僕が初めてインドネシアに行くとき、実は知っている料理って一つもありませんでした。
日本人の舌に合うのか?など全く考えずにインドネシアに行って初めてナシゴレンってインドネシア料理だったんだ~と知ってから、3か月たって本当にいろんなインドネシア料理にチャレンジしてきました。
- 油っこい
- 塩っ辛い
- 辛い
この3つに加えて僕は「うまい!」と思います。味は日本人好みで、僕も非常にインドネシア料理は好きですが、あっさりしたものが食べたくなるのも事実。でもしばらく食べないと恋しくなる!
インドネシアのことについて知りたければインドネシア料理から学んでいきましょう!
インドネシア料理を覚えながら一緒にインドネシア語も学んでいきましょう♪
おいしいインドネシアの料理一覧
インドネシアはいろんな文化や島々で成り立っている国ですので、地域によって食べるものも違いますので、代表的インドネシア料理・ジャワ料理・スンダ料理・バリ料理・パダン料理に分類しています。
代表的インドネシア料理(ジャカルタ・バンドゥンなど)
まず、インドネシアに行けば必ず食べるであろうものを紹介していきます。ジャカルタに行けば高確率で出会うであろう料理なので、行く前にチェックしておくといいと思います。
nasi goreng(ナシ・ゴレン)
ナシは(ごはん)、ゴレンは(揚げる)の意味を持っているインドネシアと言えばこれ!という料理です。日本でいうチャーハンと同じような感じで、ごはんの上に卵焼きを乗せたり、kerupuk(揚げせんべい)のトッピングがあったり、野菜と一緒に焼いたりなどのアレンジも楽しめます。
日本でもナシゴレンを販売している料理店はちらほら見かけますし、インドネシア料理のお店に足を運ぶと確実においている料理です。最近では無印良品でも「ナシゴレンの素」なるものが発売されているので日本の家庭でも楽しむことができるようになっています。
ナシ・ゴレン(インドネシア風炒飯)の材料(2人前):
基本材料:
- ご飯: 400g(冷やご飯がベスト。新しいご飯でも大丈夫ですが、少し冷やしておくと炒めやすいです)
- 鶏肉(またはエビ、牛肉、ベーコンなどお好みのタンパク質): 100g(細切りまたは一口大)
- 玉ねぎ: 1/2個(みじん切り)
- ニンニク: 2片(みじん切り)
- 赤唐辛子(お好みで): 1本(薄くスライス、またはみじん切り)
- 卵: 2個(目玉焼き用)
- 油: 適量(サラダ油やゴマ油など)
調味料:
- ケチャップ・マニス(甘いインドネシア醤油): 大さじ2(なければ普通の醤油と砂糖で代用可)
- 醤油: 小さじ1
- 塩: 小さじ1/4(味を見て調整)
- 胡椒: 適量
- オイスターソース(お好みで): 小さじ1
- トマトケチャップ(お好みで): 小さじ1
トッピング:
- きゅうり: 薄切り数枚
- トマト: スライス数枚
- サンバル(インドネシアのチリソース): お好みで
- フライドエシャロット(揚げた玉ねぎ): お好みで
作り方:
1. 準備:
- ご飯は冷蔵庫で冷やしておくと、炒める時に粘らずにパラパラに仕上がります。
- 鶏肉や他のタンパク質を一口大に切り、味付けをしておく場合は、塩、胡椒、醤油少々を振って軽く下味をつけます。
2. 鶏肉の調理:
- フライパンに油を熱し、中火で鶏肉を炒めます。表面がこんがり焼けて火が通るまでしっかり炒めたら、一旦取り出しておきます。
3. 野菜と調味料の準備:
- 同じフライパンに少し油を足し、みじん切りにした玉ねぎ、ニンニク、赤唐辛子を入れて炒めます。香りが立って、玉ねぎが透明になるまで炒めてください。
4. ご飯を炒める:
- 冷えたご飯をフライパンに加え、ヘラでご飯をほぐしながら中火で炒めます。ご飯が均一に熱くなり、しっかりほぐれるまで炒めましょう。
5. 調味料を加える:
- ケチャップ・マニス、醤油、塩、胡椒、オイスターソース、トマトケチャップを加えて、全体に調味料が絡むように炒めます。このとき、色が均一になるようにしっかり混ぜてください。
- 取り出しておいた鶏肉もここで戻し、再度混ぜ合わせて温めます。
6. 目玉焼きを作る:
- 別のフライパンに油を少量入れ、中火で卵を目玉焼きにします。好みに応じて半熟か固めに仕上げてください。
7. 盛り付け:
- 炒飯を皿に盛り、上に目玉焼きを乗せます。きゅうりやトマトを添えて彩りよく盛り付けます。
- お好みでフライドエシャロットやサンバルをトッピングして完成です。
ポイント:
- ケチャップ・マニス: ナシ・ゴレンの甘くてコクのある味付けには欠かせません。日本ではアジア系の食材店やインターネットで入手可能です。ない場合は、醤油と砂糖を少し多めに加えて代用できます。
- 冷やご飯を使う理由: 冷たいご飯は水分が少なく、炒めるときに粘らないため、パラパラの炒飯に仕上がります。
nasi kuning(ナシ・クニン)
インドネシアのごはんは、基本的にはnasi putih(白米、※putihは「白」の意味)かnasi kuning(ナシ・クニン)の2種類で、このナシクニンにはウコンとココナッツミルクで炊いているので、ほんのりと甘く、そしてカレーのようなスパイスが薄く効いたごはんです。これは日本でいう赤飯のような存在で、普段の食卓にも並ぶのですが、お祝い事の時によく食べられる料理です。
kuningの意味は「黄色!」だから「ナシ・クニン」は「黄色いごはん」です!
ナシクニンの材料(4人前): 基本的に大人数で食べるものです!
基本材料:
- ジャスミンライス(または日本の米): 2カップ(約400g)
- ココナッツミルク: 200ml
- 水: 300ml(ココナッツミルクと合わせて通常の水量にします)
- ターメリックパウダー: 小さじ1(または生ターメリックのすりおろし約2cm分)
- 塩: 小さじ1/2
- レモングラス: 1〜2本(軽くつぶして香りを出す)
- コブミカンの葉(ダウンサラム、なくても可): 2枚
- バイリーフ(ローリエ): 2枚
- シナモンスティック: 1本(お好みで)
- 生姜: 2cm(スライス)
- パンダンリーフ(なくても可): 1枚(結んで使う)
トッピングと付け合わせ(オプション):
- 鶏肉のから揚げ(アヤムゴレン)
- テンペや豆腐の揚げ物
- ゆで卵または卵焼き
- サンバル(インドネシアのチリソース)
- フライドエシャロット(揚げた玉ねぎ)
- キュウリ、トマト
作り方:
1. 米の準備:
- 米を2〜3回水で研ぎ、しっかりと水を切ります。通常は研いだ米を30分ほど浸水させておくとよいですが、ココナッツミルクを加えるのでこの段階では浸けなくてもOKです。
2. ココナッツミルクと調味料の準備:
- ココナッツミルクと水を混ぜたものを鍋に入れます。そこにターメリックパウダー、塩、レモングラス、コブミカンの葉、バイリーフ、シナモンスティック、生姜、そしてパンダンリーフを加えます。ターメリックの黄色が水全体に均一に行き渡るようによくかき混ぜてください。
3. 炊飯:
- 鍋に米を加え、よく混ぜてから通常のご飯を炊くように火にかけます。炊飯器を使用する場合は、ココナッツミルクと調味料を米と一緒に入れて炊きます。鍋で炊く場合は、強火で沸騰させた後、弱火にして蓋をして約15〜20分ほど炊きます。ご飯がふっくらと炊けるまで蒸らしてください。
4. 最終仕上げ:
- ご飯が炊きあがったら、レモングラスや葉っぱ類(コブミカンの葉、バイリーフ、パンダンリーフ)を取り除きます。軽くかき混ぜて余分な蒸気を飛ばし、ふっくらとした仕上がりにします。
5. 盛り付け:
- ナシクニンを大きなお皿に盛り付け、付け合わせのアヤムゴレン(鶏肉の揚げ物)、テンペの揚げ物、ゆで卵、サンバル、フライドエシャロット、キュウリやトマトを添えて彩りよく盛り付けます。
ポイント:
- ターメリック: ナシクニンの特徴的な黄色を出すためにはターメリックが欠かせません。ターメリックパウダーは手に入りやすいですが、生のターメリックをすりおろすと、さらに風味が良くなります。
- ココナッツミルク: ご飯にリッチな風味を与えます。ココナッツミルクの量は好みに応じて調整できますが、あまり多すぎるとべたつくので注意してください。
- レモングラスやパンダンリーフ: これらのハーブはインドネシア料理特有の爽やかな香りを加えます。手に入らない場合でも省略しても構いませんが、使うと本格的な風味が楽しめます。
nasi uduk(ナシ・ウドゥック)
これは好き嫌いが分かれるのですが僕は非常に大好きなごはんの一種です。これもインドネシアでレストランに行くとよく出されるごはんで、ローリエなど香辛料やハーブ類そしてショウガ、ココナッツミルクで炊くごはん!
ナシウドゥック(Nasi Uduk)の材料(4人前):
基本材料:
- ジャスミンライス(または日本の米): 2カップ(約400g)
- ココナッツミルク: 400ml
- 水: 200ml(ココナッツミルクと合わせてご飯を炊くのに必要な量に調整)
- 塩: 小さじ1
- レモングラス: 1本(軽くつぶして香りを出す)
- コブミカンの葉: 2枚
- バイリーフ(ローリエ): 2枚
- 生姜: 2cm(スライス)
- パンダンリーフ(なくても可): 1枚(結んで使う)
トッピングと付け合わせ(オプション):
- 鶏肉のから揚げ(アヤムゴレン)
- ゆで卵
- テンペ(発酵大豆の揚げ物)
- サンバル(インドネシアのチリソース)
- フライドエシャロット(揚げた玉ねぎ)
- キュウリ、トマト
作り方:
1. 米の準備:
- 米を2〜3回水で研ぎ、しっかりと水を切っておきます。30分ほど浸水させるとさらにふっくらと炊けます。
2. ココナッツミルクと調味料の準備:
- ココナッツミルクと水を鍋に入れ、塩、レモングラス、コブミカンの葉、バイリーフ、生姜、パンダンリーフを加えます。中火で煮立たせながら、香りが立つまで混ぜます。
3. 炊飯:
- ココナッツミルクと調味料を一緒に米を加え、通常の炊飯器で炊きます。または、鍋で炊く場合は沸騰後に弱火にして蓋をし、15〜20分ほど炊きます。
4. 盛り付け:
- ナシウドゥックを皿に盛り付け、アヤムゴレンやテンペ、ゆで卵、サンバル、フライドエシャロットなどを添えて完成です。
ポイント:
- ココナッツミルクで炊いたご飯が特徴的で、まろやかでコクのある風味が楽しめます。
- レモングラスやパンダンリーフを使用すると、さらに本格的な香りが出ますが、手に入らない場合は省略可能です。
mie kuah(ミークア)
mieは(麺)の意味、そしてkuah(汁)という意味で、インドネシア版のラーメン的な存在ですが、味は全くコッテリしておらず、あっさりとさわやかに食べることができるので、油っこいのに飽きたらぜひ食べてください。日本でいう「汁そば」になりますので、そっちのほうがイメージしやすいかも!
ミークア(Mie Kuah)の材料(2人前):
基本材料:
- 中華麺(卵麺やインスタントラーメンも可): 2玉
- 鶏肉または牛肉: 150g(薄切り)
- にんにく: 2片(みじん切り)
- 生姜: 1cm(みじん切り)
- 玉ねぎ: 1/2個(みじん切り)
- 青菜(ほうれん草、空芯菜など): 適量
- 人参: 1/2本(薄切り)
- 水: 500ml(または鶏ガラスープ)
調味料:
- 醤油: 大さじ2
- オイスターソース: 大さじ1
- 鶏ガラスープの素: 小さじ1
- 塩: 適量
- 胡椒: 適量
- ごま油(お好みで): 少量
トッピング(オプション):
- フライドエシャロット
- サンバル(インドネシアのチリソース)
- ゆで卵
- ライム
作り方:
1. 下準備:
- 鶏肉または牛肉を薄切りにし、軽く塩と胡椒で下味をつけます。
- 中華麺を表示通りに茹で、水気を切っておきます。
2. スープ作り:
- 鍋に油を熱し、にんにくと生姜を炒めます。香りが立ったら玉ねぎを加え、透明になるまで炒めます。
- 薄切り肉を加え、火が通るまで炒めます。
- 水または鶏ガラスープを加え、煮立たせます。スープが沸騰したら、鶏ガラスープの素、醤油、オイスターソース、塩、胡椒で味を調整します。
3. 野菜を加える:
- 人参と青菜をスープに加え、さっと煮ます。野菜が柔らかくなったら火を止めます。
4. 盛り付け:
- 麺を器に盛り、上からスープをかけます。お好みでフライドエシャロットやサンバル、ゆで卵、ライムを添えて完成です。
ポイント:
- スープは好みの濃さに調整できるので、鶏ガラスープの素や醤油の量を調整してください。
- インドネシアのサンバルを加えることで、スパイシーで本格的な味わいになります。
mie goreng(ミー・ゴレン)
さっき出てきたmie(麺)とナシゴレンのgoreng(揚げる)でmie goreng!
これはインドネシア版の焼きそばでナシゴレンとミーゴレンはきっとインドネシア在住インドネシアなら大好き!なはず。
ミーゴレン(Mie Goreng)の材料(2人前):
基本材料:
- 中華麺(卵麺やインスタント麺でも可): 2玉
- 鶏肉、エビ、または牛肉: 150g(薄切り)
- 玉ねぎ: 1/2個(みじん切り)
- ニンニク: 2片(みじん切り)
- もやし: 100g
- キャベツ: 50g(ざく切り)
- 人参: 1/2本(千切り)
- 卵: 2個(炒め用)
調味料:
- ケチャップ・マニス(甘いインドネシア醤油): 大さじ2
- 醤油: 小さじ1
- オイスターソース: 大さじ1
- 塩: 少々
- 胡椒: 適量
- サンバル(お好みで): 小さじ1
- ごま油(お好みで): 少量
トッピング(オプション):
- フライドエシャロット
- キュウリとトマトのスライス
- ゆで卵や目玉焼き
- サンバル(辛さ調整用)
作り方:
1. 下準備:
- 中華麺を茹で、表示通りに茹でた後、水を切り、少量の油を絡めておきます。
- 鶏肉やエビなどの具材に軽く塩と胡椒を振り、下味をつけておきます。
2. 具材の炒め:
- フライパンに油を熱し、卵を割り入れて軽くスクランブルにし、一旦取り出しておきます。
- 同じフライパンにニンニクと玉ねぎを入れ、香りが立つまで炒めます。
- 鶏肉やエビを加え、火が通るまで炒めます。
3. 野菜と麺を炒める:
- キャベツ、もやし、人参を加え、しんなりするまで炒めます。
- 茹でた麺を加え、ケチャップ・マニス、醤油、オイスターソース、サンバルを入れて全体に絡めながら炒めます。
4. 最終仕上げ:
- 先ほど炒めた卵を戻し、全体をさっと混ぜ合わせます。
- 味を見て塩、胡椒で調整し、最後にごま油をひとたらしして香りをつけます。
5. 盛り付け:
- ミーゴレンを皿に盛り付け、フライドエシャロットやキュウリ、トマトのスライスを添えます。お好みでゆで卵や目玉焼きを乗せても美味しいです。
ポイント:
- ケチャップ・マニスは甘みを加えるので、インドネシア風の味わいを再現するのに重要です。無ければ醤油と砂糖を混ぜて代用可能です。
- サンバルを加えると辛さを調整できますので、お好みで調整してください。
bihun goreng(ビーフン・ゴレン)
bihunは日本語でもおなじみ「ビーフン」のことです。焼きビーフンはインドネシアでも食べることができますよ~!
ビーフン・ゴレン(Bihun Goreng)の材料(2人前):
基本材料:
- ビーフン(米粉の麺): 150g
- 鶏肉またはエビ: 150g(薄切り)
- 玉ねぎ: 1/2個(みじん切り)
- ニンニク: 2片(みじん切り)
- もやし: 100g
- 人参: 1/2本(千切り)
- キャベツ: 50g(ざく切り)
- 卵: 2個(炒め用)
調味料:
- ケチャップ・マニス: 大さじ2
- 醤油: 小さじ1
- オイスターソース: 大さじ1
- 塩: 少々
- 胡椒: 適量
- サンバル(お好みで): 小さじ1
- ごま油(お好みで): 少量
トッピング(オプション):
- フライドエシャロット
- キュウリとトマトのスライス
- ゆで卵や目玉焼き
- サンバル(辛さ調整用)
作り方:
1. ビーフンの準備:
- ビーフンを熱湯で3〜5分茹で、柔らかくなったら冷水で締めて水気を切っておきます。
2. 具材の炒め:
- フライパンに油を熱し、卵をスクランブル状にして一旦取り出します。
- 同じフライパンにニンニクと玉ねぎを入れて香りが立つまで炒め、鶏肉やエビを加えて火が通るまで炒めます。
3. 野菜とビーフンを炒める:
- 人参、キャベツ、もやしを加えて炒め、少ししんなりしたらビーフンを加えます。
- ケチャップ・マニス、醤油、オイスターソース、サンバルを加え、全体に絡むように炒めます。
4. 最終仕上げ:
- 取り出しておいた卵を戻し、全体をさっと混ぜ合わせて塩と胡椒で味を調えます。
- ごま油をひとたらしして香りをつけて火を止めます。
5. 盛り付け:
- ビーフン・ゴレンを皿に盛り、フライドエシャロット、キュウリ、トマトのスライス、ゆで卵などを添えて完成です。
ポイント:
- ビーフンはあまり茹ですぎず、食感が残る程度に調整しましょう。
- ケチャップ・マニスで甘みを出し、サンバルで辛さを調整するのがポイントです。
nasi campur(ナシ・チャンプルー)
これはバリに行っても、マレーシアに行っても、そしてシンガポールに行っても食べた僕の大好物のナシ・チャンプルー!
おかずをいろいろと乗せることができるのですが、基本的にはお店の棚にたくさんのおかずが陳列されていて、好きなものを選びます。魚やお肉、野菜、卵など好きな食べ物をなんでも選べます。画像のようにおさかなをデーンとごはんの上にも乗せちゃって贅沢を楽しんで下さい♪
ナシ・チャンプルー(Nasi Campur)の材料(4人前):
基本材料:
- ご飯(ジャスミンライスや日本の米): 4杯分
- 鶏肉、牛肉、またはエビ(アヤムゴレンやサテ、ビーフレンダンなどお好みのタンパク質を使用)
- ゆで卵または半熟卵: 4個
- テンペや豆腐の揚げ物: 適量
- 野菜(ウラプ/ルデュなど蒸し野菜サラダ): 適量
- サンバル(インドネシアの辛いチリソース): 適量
- フライドエシャロット: 適量
- キュウリとトマトのスライス: 適量
調味料(付け合わせ):
- ピーナッツソース(サテ用のソース): お好みで
- ケチャップ・マニス(甘いインドネシア醤油): お好みで
- 塩: 少々
作り方:
1. ご飯を炊く:
- ご飯を通常通り炊きます。ジャスミンライスやココナッツミルクで炊いたご飯を使うと、風味が豊かになります。
2. メインのタンパク質を準備:
- アヤムゴレン(鶏の揚げ物)、ビーフレンダン(牛肉のココナッツ煮込み)、またはサテ(串焼き肉)など、お好みのメインタンパク質を準備します。各家庭や地域で使用する肉や調理方法が異なるため、自由に選んでください。
3. 揚げ物や野菜を用意:
- テンペや豆腐を揚げて、サクサクの食感を出します。野菜はウラプ(ココナッツ風味の蒸し野菜)やルデュ(ピーナッツソースをかけた野菜)などでさっぱりと仕上げます。
4. サンバルを作る(または購入):
- サンバルはインドネシア料理に欠かせないスパイシーなソースです。市販のサンバルを使ってもいいですが、ニンニク、唐辛子、塩、ライムジュースを混ぜて自家製サンバルを作るのもおすすめです。
5. 盛り付け:
- 大きな皿にご飯を中央に盛り付け、その周りに鶏肉、揚げテンペや豆腐、野菜、ゆで卵、サンバルを彩りよく配置します。
- フライドエシャロットをトッピングし、キュウリやトマトのスライスを添えて完成です。
ポイント:
- ナシ・チャンプルーは、複数の小皿料理を1つの皿に集めたスタイルが特徴です。さまざまな味と食感を一度に楽しめるため、自由に食材を組み合わせてください。
- ケチャップ・マニスやサンバルを自分好みに加えて、甘さや辛さを調整してみましょう。
野菜料理・スープ料理
先ほどは代表的インドネシア料理の主食をピックアップしましたが、サイドメニューも特徴的!
lumpia(ルンピア)
見ての通り、インドネシアバージョンの春巻きです!中身はお肉と野菜、そして場合によってはエビを入れることもあります。味は日本で食べるのとほとんど変わりません。
ルンピア(Lumpia)の材料(10本分):
基本材料:
- ルンピアの皮(春巻きの皮で代用可能): 10枚
- 鶏肉または豚肉のひき肉: 200g
- もやし: 100g
- にんじん: 1/2本(細切り)
- キャベツ: 100g(千切り)
- 玉ねぎ: 1/2個(みじん切り)
- ニンニク: 2片(みじん切り)
- 青ねぎ: 適量(みじん切り)
- 油: 適量(揚げ用)
調味料:
- 醤油: 大さじ1
- オイスターソース: 大さじ1
- 塩: 小さじ1/4
- 胡椒: 適量
- 砂糖: 小さじ1
- サンバル(お好みで): 小さじ1
付け合わせ:
- 甘酢ソース(またはスイートチリソース)
- サンバル
作り方:
1. 具材の炒め:
- フライパンに油を熱し、ニンニクと玉ねぎを炒めます。香りが立ったら、ひき肉を加えて火が通るまで炒めます。
- にんじん、キャベツ、もやしを加えて、さらに炒めます。
- 醤油、オイスターソース、塩、胡椒、砂糖を加え、全体に調味料が馴染むように混ぜ合わせます。
- 最後に青ねぎを加えて混ぜ、具材を一旦冷ましておきます。
2. ルンピアの巻き方:
- ルンピアの皮を広げ、中央に具材を適量のせます。両端を折りたたんでから、巻いていきます。
- 皮の端を水で濡らしてしっかりと閉じ、崩れないようにします。
3. 揚げる:
- フライパンに油を熱し、中火でルンピアを揚げます。黄金色になるまで、約3〜5分程度揚げたら取り出し、余分な油を切ります。
4. 盛り付け:
- 揚げたルンピアをお皿に並べ、スイートチリソースやサンバルを添えて完成です。
ポイント:
- ルンピアの皮は薄く、揚げるとパリッと仕上がります。春巻きの皮で代用できますが、ルンピア専用の皮が手に入れば、さらに本格的な食感が楽しめます。
- 甘酢ソースやサンバルと一緒に食べると、甘さと辛さのバランスが絶妙です。
cah kangkung(空芯菜炒め)
kangkungは(空芯菜)という野菜で歯ごたえがしっかりしていて、芯が空っぽなので、味もしみこみやすく野菜炒めに向いています。
ニンニクと唐辛子と一緒に炒めるのが基本で、たまに辛すぎることもありますが、前菜にしては刺激的な料理でごはんが進む料理です。
空芯菜炒め(Cah Kangkung)の材料(2人前):
基本材料:
- 空芯菜(カンクン): 200g(ざく切り)
- にんにく: 2片(みじん切り)
- 赤唐辛子: 1本(お好みでスライス)
- エビ: 100g(お好みで使用)
- 油: 大さじ2
調味料:
- オイスターソース: 大さじ1
- 醤油: 小さじ1
- 塩: 少々
- 砂糖: 小さじ1/2
- 胡椒: 適量
- 鶏ガラスープの素(お好みで): 小さじ1/2
- 水: 50ml
作り方:
1. 下準備:
- 空芯菜は葉と茎をざく切りにし、よく洗って水気を切ります。
- にんにくをみじん切りにし、赤唐辛子はお好みで薄くスライスしておきます。
2. 炒める:
- フライパンに油を熱し、にんにくと赤唐辛子を香りが立つまで炒めます。
- エビを加え、軽く火が通るまで炒めます(エビを使わない場合はこの手順を省略)。
3. 空芯菜を加える:
- 空芯菜をフライパンに加え、強火で素早く炒めます。空芯菜は水分を多く含むので、すぐにしんなりします。
4. 調味料を加える:
- オイスターソース、醤油、塩、砂糖、胡椒を加え、さらに水を加えて混ぜながら炒めます。水分が少し飛ぶまで強火で炒め続けます。
5. 最終仕上げ:
- 空芯菜がしんなりして、味が全体に絡んだら火を止めます。
6. 盛り付け:
- すぐにお皿に盛り付けて完成です。ご飯と一緒に楽しめるシンプルで風味豊かな一品です。
ポイント:
- 空芯菜は強火で短時間で炒めるのがコツです。炒めすぎるとシャキシャキ感が失われるので注意しましょう。
- オイスターソースでコクを出し、鶏ガラスープの素を加えると、より深みのある味わいになります。
soto ayam(ソト・アヤム)
sotoは(スープ)の意味を持っています。そしてayamは(鶏)の意味、鶏肉のスープですが野菜や卵などいろんなものが入っています。
麺を入れてもよし、ごはんを入れてもよし!主食クラスの人気サイドメニューで味も日本人好みです。
ソト・アヤム(Soto Ayam)の材料(4人前):
基本材料:
- 鶏肉(骨付き鶏もも肉や鶏胸肉): 500g
- 水: 1.5リットル
- ビーフンまたは春雨: 100g
- ゆで卵: 4個
- キャベツ: 100g(千切り)
- もやし: 100g
- 青ねぎ: 適量(みじん切り)
- フライドエシャロット: 適量
- レモンまたはライム: 1個(くし切り)
スープ用スパイスペースト:
- にんにく: 3片
- 玉ねぎ: 1/2個
- 生姜: 2cm
- ターメリックパウダー: 小さじ1(または生ターメリックをすりおろしたもの2cm)
- コリアンダーパウダー: 小さじ1
- クミンパウダー: 小さじ1/2
- 塩: 小さじ1
- 胡椒: 小さじ1/2
- サラダ油: 大さじ2(炒め用)
調味料:
- 塩: 小さじ1(味を見て調整)
- 胡椒: 少々
- 鶏ガラスープの素(お好みで): 小さじ1
作り方:
1. 鶏肉の下準備:
- 鍋に水を入れて鶏肉を茹で、アクを取り除きながら中火で煮込みます。鶏肉が完全に火が通り、柔らかくなるまで煮て、取り出します。鶏肉はほぐしておきます。
2. スパイスペーストの準備:
- にんにく、玉ねぎ、生姜、ターメリック、コリアンダー、クミンをフードプロセッサーでペースト状にします。
- フライパンにサラダ油を熱し、スパイスペーストを香りが立つまで炒めます。
3. スープを作る:
- 鶏肉を茹でたスープに炒めたスパイスペーストを加え、さらに15分ほど煮込みます。塩、胡椒、鶏ガラスープの素を加えて味を整えます。
4. ビーフンと具材の準備:
- ビーフンまたは春雨を茹で、しっかりと水を切っておきます。キャベツ、もやし、青ねぎなどの野菜を用意し、ゆで卵を半分に切っておきます。
5. 盛り付け:
- 大きめの丼にビーフン、もやし、キャベツ、ほぐした鶏肉を盛り付け、熱々のスープを注ぎます。
- ゆで卵、フライドエシャロット、青ねぎ、レモンを添えて完成です。
ポイント:
- ソト・アヤムは、スパイスが豊かに効いたスープが特徴です。ターメリックの黄色い色が食欲をそそります。
- レモンやライムの絞り汁を加えると、さっぱりとした酸味が加わり、さらに美味しくなります。
sup buntut(スプ・ブントゥ(ト))
buntutの意味は(しっぽ)、ということは!そうです!この写真の真ん中に映っている大きな肉の塊は牛のしっぽなのです。
牛のしっぽ、絶品、ただただ絶品、見つけたら食べてほしい一品です。
gado gado(ガドガド)
ガドガドはいろんな種類の温野菜にあま~いピーナッツソースをかける料理です。ガドガドというその響きからなのか、日本人でも比較的知名度が高いインドネシア料理ですが、僕はどうも、野菜に甘いソースというのはそんなに好きではないです・・・でも、温野菜をそのまま食べても味がないからしかたなく甘いソースをつけて食べるけど・・・
ガドガド(Gado Gado)の材料(4人前):
基本材料:
- じゃがいも: 2個(茹でて一口大に切る)
- にんじん: 2本(スライスして茹でる)
- キャベツ: 100g(ざく切りにして軽く茹でる)
- もやし: 100g(さっと茹でる)
- インゲン: 100g(さっと茹でて切る)
- きゅうり: 1本(スライス)
- トマト: 1個(くし切り)
- ゆで卵: 4個(半分に切る)
- 厚揚げまたはテンペ: 150g(揚げて一口大に切る)
- レタス: 適量(手でちぎる)
ピーナッツソース:
- ピーナッツ: 150g(ローストしてすりつぶす)
- ニンニク: 2片(みじん切り)
- 唐辛子: 2本(お好みで、みじん切り)
- タマリンドペースト: 小さじ1(またはライムジュースで代用可)
- パームシュガー(または普通の砂糖): 大さじ2
- 塩: 小さじ1/2
- 醤油: 大さじ2
- ココナッツミルク: 100ml
- 水: 適量(ソースの濃さを調整)
作り方:
1. 野菜の準備:
- じゃがいも、にんじん、キャベツ、もやし、インゲンなどの野菜をそれぞれ茹でます。茹で上がったら水気を切り、冷ましておきます。
- 厚揚げやテンペは、油でカリッと揚げておきます。
2. ピーナッツソースを作る:
- フライパンに少量の油を熱し、ニンニクと唐辛子を香りが立つまで炒めます。
- すりつぶしたピーナッツ、パームシュガー、タマリンドペースト、塩、醤油、ココナッツミルク、水を加え、なめらかなソースになるまで混ぜながら煮詰めます。お好みの濃さに調整してください。
3. 盛り付け:
- 大きな皿にレタスを敷き、その上に茹でた野菜や揚げたテンペ、厚揚げをバランスよく並べます。ゆで卵とトマトも彩りよく配置します。
- ピーナッツソースをかけて、全体に絡ませます。
4. 仕上げ:
- お好みでさらにフライドエシャロットやクラッカー(クリュプック)を添えると、食感が楽しめます。
ポイント:
- ピーナッツソースはガドガドの味の決め手です。甘さと酸味、そして少しの辛味がバランスよく混ざるように調整しましょう。
- 野菜の種類は自由にアレンジ可能です。茹で野菜の他に、生野菜を加えても美味しいです。
肉類(daging)
インドネシア料理はdaging(肉)がいっぱい!イスラム教は豚が食べれないということで、豚を食べるのであれば日本人向けのレストランやスーパーに行くしかないのですが、牛肉や鶏肉はインドネシア人はよく食べています。
sate(サテ)
サテは串焼きの意味でsate ayamだと焼き鳥に、sate dagingだと牛肉の串焼きをそれぞれ意味しています。
日本の味と似ており、おいしいですが、これにもたまに甘いピーナッツソースがかけられていて落ち込むことがあります。
サテ(Sate)の材料(4人前):
基本材料:
- 鶏肉、牛肉、または豚肉: 500g(食べやすい一口大にカット)
- 竹串: 10〜12本(使用する前に水に30分ほど浸けておく)
マリネ用調味料:
- ニンニク: 3片(すりおろし)
- 玉ねぎ: 1/2個(すりおろし)
- コリアンダーパウダー: 小さじ1
- クミンパウダー: 小さじ1/2
- ターメリックパウダー: 小さじ1/2
- 醤油: 大さじ2
- ケチャップ・マニス: 大さじ2
- 塩: 小さじ1/2
- 砂糖: 大さじ1
- サラダ油: 大さじ2
- ライムジュース: 小さじ1(お好みで)
ピーナッツソース:
- ピーナッツ: 150g(ローストしてすりつぶす)
- ココナッツミルク: 100ml
- 醤油: 大さじ2
- タマリンドペースト: 小さじ1(またはライムジュースで代用可)
- 砂糖: 大さじ1
- 塩: 少々
- 水: 適量(ソースの濃さを調整)
作り方:
1. 肉のマリネ:
- 肉を一口大にカットし、マリネ用調味料をすべて混ぜ合わせて肉に絡めます。最低1時間、できれば冷蔵庫で数時間マリネします。
2. ピーナッツソースの準備:
- ピーナッツ、ココナッツミルク、醤油、タマリンドペースト、砂糖、塩、水を鍋に入れ、弱火で混ぜながら加熱します。滑らかで濃厚なソースになるまで煮詰めます。ソースの濃さは水で調整してください。
3. 肉を串に刺す:
- マリネした肉を竹串に刺します。肉は隙間なく詰めて刺すと、焼いた時にジューシーに仕上がります。
4. 肉を焼く:
- グリルまたは炭火で、串に刺した肉を焼きます。各面を均等に焼き色がつくまで、約10分ほど焼きます。途中で残ったマリネ液を刷毛で塗ると、さらに風味が増します。
5. 盛り付け:
- 焼き上がったサテを皿に盛り付け、ピーナッツソースを添えて完成です。サテは、サンバルやケチャップ・マニスを少し追加して、好みに合わせて味を調整してください。
ポイント:
- ケチャップ・マニスが甘さを引き立て、スモーキーな炭火焼きの風味とよく合います。炭火で焼くと、より本格的な味わいになります。
- ピーナッツソースはガドガドのソースと似ていますが、サテ用は少し濃厚に作ると相性が良いです。
bakso(バクソー)
バクソーは肉団子が入った汁です。屋台でもよく売られていて、日本で冬にお鍋を食べるときに入れる「肉団子」のような触感と味でおいしいです。たまにエビや魚のすり身があったりします。
バクソー(Bakso)の材料(4人前):
肉団子の材料:
- 牛ひき肉: 300g
- 鶏ひき肉: 200g
- 片栗粉: 大さじ2
- にんにく: 2片(すりおろし)
- 塩: 小さじ1
- 胡椒: 小さじ1/2
- 氷水: 50ml
スープの材料:
- 水: 1.5リットル
- 鶏ガラスープの素: 小さじ2
- にんにく: 3片(みじん切り)
- 塩: 小さじ1(味を調整)
- 胡椒: 小さじ1/2
- 青ねぎ: 適量(トッピング用)
トッピング・付け合わせ:
- ビーフンまたは中華麺: 200g(茹でて水を切っておく)
- もやし: 100g(さっと茹でる)
- フライドエシャロット: 適量
- サンバル(チリソース): お好みで
- ライム: 1個(くし切り)
作り方:
1. 肉団子を作る:
- 牛ひき肉と鶏ひき肉をボウルに入れ、にんにく、塩、胡椒、片栗粉を加えて混ぜます。
- 氷水を少しずつ加えながら、滑らかになるまで手でこねます。冷蔵庫で30分ほど冷やします。
- 鍋に水を沸騰させ、手で丸めた肉団子をスプーンを使って作り、沸騰したお湯に入れます。肉団子が浮いてきたら、火を弱め、5分ほど茹でたら取り出します。
2. スープを作る:
- 別の鍋に水1.5リットルを入れ、鶏ガラスープの素、みじん切りのにんにく、塩、胡椒を加えて中火で煮込みます。味を調整しながら、スープが温まったら火を弱めます。
3. 盛り付け:
- ボウルに茹でたビーフンまたは中華麺を入れ、その上に肉団子をのせます。
- スープを注ぎ、もやし、青ねぎ、フライドエシャロットをトッピングします。
- お好みでサンバルやライムを添えて完成です。
ポイント:
- バクソーは、肉団子の食感が特徴です。氷水を加えてこねることで、ぷりぷりとした食感が生まれます。
- スープはシンプルですが、にんにくや胡椒が効いていて、肉団子との相性が抜群です。
ayam goreng(アヤム・ゴレン)
アヤムゴレン・・・自力で訳せますか?
ズバリ!
鶏のから揚げです!でも、日本で食べるようなから揚げとは全く違っていて、とにかくサイズが大きくて、骨が多くて食べにくいっていうのが僕の印象です。味はおいしいですが、食べ終わる頃には手がベタベタになってるし、ほとんど骨しかないやん!となって落ち込むこともあります。
アヤム・ゴレン(Ayam Goreng)の材料(4人前):
基本材料:
- 鶏肉(骨付きもも肉や手羽先など): 800g〜1kg
- 水: 500ml
- レモンまたはライムの絞り汁: 1個分
- サラダ油: 揚げる用に適量
マリネ用スパイスペースト(バンバン):
- にんにく: 4片
- 生姜: 2cm(すりおろし)
- ターメリックパウダー: 小さじ1
- コリアンダーパウダー: 小さじ1
- 塩: 小さじ1
- 白胡椒: 小さじ1/2
- ガランガル(お好みで、すりおろし): 2cm
- バイリーフ(ローリエ): 2枚
- レモングラス: 1本(つぶしておく)
作り方:
1. 鶏肉の下準備:
- 鶏肉をレモンまたはライムの絞り汁で軽く揉み、10分ほど置いて臭みを取ります。その後、水で洗い流し、水気を切っておきます。
2. スパイスペーストの準備:
- にんにく、生姜、ターメリック、コリアンダー、塩、白胡椒、ガランガルをすり鉢やフードプロセッサーでペースト状にします。
- 鶏肉にスパイスペーストをしっかりと絡め、1時間以上(できれば一晩)冷蔵庫でマリネします。
3. 鶏肉を煮る:
- 鍋に水を入れ、レモングラスとバイリーフを加えます。マリネした鶏肉を鍋に加え、蓋をして中火で20〜30分ほど煮込みます。鶏肉が柔らかくなり、スパイスの香りが全体に広がるまで煮込みます。
- 煮上がったら鶏肉を取り出し、キッチンペーパーで水分を拭き取っておきます。
4. 揚げる:
- フライパンに油を多めに入れ、中火で加熱します。鶏肉を入れ、表面がカリッと黄金色になるまで揚げます。火加減に注意しながら、外はカリッと、中はジューシーに仕上げます。
5. 盛り付け:
- 揚げた鶏肉をお皿に盛り、サンバル(チリソース)やライムを添えて完成です。ご飯やサラダと一緒に食べると美味しいです。
ポイント:
- **スパイスペースト(バンバン)**がアヤム・ゴレンの特徴で、ターメリックとコリアンダーが香り豊かに仕上げます。
- 煮た後に揚げることで、スパイスの風味が染み込んだジューシーな鶏肉がカリカリに仕上がります。
ikan goreng(イカン・ゴレン)
ayam gorengがあればikan goren(魚のから揚げ)もあります。ikanは魚です。ヤンティにインドネシア語を学び始めて「ikanはイカンって覚えろ!」と偉そうに言われたので、この際に「魚はイカン」とおきましょう。
かなり揚げられているので、カリっとした触感で、魚なのですがイカせんべいの触感に似ていると思います。
イカン・ゴレン(Ikan Goreng)の材料(4人前):
基本材料:
- 魚(ティラピア、鯛、アジなどお好みの白身魚): 2尾(約500g)
- レモンまたはライムの絞り汁: 1個分
- 塩: 小さじ1
- サラダ油: 揚げる用に適量
スパイスペースト(マリネ用):
- にんにく: 3片(すりおろし)
- 生姜: 2cm(すりおろし)
- ターメリックパウダー: 小さじ1
- コリアンダーパウダー: 小さじ1
- 塩: 小さじ1
- 白胡椒: 小さじ1/2
- 水: 小さじ2(ペーストを緩めるため)
作り方:
1. 魚の下準備:
- 魚はうろこを取り、内臓をきれいに処理します。両面に数本の切り込みを入れ、レモンまたはライムの絞り汁をかけ、塩を軽く振って臭みを取ります。10分ほど置いた後、水で洗い流し、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取ります。
2. スパイスペーストを作る:
- にんにく、生姜、ターメリック、コリアンダーパウダー、塩、白胡椒、水を混ぜてペースト状にします。
3. 魚をマリネする:
- スパイスペーストを魚の表面と切り込み部分にしっかりと塗り込みます。30分以上(できれば1時間)マリネして、スパイスをなじませます。
4. 揚げる:
- フライパンに油を多めに入れ、中火で熱します。魚を注意深く油に入れ、両面がカリッと黄金色になるまで揚げます。片面あたり約5〜7分ずつ揚げると、外はカリカリ、中はふっくらと仕上がります。
- 揚げた魚は、油を切ってペーパータオルの上に置いて余分な油を取り除きます。
5. 盛り付け:
- 揚げた魚をお皿に盛り、ライムやレモンのスライスを添えます。お好みでサンバル(チリソース)や甘辛いケチャップ・マニスを添えていただきます。
ポイント:
- スパイスペーストが魚に豊かな風味を与え、揚げることでスパイスの香りが引き立ちます。
- 外がカリカリに揚がるように、しっかりと水気を取ってから揚げるのがコツです。
ジャワ料理(ジョクジャカルタやソロなど)
ジャカルタやバンドゥンなどもジャワ島なのですが、ジョグジャカルタやソロといった地域はジャワ島の中心部で、そこではなかなか都会のジャカルタやバンドゥンでも出会えない料理があります。
gudeg(グドゥ)
グドゥは料理名で、ナンカというでっかい果物の果実をココナッツミルクと砂糖で煮込んだものです。
ナンカってこんなのです。ジャックフルーツとも呼ばれてます。
でっかい!ほんのちょ~とだけドリアンに似てるような気もします・・・
グドゥ(Gudeg)の材料(4〜6人前):
基本材料:
- 若いジャックフルーツ(生または缶詰): 500g
- 鶏肉(鶏もも肉または手羽元): 500g
- ココナッツミルク: 400ml
- ゆで卵: 4個
- サラダ油: 大さじ2
- 塩: 小さじ1
- 砂糖: 大さじ2
- バイリーフ(ローリエ): 2枚
- レモングラス: 1本(つぶしておく)
- ガランガル: 3cm(つぶしておく)
- 水: 500ml
スパイスペースト:
- にんにく: 4片
- 玉ねぎ: 1個
- コリアンダーパウダー: 小さじ2
- クミンパウダー: 小さじ1/2
- ターメリックパウダー: 小さじ1
- 塩: 小さじ1
作り方:
1. ジャックフルーツの下準備:
- 生の若いジャックフルーツを使用する場合は、固めの部分を適当な大きさにカットします。缶詰のものを使う場合は、軽く水で洗い流しておきます。
2. スパイスペーストの準備:
- にんにく、玉ねぎ、コリアンダー、クミン、ターメリック、塩をフードプロセッサーでペースト状にします。
3. グドゥの煮込み:
- 鍋にサラダ油を熱し、スパイスペーストを炒めます。香りが立ったら、レモングラス、ガランガル、バイリーフを加え、さらに炒めます。
- 鶏肉を加えて軽く炒め、表面に焼き色がついたら、ジャックフルーツを加えます。
4. 煮込む:
- ココナッツミルクと水を加え、塩、砂糖を入れて混ぜ合わせます。全体が沸騰したら、火を弱めて蓋をし、1時間〜1時間半ほど弱火でじっくり煮込みます。途中で煮汁が減りすぎたら、少し水を足してください。
- 途中でゆで卵を加え、味をしみ込ませます。
5. 盛り付け:
- 鶏肉とジャックフルーツが柔らかくなったら火を止め、お皿に盛り付けます。ゆで卵も一緒に添えて、グドゥの完成です。
ポイント:
- 若いジャックフルーツは、独特の食感と甘さが特徴で、煮込むことで味がしっかりとしみ込みます。
- ココナッツミルクをたっぷり使うことで、濃厚で甘辛い味わいのグドゥが楽しめます。
nasi liwet(ナシ・リウット)
ココナッツミルクで炊いたご飯に、ココナッツミルクで似た鶏肉がセットになった料理です。
ナシ・リウット(Nasi Liwet)の材料(4人前):
基本材料:
- ジャスミンライス(または日本の米): 2カップ
- ココナッツミルク: 400ml
- 水: 200ml(ココナッツミルクと合わせてご飯を炊くのに必要な量に調整)
- 塩: 小さじ1
- レモングラス: 1本(軽くつぶして香りを出す)
- バイリーフ(ローリエ): 2枚
- ガランガル: 2cm(つぶしておく)
- サラダ油: 大さじ2
- 玉ねぎ: 1/2個(薄切り)
- にんにく: 2片(みじん切り)
- 唐辛子(お好みで): 1本(スライス)
トッピング・付け合わせ(オプション):
- 揚げたテンペや豆腐
- アヤムゴレン(揚げ鶏)
- サンバル(インドネシアのチリソース)
- ゆで卵
- キュウリとトマトのスライス
- フライドエシャロット
作り方:
1. 米を準備する:
- 米を2〜3回水で研ぎ、しっかりと水を切っておきます。
2. スパイスを炒める:
- 鍋にサラダ油を熱し、玉ねぎ、にんにく、唐辛子を炒めます。香りが立って玉ねぎが透明になるまで炒めたら、レモングラス、バイリーフ、ガランガルを加えてさらに炒めます。
3. ご飯を炊く:
- 米を鍋に加え、炒めたスパイスと混ぜ合わせます。次に、ココナッツミルクと水を加え、塩を入れて軽く混ぜます。
- 鍋で炊く場合は、強火で沸騰させた後、火を弱めて蓋をして15〜20分ほど炊きます。炊飯器を使用する場合は、通常通り炊いてください。
4. 蒸らし:
- ご飯が炊き上がったら、蓋をしたまま10分ほど蒸らします。レモングラスやバイリーフ、ガランガルを取り除いてください。
5. 盛り付け:
- ナシ・リウットをお皿に盛り付け、揚げたテンペやアヤムゴレン、ゆで卵、キュウリ、トマトなどを添えます。お好みでフライドエシャロットやサンバルをトッピングします。
ポイント:
- ココナッツミルクを使ったご飯は、風味が豊かでリッチな味わいになります。スパイスの香りも引き立ち、ナシ・リウットならではの独特な香りが楽しめます。
- トッピングは自由にアレンジできるので、好みに合わせて具材を選んでください。
nasi pecel(ナシ・プチェル)
pecelはピーナッツを使って作ったソースで、ガドガドにかかってるような甘いソースです。これをごはんにかけた料理です。もうそろそろ白米が恋しくなってきます。
ナシ・プチェル(Nasi Pecel)の材料(4人前):
基本材料:
- ご飯: 4杯分
- もやし: 100g(さっと茹でる)
- インゲン: 100g(茹でて一口大に切る)
- キャベツ: 100g(ざく切りして茹でる)
- きゅうり: 1本(スライス)
- トマト: 1個(くし切り)
- ゆで卵: 4個(半分に切る)
- 揚げテンペや豆腐: 適量
ピーナッツソース(ペチェルソース):
- ピーナッツ: 150g(ローストしてすりつぶす)
- にんにく: 2片(みじん切り)
- 唐辛子: 2本(お好みで、みじん切り)
- タマリンドペースト: 小さじ1(またはライムジュースで代用可)
- パームシュガー(または砂糖): 大さじ2
- 塩: 小さじ1/2
- 醤油: 大さじ2
- 水: 適量(ソースの濃さを調整)
作り方:
1. 野菜を茹でる:
- もやし、インゲン、キャベツをそれぞれ茹で、水気を切っておきます。野菜は茹で過ぎず、シャキシャキとした食感を残すようにしましょう。
2. ピーナッツソースを作る:
- フライパンに少量の油を熱し、にんにくと唐辛子を軽く炒めます。
- ローストしたピーナッツ、パームシュガー、タマリンドペースト、塩、醤油を加えて混ぜ、必要に応じて水を少しずつ加えてなめらかで濃厚なソースに仕上げます。
3. 盛り付け:
- お皿にご飯を盛り、その周りに茹でた野菜、きゅうり、トマト、揚げたテンペや豆腐、ゆで卵をバランスよく配置します。
- 上からピーナッツソースをかけて全体に絡ませます。
4. 仕上げ:
- お好みでサンバルを添えて辛味を加えたり、フライドエシャロットをトッピングして香ばしさを加えたりします。
ポイント:
- ピーナッツソースは甘さとコクがあり、野菜との相性が抜群です。好みに合わせて辛さや甘さを調整してください。
- ナシ・プチェルはヘルシーで、野菜たっぷりの食事なので、バランスよく栄養が取れるのも魅力です。
nasi soto sapi
nasiは(ごはん)supは(スープ)sapiは(牛肉)、そのままですが料理名「牛肉スープごはん」です。
すだちを絞って食べるとすっきりした味わいでかなりおいしいですし、適当にケチャップやチリソースをちょこっと足してみてもおいしいですので、一食でいろんな味を楽しんでみてください。
ナシ・ソト・サピ(Nasi Soto Sapi)の材料(4人前):
基本材料:
- 牛肉(スライスや角切り): 500g
- 水: 1.5リットル
- にんにく: 4片(みじん切り)
- 玉ねぎ: 1個(みじん切り)
- 生姜: 2cm(みじん切り)
- レモングラス: 1本(軽くつぶす)
- ガランガル: 2cm(軽くつぶす)
- バイリーフ(ローリエ): 2枚
- 塩: 小さじ1
- 胡椒: 小さじ1/2
- ターメリックパウダー: 小さじ1
- クミンパウダー: 小さじ1/2
- コリアンダーパウダー: 小さじ1
- 油: 大さじ2
トッピングと付け合わせ:
- ご飯: 4杯分
- ゆで卵: 4個(半分に切る)
- もやし: 100g(軽く茹でる)
- 青ねぎ: 適量(みじん切り)
- セロリ: 適量(みじん切り)
- フライドエシャロット: 適量
- レモンまたはライム: 1個(くし切り)
- サンバル(インドネシアのチリソース)
作り方:
1. 牛肉を茹でる:
- 鍋に水を入れ、牛肉を加えて中火で30分ほど茹で、アクを取りながら柔らかくなるまで煮込みます。茹で上がったら牛肉を取り出し、スープは残しておきます。
2. スパイスペーストを作る:
- フライパンに油を熱し、にんにく、玉ねぎ、生姜、ターメリック、クミン、コリアンダーを炒めます。香りが立ったら、レモングラス、ガランガル、バイリーフを加え、さらに炒めます。
3. スープを仕上げる:
- 牛肉を煮たスープに、炒めたスパイスペーストを加えます。塩、胡椒で味を調え、10〜15分ほど煮込みます。牛肉をスライスしてスープに戻し、全体がなじむまでさらに煮ます。
4. 盛り付け:
- 丼にご飯を盛り、その上に牛肉をのせます。もやし、ゆで卵、青ねぎ、セロリ、フライドエシャロットをトッピングします。熱々のスープを注ぎ、レモンやライムを添えます。
5. 仕上げ:
- お好みでサンバルを加えて、辛味を調整して楽しみます。
ポイント:
- スープの深い味わいは、レモングラスやガランガルの香り、ターメリックなどのスパイスが決め手です。
- ご飯と一緒に食べることで、ソト・サピの風味豊かなスープがご飯に染み込み、絶妙なバランスで楽しめます。
sosis solo(ソーシス・ソロ)
sosisは(ソーセージ)soloは(地名)の意味で「ソロのソーセージ」です。
皮は厚めで、goreng(揚げる)場合もあります、中身は牛ひき肉です。日本のソーセージのイメージとは全く違いますね。
ソーシス・ソロ(Sosis Solo)の材料(10本分):
皮(クレープ)の材料:
- 小麦粉: 100g
- 卵: 1個
- 牛乳: 200ml
- 塩: 少々
- サラダ油: 大さじ1
具材の材料:
- 鶏ひき肉または牛ひき肉: 200g
- 玉ねぎ: 1/2個(みじん切り)
- にんにく: 2片(みじん切り)
- コリアンダーパウダー: 小さじ1
- 塩: 小さじ1/2
- 砂糖: 小さじ1
- 白胡椒: 少々
- サラダ油: 大さじ2
- 卵: 1個(具材に混ぜ込む用)
揚げ用:
- 卵: 1個(衣用)
- サラダ油: 揚げる用に適量
作り方:
1. 皮(クレープ)を作る:
- ボウルに小麦粉、卵、塩を入れて混ぜます。牛乳を少しずつ加えながらダマにならないように混ぜ、なめらかな生地を作ります。
- サラダ油を加えて混ぜ、生地を30分ほど休ませます。
- フライパンに油を薄く引き、クレープを焼きます。薄く焼き上げるため、1枚あたりお玉1杯の生地を広げて焼きます。全ての生地を焼き終わったら、冷ましておきます。
2. 具材を準備する:
- フライパンにサラダ油を熱し、にんにくと玉ねぎを炒めます。香りが立ったらひき肉を加え、コリアンダーパウダー、塩、砂糖、白胡椒で味付けしながら炒めます。
- ひき肉が完全に火が通ったら、火を止めて冷まし、卵を加えて混ぜ合わせます。
3. 巻く:
- 焼いたクレープの中央に具材を適量のせ、両端を折り込んでから巻きます。しっかりと巻いて、崩れないようにします。
4. 揚げる:
- 別のボウルに卵を溶き、巻いたソーシス・ソロを卵にくぐらせます。
- フライパンに油を熱し、ソーシス・ソロを揚げ焼きします。全体がきつね色になるまで、中火で両面を焼きます。
5. 盛り付け:
- 揚げたソーシス・ソロをお皿に盛り付け、お好みでサンバルや甘辛いソースを添えて完成です。
ポイント:
- クレープは薄く焼くことで、具材とのバランスが良くなります。
- サンバルや甘辛いソースをつけると、さらに味わいが引き立ちます。
nasi tumpeng(ナシ・トゥンプン)
前半に出てきたnasi kuning(ナシ・クニン)を覚えていますか?nasi(ごはん)kuning(黄色い)で、「黄色いごはん」という料理ですが、これを円錐形にシャキーン!と形作ったものがナシ・トゥンプンです。
祝い事としてナシ・クニンがふるまわれるときには、このような形にされます。
ナシ・トゥンプン(Nasi Tumpeng)の材料(4〜6人前):
基本材料(ナシ・クニン/黄色いご飯):
- ジャスミンライス(または日本の米): 3カップ
- ココナッツミルク: 400ml
- 水: 適量(ご飯を炊くためにココナッツミルクと合わせる)
- ターメリックパウダー: 小さじ1(または生ターメリックをすりおろしたもの2cm)
- 塩: 小さじ1
- レモングラス: 1本(軽くつぶす)
- バイリーフ(ローリエ): 2枚
- ガランガル: 2cm(軽くつぶす)
- サラダ油: 大さじ1
トッピングと付け合わせ:
- アヤムゴレン(揚げ鶏)
- サンバル(インドネシアのチリソース)
- 揚げテンペまたは豆腐
- ゆで卵
- 野菜のウラプ(インドネシアのココナッツ風味の野菜サラダ)
- 牛肉のレンダン(牛肉の煮込み)
- キュウリとトマトのスライス
- フライドエシャロット
作り方:
1. ナシ・クニン(黄色いご飯)を作る:
- 米を数回水で研ぎ、しっかりと水を切っておきます。
- 鍋にサラダ油を熱し、ターメリック、レモングラス、バイリーフ、ガランガルを軽く炒めます。次にココナッツミルクと水、塩を加え、沸騰させます。
- 洗った米を加えて混ぜ合わせ、炊飯器で炊くか、鍋でご飯を炊きます。鍋で炊く場合、強火で沸騰させた後、弱火にして蓋をして15〜20分炊き、蒸らします。
2. ご飯をトゥンプン型に成形:
- ナシ・クニンが炊き上がったら、円錐形の型(または手作りの型)に詰めます。しっかりと詰めて形を整え、型から外して大皿の中央に置きます。
- 型がない場合は、手で円錐形に成形することも可能です。
3. トッピングと付け合わせを準備:
- アヤムゴレン、ゆで卵、揚げたテンペや豆腐、牛肉のレンダン、野菜のウラプをそれぞれ用意し、皿の周りに彩りよく配置します。
- キュウリやトマトのスライス、サンバルを添えます。
4. 盛り付け:
- ナシ・トゥンプンの中央に黄色いご飯を円錐形に盛り、その周りにトッピングや付け合わせをバランスよく配置して豪華なプレゼンテーションに仕上げます。
ポイント:
- ナシ・トゥンプンは、お祝いの席で供されることが多く、豪華な盛り付けが特徴です。ご飯の黄色はターメリックによるもので、幸運や繁栄を象徴します。
- さまざまな具材を周囲に配置することで、見た目も華やかに仕上げます。
スンダ料理(スンダ地方)
ジャカルタやバンドゥンがジャワ島の東部、先ほどのジョグジャカルタやソロはジャワ島の中心部、そしてスンダはジャワ島の西部に位置しています。
今までの料理が味が濃くて、油っこいイメージですが、スンダ料理は比較的シンプルにあっさりした味付けのものが多いです。
nasi rames(ナシ・ラムス)
スンダ版の「ナシチャンプルー」で、野菜や肉以外にもピーナッツや小魚などが乗っています。
ナシ・ラムス(Nasi Rames)の材料(4人前):
基本材料:
- ご飯: 4杯分
- 鶏肉または牛肉の煮込み(ルンダン、サンバル鶏肉、ビーフステーキなどお好みで): 適量
- 揚げテンペや豆腐: 適量
- ゆで卵または目玉焼き: 4個
- もやしやインゲンなどの茹で野菜: 適量
- キュウリとトマトのスライス: 適量
- フライドエシャロット: 適量
サンバル(チリソース):
- サンバル(市販または自家製): お好みで
付け合わせの例:
- 鶏肉のルンダン(牛肉のココナッツ煮込み): 濃厚な味わいのある煮込み料理。
- アヤムゴレン(鶏の揚げ物): カリッとした食感が特徴の揚げ鶏。
- テンペゴレン(テンペの揚げ物): 豆の発酵食品をカリッと揚げたもの。
- サンバルゴレンテンペ: 辛く味付けされた揚げテンペ。
作り方:
1. ご飯を準備:
- ご飯を通常通りに炊きます。ジャスミンライスや日本のお米を使用しても構いません。
2. 具材の準備:
- 鶏肉や牛肉の煮込み料理、揚げテンペや豆腐、茹で野菜(もやしやインゲンなど)をそれぞれ準備します。事前にルンダンやアヤムゴレンなどのメインディッシュを作っておくと便利です。
3. 盛り付け:
- 大きめの皿にご飯を盛り付け、その周りに肉料理、揚げ物、茹で野菜、ゆで卵や目玉焼きを配置します。
- キュウリやトマトのスライスを添えて彩りを加えます。
4. 仕上げ:
- 上からフライドエシャロットを散らし、お好みでサンバルを添えて辛さを調整します。
ポイント:
- ナシ・ラムスは、さまざまな具材を一皿に盛り合わせるスタイルの料理で、各地で異なる具材が使われます。自分の好みの具材を組み合わせて自由に楽しめるのが魅力です。
- サンバルやココナッツミルクを使った煮込み料理で風味を引き立ててください。
nasi timbel(ナシ・ティンブル)
ナシ・ティンブルは、バナナの葉っぱで包んだごはんにテンペと呼ばれる大豆を揚げたものと豆腐がセットになったものでスンダ料理の代表的なものです。
ナシ・ティンブル(Nasi Timbel)の材料(4人前):
基本材料:
- ジャスミンライス(または日本の米): 2カップ
- バナナの葉(ご飯を包むため、なければ省略可)
- 水: 適量(通常のご飯を炊く水加減)
トッピングと付け合わせ:
- アヤムゴレン(鶏の揚げ物): 適量
- 揚げテンペや豆腐: 適量
- ペペスイカン(魚のバナナの葉包み蒸し): 適量
- サンバル(チリソース): お好みで
- ゆで卵または目玉焼き: 4個
- 生野菜(レタス、キュウリ、トマト、バジルなど): 適量
作り方:
1. ご飯を炊く:
- ジャスミンライスを通常通りに炊きます。炊き上がったご飯を少し冷ましておきます。
2. ご飯を包む:
- ご飯が少し冷めたら、バナナの葉で一人分ずつ包みます。バナナの葉を使うと独特の香りがご飯に移り、風味が豊かになります。もしバナナの葉がない場合は、通常のご飯としてそのまま提供してもOKです。
3. 付け合わせを準備:
- アヤムゴレン(鶏の揚げ物)、揚げテンペ、豆腐、ペペスイカンなどの付け合わせを準備します。ペペスイカンは魚をスパイスと一緒にバナナの葉で包み、蒸し焼きにした料理です。
4. 盛り付け:
- お皿にバナナの葉で包んだご飯を置き、周りにアヤムゴレンや揚げテンペ、ペペスイカンを彩りよく配置します。
- ゆで卵や目玉焼きを添え、生野菜(レタス、キュウリ、トマト、バジル)を添えて、サンバルをお好みで加えます。
5. 仕上げ:
- サンバルやフライドエシャロットをトッピングし、香ばしい風味を加えて完成です。
ポイント:
- バナナの葉で包むことで、見た目も美しく、風味が増します。バナナの葉は蒸したり焼いたりして柔らかくすると、包みやすくなります。
- トッピングや付け合わせは自由にアレンジできるため、自分の好みの具材を選んで楽しめます。
lotek(ロテック)
空芯菜やインゲン、モヤシなどをゆでた料理です。でもなぜか甘いピーナッツソースをかけちゃうから僕は苦手。笑
ロテック(Lotek)の材料(4人前):
基本材料:
- もやし: 100g(さっと茹でる)
- インゲン: 100g(茹でて一口大に切る)
- ほうれん草: 100g(茹でて水気を切る)
- キャベツ: 100g(ざく切りにして茹でる)
- きゅうり: 1本(スライス)
- テンペ: 150g(揚げる)
- 豆腐: 150g(揚げる)
- ゆで卵: 4個(半分に切る)
ピーナッツソース:
- ピーナッツ: 150g(ローストしてすりつぶす)
- にんにく: 2片(みじん切り)
- 唐辛子: 2本(お好みで、みじん切り)
- タマリンドペースト: 小さじ1(またはライムジュースで代用可)
- パームシュガー(または砂糖): 大さじ2
- 塩: 小さじ1/2
- 醤油: 大さじ2
- 水: 適量(ソースの濃さを調整)
作り方:
1. 野菜を茹でる:
- もやし、インゲン、ほうれん草、キャベツをそれぞれ茹でて水気を切り、冷ましておきます。野菜は茹で過ぎず、シャキシャキ感を残すようにしましょう。
2. ピーナッツソースを作る:
- フライパンに少量の油を熱し、にんにくと唐辛子を軽く炒めます。
- すりつぶしたピーナッツ、パームシュガー、タマリンドペースト、塩、醤油を加えて混ぜ、必要に応じて水を加えながらソースをなめらかに仕上げます。
3. テンペと豆腐を揚げる:
- テンペと豆腐を一口大に切り、サラダ油でカリッと揚げます。揚げた後、余分な油を切っておきます。
4. 盛り付け:
- 大きなお皿に茹でた野菜を盛り付け、揚げたテンペや豆腐、ゆで卵を添えます。
- 上からピーナッツソースをかけ、全体に絡めます。
5. 仕上げ:
- お好みでサンバルを添えて、辛味を加えて楽しむこともできます。
ポイント:
- ピーナッツソースはロテックの味の決め手です。甘みと辛味、酸味をバランスよく調整して、自分好みの味に仕上げてください。
- ロテックは、ガドガドに似たインドネシアのサラダですが、ピーナッツソースの味付けや具材に少し違いがあります。野菜の種類や揚げ物は自由にアレンジできます。
sayur asam(サユール・アサム)
トウモロコシを中心にキャベツやピーナッツ、インゲンなどを混ぜた野菜スープ、タマリンドの実と呼ばれるタイでは有名な実が入っていて、これが独特な味を出しています。
サユール・アサム(Sayur Asam)の材料(4人前):
基本材料:
- じゃがいも: 2個(一口大にカット)
- インゲン: 100g(食べやすい長さに切る)
- キャベツ: 100g(ざく切り)
- コーン(とうもろこし): 1本(輪切り)
- トマト: 1個(くし切り)
- タマリンドペースト: 大さじ2(タマリンドを水でふやかして使用)
- 水: 1.5リットル
- 唐辛子: 2本(お好みで、スライス)
- にんにく: 2片(みじん切り)
- シャロット: 3個(みじん切り)
- レモングラス: 1本(軽くつぶす)
- ガランガル: 2cm(軽くつぶす)
- 塩: 小さじ1
- 砂糖: 小さじ1
- 鶏ガラスープの素(お好みで): 小さじ1
トッピング:
- フライドエシャロット: 適量
作り方:
1. スープの準備:
- 鍋に水を入れて火にかけ、沸騰させます。レモングラスとガランガルを加えて香りが出るまで数分煮込みます。
2. 野菜を加える:
- じゃがいも、インゲン、コーン、キャベツを鍋に加え、野菜が柔らかくなるまで中火で煮込みます。インゲンやキャベツは煮崩れしない程度にさっと煮ましょう。
3. タマリンドを加える:
- タマリンドペーストを水でふやかして鍋に加えます。タマリンドの酸味が出るようにしっかり混ぜます。
4. 調味料を加える:
- にんにく、シャロット、唐辛子、塩、砂糖、鶏ガラスープの素を加えて、味を調整します。トマトを最後に加え、軽く火を通します。
5. 盛り付け:
- スープがしっかりと味わい深くなったら火を止め、器に盛ります。
- お好みでフライドエシャロットをトッピングして、香ばしい風味を加えます。
ポイント:
- タマリンドの酸味がこのスープの特徴で、野菜の甘みと酸味が絶妙なバランスになります。酸味をお好みに合わせて調整してください。
- 野菜の種類は自由に変更可能です。かぼちゃやさつまいもを加えても美味しいです。
kari ayam(カリ・アヤム)
インドネシア語で「カレー」は「kari」です。そして「ayam」は「鶏」だから「チキンカレー」ですね。
これに加えて、ココナッツミルクが入ってるからほんのりと甘味があります。
カリ・アヤム(Kari Ayam)の材料(4人前):
基本材料:
- 鶏もも肉: 500g(骨付きでも可、一口大にカット)
- ココナッツミルク: 400ml
- 水: 200ml
- じゃがいも: 2個(大きめの一口大にカット)
- トマト: 1個(くし切り)
- レモングラス: 1本(軽くつぶす)
- ガランガル: 2cm(軽くつぶす)
- バイリーフ(ローリエ): 2枚
- 油: 大さじ2
スパイスペースト:
- にんにく: 3片
- 玉ねぎ: 1個
- 生姜: 2cm
- ターメリックパウダー: 小さじ1
- コリアンダーパウダー: 小さじ2
- クミンパウダー: 小さじ1
- カレー粉: 大さじ1
- 塩: 小さじ1
- 砂糖: 小さじ1
トッピングと付け合わせ:
- 白ご飯: 4杯
- ゆで卵: 4個(半分に切る)
- フライドエシャロット: 適量
作り方:
1. スパイスペーストを作る:
- にんにく、玉ねぎ、生姜をフードプロセッサーでペースト状にします。またはすり鉢でつぶしてもOKです。
- ターメリック、コリアンダー、クミン、カレー粉を加え、スパイスペーストを作ります。
2. 鶏肉を炒める:
- フライパンに油を熱し、スパイスペーストを香りが立つまで炒めます。次に、鶏肉を加えて、表面が軽く色づくまで炒めます。
3. 煮込む:
- 鍋に鶏肉を移し、レモングラス、ガランガル、バイリーフを加えます。水を加えて鶏肉が柔らかくなるまで煮込みます(約15〜20分)。
- じゃがいもを加え、さらに15分ほど煮込みます。じゃがいもが柔らかくなったら、ココナッツミルクを加え、弱火で煮込みながら全体を混ぜます。
4. 味を整える:
- 塩と砂糖で味を整え、最後にトマトを加えて軽く煮ます。トマトが崩れないように気をつけてください。
5. 盛り付け:
- ご飯と一緒にカリ・アヤムをお皿に盛り付け、ゆで卵を添えます。フライドエシャロットをトッピングして香ばしさを加えます。
ポイント:
- ココナッツミルクでリッチな風味を楽しむことができ、スパイスの香りと絶妙なバランスがカリ・アヤムの魅力です。
- スパイスの調整はお好みに合わせて、辛さや風味を変えることができます。
rujak asian(ルジャック・アシナン)
rujakは謎の激辛ソースで、これを甘いフルーツにかけて食べるデザートがジャカルタの屋台でも売っていて食べることができますが、rujak asianはパパイヤやキャベツなどの生野菜にrujakのソースをかけたものです。
ルジャック・アシナン(Rujak Asinan)の材料(4人前):
基本材料:
- パイナップル: 1/2個(小さめの一口大にカット)
- キュウリ: 1本(スライス)
- 大根: 100g(細切り)
- ニンジン: 1本(細切り)
- 青りんご: 1個(スライス)
- キャベツ: 100g(ざく切り)
ソースの材料:
- タマリンドペースト: 大さじ2(タマリンドを水でふやかして使用)
- パームシュガー(または砂糖): 大さじ3
- 唐辛子: 1〜2本(お好みで、みじん切り)
- 塩: 小さじ1/2
- ピーナッツ: 50g(ローストして砕く)
- 水: 100ml
トッピング:
- ピーナッツ(ローストしたもの): 適量
- フライドエシャロット: 適量
作り方:
1. 野菜と果物の準備:
- パイナップル、キュウリ、大根、ニンジン、青りんご、キャベツをそれぞれ食べやすい大きさに切ってボウルに入れます。果物と野菜のバランスを好みに合わせて調整してください。
2. ソースを作る:
- 小鍋にタマリンドペースト、パームシュガー、塩、唐辛子、水を加えて弱火で加熱し、砂糖が溶けるまで混ぜます。
- ソースが少しとろみがついたら火を止め、砕いたピーナッツを加えて混ぜます。お好みで辛さを調整します。
3. 和える:
- 準備した野菜と果物にソースをかけて全体をしっかりと和えます。全体がソースに絡むように注意して混ぜます。
4. 盛り付け:
- ルジャック・アシアンを器に盛り付け、ローストピーナッツやフライドエシャロットをトッピングして完成です。
ポイント:
- タマリンドソースの酸味と甘味が特徴的で、果物や野菜のフレッシュな風味とよく合います。
- 辛さは唐辛子の量で調整可能なので、好みに合わせてアレンジしてください。
nasi bakar(ナシ・バカール)
bakarは(焼く)という意味なので「ナシ・バカール」は焼き飯の印象をもたれるかもしれませんが、特徴的なのはバナナの葉っぱに包まれるということ。その中には鶏(ayam)や魚(ikan)も入っていて、焼き飯をバナナの葉っぱに包んだ一風変わった料理です。
ナシ・バカール(Nasi Bakar)の材料(4人前):
基本材料:
- ご飯: 4杯分(通常の白ご飯でも、ココナッツミルクで炊いたご飯でもOK)
- 鶏肉またはエビ: 200g(細切り)
- 揚げテンペまたは豆腐: 100g(細かく刻む)
- バジルの葉: 適量
- バナナの葉(ご飯を包むため): 数枚
- サラダ油: 適量
調味料:
- にんにく: 2片(みじん切り)
- 玉ねぎ: 1個(みじん切り)
- 唐辛子: 2本(お好みで、みじん切り)
- サンバル(チリソース): お好みで
- 醤油: 大さじ2
- オイスターソース: 大さじ1
- 塩: 小さじ1/2
- 胡椒: 少々
作り方:
1. ご飯の準備:
- ご飯は通常の炊飯器で炊いておきます。ココナッツミルクを使って炊くと、ナシ・バカールにリッチな風味が加わります。
2. 具材を炒める:
- フライパンにサラダ油を熱し、にんにく、玉ねぎ、唐辛子を炒めます。香りが立ったら鶏肉またはエビを加え、火が通るまで炒めます。
- 醤油、オイスターソース、塩、胡椒を加え、味を調整します。具材が均等に味付けされたら、揚げテンペや豆腐を加えてさらに混ぜます。
3. ご飯と具材を混ぜる:
- 炒めた具材を炊いたご飯に加え、全体をよく混ぜます。お好みでバジルの葉を加えて、風味を豊かにします。
4. ご飯を包む:
- バナナの葉を軽く火であぶり、柔らかくします。バナナの葉の中央にご飯をのせて包みます。しっかりと包んで巻き終わりを爪楊枝や串で留めます。
5. ご飯を焼く:
- グリルまたはフライパンで、バナナの葉で包んだご飯を焼きます。両面が焼けて香ばしい焼き色がついたら完成です。バナナの葉が焦げる香りがご飯に移り、香ばしさが加わります。
6. 盛り付け:
- 焼き上がったナシ・バカールをお皿に盛り、バナナの葉を開けて中のご飯を楽しみます。サンバルを添えて、辛さを調整してください。
ポイント:
- バナナの葉で包むことで、ご飯に特有の香りと風味が加わります。焦げた香りが特徴的で、焼いたご飯の食感も楽しめます。
- 具材は鶏肉、エビ、テンペなど好みに応じてアレンジできます。海鮮や肉の代わりに野菜を多めに使っても美味しいです。
バリ料理
リゾートのバリは、ジャカルタのスカルノハッタ空港から飛行機で2時間程度離れた島で、独自の文化を築いているので、食文化も独特な部分があります。
babi guling(バビ・グリン)
うへ~、babi guling(バビ・グリン)豚の丸焼きです。なかなか日本ではお目にかかれない光景ですが、バリに行くときっと目撃すると思います。(gulingは転がるという意味です、たぶん棒を指して転がして焼くからそんな料理名になったのでしょう。)
これはバリの儀礼の際に用意されるもので、豚のおなかの中にスパイスが入っています。
バビ・グリン(Babi Guling)の材料(8〜10人前): 作る人がいるのか?笑ってことはさておき。。。
基本材料:
- 豚肉のロースト用部位(豚肩ロースまたは豚の丸ごと):2〜3kg
- バナナの葉(豚肉を包むため、なければ省略可)
- サラダ油: 大さじ3
スパイスペースト(バリ風スパイス):
- にんにく: 6片
- シャロット(小玉ねぎ): 6個
- 生姜: 5cm(すりおろし)
- ガランガル: 5cm(すりおろし)
- レモングラス: 2本(みじん切り)
- コリアンダーパウダー: 大さじ2
- クミンパウダー: 小さじ1
- ターメリックパウダー: 大さじ1
- 唐辛子(お好みで調整): 4本
- 塩: 大さじ2
- 砂糖: 小さじ2
- バイリーフ(ローリエ): 3枚
- タマリンドペースト: 大さじ2(またはライムジュースで代用可)
- サラダ油: 大さじ2
作り方:
1. スパイスペーストを作る:
- にんにく、シャロット、生姜、ガランガル、レモングラス、唐辛子をフードプロセッサーでペースト状にします。またはすり鉢でつぶします。
- コリアンダーパウダー、クミンパウダー、ターメリック、塩、砂糖、タマリンドペーストを加えて混ぜ合わせ、香り豊かなスパイスペーストを作ります。
2. 豚肉にスパイスを塗り込む:
- 豚肉にスパイスペーストを全体にまんべんなく塗り込みます。特に皮の下や切り込み部分にもしっかりとすり込みます。
- スパイスがなじむように豚肉を最低1時間(できれば一晩)冷蔵庫でマリネします。
3. 豚肉を包む:
- バナナの葉が手に入る場合は、バナナの葉で豚肉を包みます。バナナの葉は火で軽くあぶって柔らかくすると包みやすくなります。
4. 豚肉をローストする:
- オーブンを180℃に予熱し、豚肉をバナナの葉で包んだまま焼きます。オーブンで2〜3時間、豚肉が完全に火が通り、外側がパリッとするまでローストします。
- バナナの葉を使わない場合は、オーブンで直接ローストし、途中で油をかけて皮がカリカリになるようにします。
5. 仕上げ:
- 豚肉をオーブンから取り出し、少し冷ました後、スライスして盛り付けます。
6. 盛り付け:
- スライスしたバビ・グリンをお皿に盛り付け、サンバルやご飯、茹で野菜などの付け合わせと一緒に楽しみます。
ポイント:
- バビ・グリンは、スパイスペーストが命です。にんにく、生姜、ガランガル、レモングラスなどのバリ風スパイスをしっかりと豚肉に塗り込むことで、独特の香りと風味が楽しめます。
- バナナの葉で包んで焼くことで、さらに風味が豊かになり、バリ島特有の風味を再現できます。
ayam betutu(アヤム・ブトゥトゥ)
これは鶏の丸焼きで、鶏の中に香辛料やハーブを詰め込んだもので蒸し焼きにしたものです。
アヤム・ブトゥトゥ(Ayam Betutu)の材料(4〜6人前):
基本材料:
- 丸鶏: 1羽(約1.5〜2kg)
- バナナの葉(鶏肉を包むため、なければ省略可)
スパイスペースト(バリ風スパイス):
- にんにく: 6片
- シャロット(小玉ねぎ): 6個
- 生姜: 5cm(すりおろし)
- ガランガル: 5cm(すりおろし)
- レモングラス: 2本(みじん切り)
- コリアンダーパウダー: 大さじ2
- クミンパウダー: 小さじ1
- ターメリックパウダー: 大さじ1
- 唐辛子(お好みで調整): 4本
- 塩: 大さじ2
- 砂糖: 小さじ2
- タマリンドペースト: 大さじ2(またはライムジュースで代用可)
- サラダ油: 大さじ2
- バイリーフ(ローリエ): 2〜3枚
作り方:
1. スパイスペーストを作る:
- にんにく、シャロット、生姜、ガランガル、レモングラス、唐辛子をフードプロセッサーでペースト状にします。コリアンダー、クミン、ターメリック、塩、砂糖、タマリンドペーストを加えて混ぜ、香り豊かなスパイスペーストを作ります。
2. 鶏肉にスパイスを塗り込む:
- 丸鶏の内側と外側にスパイスペーストをしっかりと塗り込みます。鶏の皮の下にもスパイスをすり込むと、さらに風味が深まります。
- 鶏の内側にレモングラスやバイリーフを詰めます。
- スパイスがなじむように、鶏を最低1時間(できれば一晩)冷蔵庫でマリネします。
3. 鶏を包む:
- バナナの葉を火で軽くあぶり、柔らかくしてから鶏をしっかりと包みます。バナナの葉がない場合は、アルミホイルで代用して包みます。
4. 鶏を蒸し焼きにする:
- オーブンを180℃に予熱し、包んだ鶏をオーブンで1.5〜2時間ほど蒸し焼きにします。鶏が完全に火が通り、柔らかくジューシーになるまで焼きます。
5. 焼き仕上げ:
- 蒸し焼きにした後、包みを外して鶏の皮をグリルで軽く焼き、香ばしい焼き色をつけます。これにより、皮がパリッと仕上がります。
6. 盛り付け:
- 焼き上がったアヤム・ブトゥトゥをスライスし、お皿に盛り付けます。サンバルやご飯、野菜などを添えて、バリ風の一皿に仕上げます。
ポイント:
- スパイスペーストがアヤム・ブトゥトゥの味の決め手です。スパイスをしっかりと鶏肉に塗り込んで、香り豊かな風味を楽しんでください。
- バナナの葉で包むと、バリ島特有の香りが加わり、より本格的な味わいになります。
sate lilit(サテ・リリット)
豚や鶏や魚をミンチにして、串に巻き付けて食べる料理。見た目はつくね串のような感じです。バリ島に行けば必ず食べてるおいしい料理です。
サテ・リリット(Sate Lilit)の材料(4人前):
基本材料:
- 魚のすり身(白身魚やマグロなど): 400g
- ココナッツ(細かく削ったもの): 100g
- レモングラス(串として使う): 10本(串代わりに使う)
スパイスペースト:
- にんにく: 3片
- シャロット(小玉ねぎ): 4個
- 生姜: 3cm(すりおろし)
- ガランガル: 3cm(すりおろし)
- ターメリックパウダー: 小さじ1
- コリアンダーパウダー: 小さじ1
- クミンパウダー: 小さじ1/2
- 唐辛子(お好みで): 2本(みじん切り)
- 塩: 小さじ1
- 砂糖: 小さじ1
- サラダ油: 大さじ1
- バイリーフ(ローリエ): 2枚(みじん切り)
作り方:
1. スパイスペーストを作る:
- にんにく、シャロット、生姜、ガランガル、唐辛子をフードプロセッサーでペースト状にします。ターメリック、コリアンダー、クミン、塩、砂糖を加えて混ぜます。
2. 魚のすり身を混ぜる:
- 魚のすり身をボウルに入れ、スパイスペースト、削ったココナッツ、みじん切りにしたバイリーフを加え、手でよく混ぜます。
3. レモングラスに巻きつける:
- レモングラスを串代わりに使います。手に少量のすり身を取り、レモングラスの茎部分にしっかりと巻きつけます。全ての串に同様にすり身を巻きつけます。
4. 焼く:
- グリルまたはフライパンでサテ・リリットを焼きます。中火で回しながら焼き、全体がきつね色になり、中まで火が通るまで約10〜15分焼きます。
5. 盛り付け:
- 焼き上がったサテ・リリットをお皿に盛り付け、お好みでサンバルを添えて完成です。
ポイント:
- レモングラスを串代わりに使うことで、焼いたときにレモングラスの香りがすり身に移り、爽やかな風味が楽しめます。
- スパイスをしっかりと混ぜ込んだ魚のすり身は、ココナッツの甘さとスパイスの香りが絶妙なバランスです。
jukut urab(ジュク・ウラブ)
細切りの茹で野菜を細かく切って、ココナッツを混ぜた野菜料理です。
kari udang(カリ・ウダン)
udangはエビの意味で、エビが入ったカレー(kari)です。バリのスープカレーです。
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2018年最新バリ島の治安|2回スられ被害総額10万の実話パダン料理
パダンはジャワ島ではなく、スマトラ島にある地域で、そこに住んでいるミナンガバウと呼ばれる民族の料理が「パダン料理」と呼ばれるものです。パダン料理の特徴を一言で表すと・・・激辛
でもおいしい!!早速見ていきましょう。
ikan bilis(イカン・ビリス)
日本でも見かけるようなお菓子!イワシを乾燥させたおつまみ的な料理です。
ayam pop(アヤム・ポップ)
パダン料理のフライドチキンになります。フライドチキンってカリっとした感じですが、パダンバージョンのフライドチキンは柔らかいです。
gulai daun singkong(グライ・ダウン・シンコン)
緑の葉っぱは「キャッサバと呼ばれる芋科の葉っぱ」なのですが、これはタピオカと日本では呼ばれています。キャッサバの根の部分が加工されてタピオカになっています。
グライ・オタック・サピ(Gulai Otak Sapi)の材料(4人前):
基本材料:
- 牛の脳: 400g(清潔に洗い、食べやすい大きさに切る)
- ココナッツミルク: 400ml
- 水: 200ml
- レモングラス: 1本(軽くつぶす)
- ガランガル: 2cm(軽くつぶす)
- バイリーフ(ローリエ): 2枚
- 塩: 小さじ1
- サラダ油: 大さじ2
スパイスペースト:
- にんにく: 3片
- シャロット(小玉ねぎ): 4個
- 生姜: 2cm(すりおろし)
- ターメリックパウダー: 小さじ1
- コリアンダーパウダー: 小さじ2
- クミンパウダー: 小さじ1/2
- 唐辛子(お好みで): 2本(みじん切り)
- 塩: 小さじ1/2
- 砂糖: 小さじ1
作り方:
1. 牛の脳を準備する:
- 牛の脳を優しく洗い、ぬめりを取り除きます。沸騰したお湯に脳を入れ、数分茹でて臭みを取り、余分な水分を切ります。脳みそを壊さないようにHati hati(気を付けて)、牛の脳はお肉屋さんに打っているのですか?
2. スパイスペーストを作る:
- にんにく、シャロット、生姜、唐辛子をフードプロセッサーでペースト状にします。またはすり鉢でつぶします。ターメリック、コリアンダー、クミン、塩、砂糖を加えて混ぜ合わせます。
3. スパイスを炒める:
- フライパンにサラダ油を熱し、スパイスペーストを香りが立つまで炒めます。次に、レモングラス、ガランガル、バイリーフを加え、さらに炒めます。
4. ココナッツミルクを加える:
- ココナッツミルクと水を加え、スープが均一になるようによく混ぜます。弱火で煮込み、沸騰させないように注意します。
5. 牛の脳を加える:
- 牛の脳をスープに加え、ゆっくりと煮込みます。10〜15分ほど煮込み、スープと牛の脳がよく馴染むようにします。
6. 味を調整する:
- 最後に塩で味を調整し、数分煮てから火を止めます。
7. 盛り付け:
- グライ・オタック・サピを器に盛り、ご飯と一緒に楽しみます。お好みでサンバルを添えて、さらに風味を引き立てることもできます。
ポイント:
- 牛の脳は非常に柔らかくデリケートな食材なので、煮込みすぎず、優しく取り扱うのがポイントです。
- ココナッツミルクとスパイスの組み合わせが濃厚で、牛の脳のクリーミーな食感とよく合います。
gulaiは(カレーの種類の一種)でotakは(脳みそ)、そしてsapiは(牛)
実はこのおいしそうに見える食べ物は牛の脳みそだったのです。僕は食べる勇気ないですが、食べた方はぜひ感想をお聞かせください!
rendang(ルンダン)
これはヤンティが日本でも僕に作ってくれたことがある、めっちゃおいしい肉を煮込んだ料理です。豚の角煮が柔らかくなるように、長時間煮込むと牛肉も、ものすごく柔らかくなるのでおいしい!
ぜひ食べてみてください!
デザート類
そして、食後には甘いデザートが食べたいですよね!もちろんインドネシア料理もデザートがあり、個人的にはかなりレベルが高いと思っています!
roti bakar(ロティ・バカール)
いや~もうマジで!インドネシアに行ったらこれだけは食べて帰ってください!
rotiは(パン)bakar(焼く)で「焼きパン」という意味を持っていますがジャカルタの屋台でもたくさん見かけますし、僕も毎日のように食べていた時期がありました。ブルーベリージャムやママレードなどいろんな味の組み合わせが選べるのですが、なんといってもチョコレート&チーズの組み合わせは絶品!
少し塩っ辛いチーズと、甘いチョコレートが熱いパンにしみこんでパリっとしっとりとしていて・・・思いだすだけでヨダレが出ます!
pisang goreng(ピサン・ゴレン)
これはバナナに衣をつけて揚げたもので、pisangが(バナナ)の意味を持っています。アツアツのピサンゴレンに、キャラメルソースをかけたら甘党は一撃でやられます!
es buah(エス・ブア)
esは(氷)の意味です。アイスのインドネシア語版で、果物をたくさんいれて、練乳やココナッツミルクを混ぜたあまーいシロップをかけて氷を浮かべた、暑いインドネシアにはもってこいの贅沢デザートです。
serabi(スラビ)
これはソロの伝統的なデザートのserabiです。外はパリパリで中はモチモチで長く生き残っている理由が分かります。
onde onde(オンデ・オンデ)
オンデ・オンデはインドネシア版のごま団子で、日本人の舌にも合った味で、ジャカルタでもたくさんみかけるのでぜひ見てみてください。
ココナッツ
インドネシアは暑いからとにかく汗をかく!
でもそんなときにまんまる太ったココナッツを飲むとスッキリ最高の気分になります。
まとめ
インドネシア料理はたくさんありますが、どれもきっとおいしいと思う味つけで、人によっては病みつきになると思います。
でも、インドネシア料理を覚えてしまうと日本食が恋しくなりますし、日本食ばかり食べているとインドネシア料理が恋しくなったりしますがぜひ楽しんでみてくださいね。
そして、インドネシアに行ったら挑戦してほしいものがあります
kaki lima(屋台)に挑戦しよう
インドネシアにいくとkaki limaと呼ばれる屋台がたくさんあります。というかどこでもあります。
kakiは(足)という意味で、limaは(数字の5)の意味、5本足という意味なのですが、三輪車の屋台+人間の2本足を足して「5つの足」kaki limaという名前になったのです。
ここでナシゴレンや、ミーゴレン、サテアヤム、ロティバカールなど様々な種類の料理が売ってるので食べてみてください。おいしいですが、高確率でおなかを壊してしまいます。ただ、これは一時的なもので次第に慣れていきますので継続的に食べてみてください。
日本のインドネシア料理店もアリ
そして、日本にもおすすめのインドネシア料理店、おそらく全国にあるので行ってみてください。
一歩足を踏み入れるとアジアンテイスト!インドネシア料理はインドネシアの雰囲気も大切ですね。
インドネシアに行く前にちょっとインドネシアの雰囲気を味わったり、少し恋しくなったときに行ってみてください♪
とってもご飯美味しかったです。
しかし、高糖質。サテ、豆のチップス、ikanのスナックは低糖質です。
インドネシアの人々の健康を祈ります。
ですよね~
太りますよね!笑