒pelupa(忘れっぽい人)
- diam(無言の)⇒pendiam(口数の少ない人)
接頭辞pe-で(道具)を表すもの
- garis(線)⇒penggaris(定規、ものさし)
- buka(開ける)⇒pembuka(開ける道具)、pembuka botol(栓抜き)、pembuka kaleng(缶切り)※kaleng=(缶)
- gukur(測る)⇒pengukur(計測用具)※測量人の意味をもつこともあります。
- cukur(剃る)⇒pencukur(シェーバー)
- pukul(たたく)⇒pemukul(たたく道具)
- panas(暑い)⇒pemanas(暖房、ヒーター)
- dingin(寒い)⇒pendingin(冷房)
- tutup(閉める)⇒penutup(フタ)
接頭辞pe-の例外
- terbit(出る)⇒penerbit(出版社)
- sebab~(~だから、~なので)⇒penyebab(原因)
- mobil pengangkut barang(貨物自動車)※pengangkut(輸送)、barang(物)
- kata penghubung(接続詞)※penhubungは「接続する道具と連絡員」の両方の意味を持っています。
- buku petunjuk(ガイドブック)※petunjuk=案内、指標(原型)
最後に確認と練習問題
一個は【接頭辞pe~】を使って、もう一個は使ってない!よく確認してみて!
- Bapak Shimizu belajar bahasa Indonesia.
清水さんはインドネシア語を勉強します。 - Bapak Shimizu adalah pelajar bahasa Indonesia.
清水さんはインドネシア語の学習者です。
- bapak~(~さん)※男性のみ。女性はibu~(~さん)
- belajar(勉強する)
- bahasa Indonesia(インドネシア語)
- Demam saya belum turun.
私の熱はまだ下がりません。 - Teman aku memberi obat penurun demam kepada saya.
私の友達は私に解熱剤を渡しました。
- demam(熱)
- belum~(まだ~でない)
- turun(下がる)
- memberi(与える)
- obat(薬)
- kepada~(~に)
- Yanti mengajar bahasa Indonesia kepada Taiki.
ヤンティはタイキにインドネシア語を教えます。 - Siapa pengajar bahasa Indonesia kepada Taiki?
タイキにインドネシア語を教える教育者は誰ですか?
- mengajar(教える)
- siapa(誰)
- Anak dia masih muda.
彼の子供はまだ若い。 - Pemuda itu anak dia.
その若者は彼の子供です。
- anak(子供)
- dia(彼、彼女)
- masih~(まだ~である)
- muda(若い)
最終チェック
Petenis adalah keren.
テニスプレイヤーはかっこいい。
Teman saya penakut.
私の友人は怖がりです。
Siapa peselancar wanita tercantik ?
一番美しい女性サーファーはだれですか?
Aku tidak bisa mengerti kata-kata pemabuk.
私は酔っぱらいの言葉が理解できない。
- tidak bisa(~できない)
- kata-kata(言葉)※kata(言葉)、名詞を2回繰り返すと複数を表します。
Di jalan raya ada banyak pedagang laki-laki.
大通りにはたくさんの男性の商人がいます。
Pemusik terkenal dunia adalah Michael jackson.
世界で最も有名なミュージシャンはマイケルジャクソンです。
Aku sudah lihat penjahat wanita kemarin.
私はすでに女性の犯罪者を昨日見ています。
Siapa pun dapat menjadi penulis artikel.
誰でも記事の作家になることができます。
Di mana ada agen pembantu rumah tangga Surabaya.
スラバヤの家政婦の代理店はどこにありますか?
Dia adalah perokok yang sehat.
彼は元気な喫煙者だ。
Pemukul bisbol adalah bat.
野球のたたくものはバットです。
Kalau di bali tidak usah pemanas ya.
バリではヒーターは必要ありません。
Sifat pendiam dan pemalu memang sangat penting untuk menggambar.
無口な人と恥ずかしがり屋の人の性格はきっと絵を描くのにとても必要です。
Pecinta buku itu cantik.
読書家(本の愛好家)は美しい。
A. pengarang | B. pengajar | C. pelukis | D. pesan |
正解は「D」
- pengarang(著者)
- pengajar(教育者)
- pelukis(画家)
これに対してpesan(注文する)は動詞だから仲間はずれはこれ!
あ!ガチャガチャ!
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「お誕生日おめでとう」をインドネシア語で
dagang → mendagang → pendagang とならず pedagang となるのには意味があるのでしょうか? cinta も同じく pencinta とはならないのでしょうか?
Halo Mariko san, terima kasih atas pertanyaannya ya.
初めまして、時々こちらに記事を書かせていただいている者で、ハリと申します。
インドネシア語の動詞は、その動詞をフォーマルな形にする場合、他動詞という動詞のグループの場合、Me という接頭辞を付けますが、自動詞の場合は Ber という接頭辞を付けて、動詞をカジュアル形式からフォーマル形式に変えることができます。
この場合、「Dagang」は「自動詞」という動詞のグループに入っているので、「Mendagang」という形式はありますが、ほとんど使われていないですね。あるとしても、別の接辞と組み合わせて使われることが多いです。「Dagang」のフォーマル形式は「Berdagang」で、Ber という接頭辞が付いています。
そして、Pe という接辞に関しては、他の接辞と同じように、他の単語と組み合わせる時に法則があります。つまり、他の単語の最初の文字で Pe が Pen になったり、Pem になったりして変わります。
意味的な変化はあります。Pe という接辞は、動詞又は形容詞(又は形容動詞)を名詞に変えるという機能を持っています。意味の変化は、Pe と付いている動詞が表す動作をやる人やその動作を行うための道具や物になります。例えば、Dagang「商売する」>Pedagang は「商売する人>商売人」という意味になります。
また、「Pecinta」に関しても、「Cinta」の最初の文字の「C」の都合によって、「Pencinta」にならず「Pecinta」になります。
このような動詞の変化は日本語にもあると思います。「買います」(KAIMASU)が「買って」(KATTE)になりますが、「遊びます」(ASOBIMASU)は「遊んで」(ASONDE)になりますよね。
という感じですが、いかがでしょうか。
HARIさん、丁寧な解説ありがとうございます。
ということは。。。dagangやcintaに関しては、語幹の先頭文字が d や c の場合、接頭辞が pen- となる法則が当てはまらない、例外ということになるのでしょうか?
Mariko さん、Terima kasih atas balasannya ya.
今、自分が間違えて説明してしまったことに気づきました ^^;
すみません!
先頭文字がDとCの場合、Pe という接頭辞が確かにPen-と変わるという法則がありました。
先ほど、KBBI(オンラインインドネシア語辞書)で調べたら、Pecinta はないみたいですね。Pencinta はありました。しかし、やはり Pendagang はなかったです。つまり、Dagang に関しては、Mariko さんが書いた通り、例外になりますね。Pe+Dagang は Pendagang にならず、Pedagang になりますね。
昨日の説明は忘れてください。特に Pen- の法則について f^^;
すみませんでした。
しかし、Pencinta じゃなく、日常会話で Pecinta という単語を使う人もかなりいるようです。
HARIさん、わざわざ調べて頂いて、どうもありがとうございました。スッキリしました(*´∀`)♪ 語学は法則通りにいかない事が多いとは分かっていても、こだわってしまって(^^;; こういう風に答えていただけると助かります‼︎ありがとうございます(≧∀≦)
いいえ、こちらこそ!皆さんからのコメントと質問を喜んで対応させていただきます。分からないことがあったら、いつでもどうぞ!
こんにちは!どうしてもわからないことがあり、質問させて頂きます。
よろしくお願いします。
pembacaはbacaがbから始まるので、me動詞同様に「pembaca」となるとの説明がありますが、
その少し下に記載がある
basket(バスケット)は、同じくbから始まっているのに「pembasket」とならず「pebasket」と
なっています。
tenisもpenenisではなく「petenis」となっています。
職業をあらわすpeの欄も、「t」から始まっているのに
tani(農業)⇒petani(農民)となっており、penaniとはなっていません。
しかし、tari(踊り)⇒penari(ダンサー)は、tがnに変化していますよね。
これは、変化するもの、しないもの、見分け方等あるのでしょうか?
どうも、初めまして。ジャパネシアのハリです。
ご質問ありがとうございます。
Pe接頭辞に関しては、まずその接頭辞が付く単語の役割を見て変化が予測できるかと思います。
Basket, Tenis, などは名詞ですが、Baca はもともと動詞で、「Membaca」という形がありますので、おそらくそれと関係して、「Pebaca」じゃなく「Pembaca」に変化すると思います。
また、動詞の場合、その動詞は他動詞か自動詞なのかということも関係していると思います。
「Tani」に関しては、役割が2つあって、名詞でありながら、動詞としての役割も果たしています。動詞の場合、「Tani」は自動詞で、Me 接頭辞じゃなく、Ber 接頭辞が付きますので、「Penani」じゃなく、「Petani」になります。一方、「Tari」も「Tani」と同じで、名詞であり、動詞でもあるという単語ですが、Bertari という形はあるが、一般的ではなく、「Menari」の方が一般的で、それと関係して、Peと付く時に、「Petari」じゃなく、「Penari」になります。
動詞に関しては、自動詞とか他動詞とかと関係しているとか書きましたが、自動詞とか他動詞に対して、日本語とインドネシア語の言語観の定義の違いやそれぞれの種類の性格(自動性、他動性)の違いなどもありますので、かなり複雑な分析が必要です。
という解説ですが、ご参考までにいただければと思います。
ハリ先生
大変ご丁寧な解説を頂き、ありがとうございました。
単語の元の性質に注目して、me動詞であれば、それに従った形で
「pe」も変化するということですね!
初心者の私にも、すごくすごく解りやすい説明をして頂き、ありがとうございます。
すっきりしました!
youtube でのハリ先生の動画、毎回楽しく拝見させて頂いております。
インドネシアもまだまだコロナが流行しているようですね
どうぞご自愛くださいませ。
ご回答、ありがとうございました!
田中さん、返信が遅くなり申し訳ありません!
よかったです。
来週も新しい動画を出しますので、是非ご覧ください。
よろしくお願いします。^^