僕が初めてインドネシアに行くとき、実は知っている料理って一つもありませんでした。
日本人の舌に合うのか?など全く考えずにインドネシアに行って初めてナシゴレンってインドネシア料理だったんだ~と知ってから、3か月たって本当にいろんなインドネシア料理にチャレンジしてきました。
- 油っこい
- 塩っ辛い
- 辛い
この3つに加えて僕は「うまい!」と思います。味は日本人好みで、僕も非常にインドネシア料理は好きですが、あっさりしたものが食べたくなるのも事実。でもしばらく食べないと恋しくなる!
インドネシアのことについて知りたければインドネシア料理から学んでいきましょう!
インドネシア料理を覚えながら一緒にインドネシア語も学んでいきましょう♪
おいしいインドネシアの料理一覧
インドネシアはいろんな文化や島々で成り立っている国ですので、地域によって食べるものも違いますので、代表的インドネシア料理・ジャワ料理・スンダ料理・バリ料理・パダン料理に分類しています。
代表的インドネシア料理(ジャカルタ・バンドゥンなど)
まず、インドネシアに行けば必ず食べるであろうものを紹介していきます。ジャカルタに行けば高確率で出会うであろう料理なので、行く前にチェックしておくといいと思います。
nasi goreng(ナシ・ゴレン)
ナシは(ごはん)、ゴレンは(揚げる)の意味を持っているインドネシアと言えばこれ!という料理です。日本でいうチャーハンと同じような感じで、ごはんの上に卵焼きを乗せたり、kerupuk(揚げせんべい)のトッピングがあったり、野菜と一緒に焼いたりなどのアレンジも楽しめます。
日本でもナシゴレンを販売している料理店はちらほら見かけますし、インドネシア料理のお店に足を運ぶと確実においている料理です。最近では無印良品でも「ナシゴレンの素」なるものが発売されているので日本の家庭でも楽しむことができるようになっています。
nasi kuning(ナシ・クニン)
インドネシアのごはんは、基本的にはnasi putih(白米、※putihは「白」の意味)かnasi kuning(ナシ・クニン)の2種類で、このナシクニンにはウコンとココナッツミルクで炊いているので、ほんのりと甘く、そしてカレーのようなスパイスが薄く効いたごはんです。これは日本でいう赤飯のような存在で、普段の食卓にも並ぶのですが、お祝い事の時によく食べられる料理です。
kuningの意味は「黄色!」だから「ナシ・クニン」は「黄色いごはん」です!
nasi uduk(ナシ・ウドゥック)
これは好き嫌いが分かれるのですが僕は非常に大好きなごはんの一種です。これもインドネシアでレストランに行くとよく出されるごはんで、ローリエなど香辛料やハーブ類そしてショウガ、ココナッツミルクで炊くごはん!
mie kuah(ミークア)
mieは(麺)の意味、そしてkuah(汁)という意味で、インドネシア版のラーメン的な存在ですが、味は全くコッテリしておらず、あっさりとさわやかに食べることができるので、油っこいのに飽きたらぜひ食べてください。日本でいう「汁そば」になりますので、そっちのほうがイメージしやすいかも!
mie goreng(ミー・ゴレン)
さっき出てきたmie(麺)とナシゴレンのgoreng(揚げる)でmie goreng!
これはインドネシア版の焼きそばでナシゴレンとミーゴレンはきっとインドネシア在住インドネシアなら大好き!なはず。


bihun goreng(ビーフン・ゴレン)
bihunは日本語でもおなじみ「ビーフン」のことです。焼きビーフンはインドネシアでも食べることができますよ~!
nasi campur(ナシ・チャンプルー)
これはバリに行っても、マレーシアに行っても、そしてシンガポールに行っても食べた僕の大好物のナシ・チャンプルー!
おかずをいろいろと乗せることができるのですが、基本的にはお店の棚にたくさんのおかずが陳列されていて、好きなものを選びます。魚やお肉、野菜、卵など好きな食べ物をなんでも選べます。画像のようにおさかなをデーンとごはんの上にも乗せちゃって贅沢を楽しんで下さい♪
野菜料理・スープ料理
先ほどは代表的インドネシア料理の主食をピックアップしましたが、サイドメニューも特徴的!
lumpia(ルンピア)
見ての通り、インドネシアバージョンの春巻きです!中身はお肉と野菜、そして場合によってはエビを入れることもあります。味は日本で食べるのとほとんど変わりません。
cah kangkung(空芯菜炒め)
kangkungは(空芯菜)という野菜で歯ごたえがしっかりしていて、芯が空っぽなので、味もしみこみやすく野菜炒めに向いています。
ニンニクと唐辛子と一緒に炒めるのが基本で、たまに辛すぎることもありますが、前菜にしては刺激的な料理でごはんが進む料理です。
soto ayam(ソト・アヤム)
sotoは(スープ)の意味を持っています。そしてayamは(鶏)の意味、鶏肉のスープですが野菜や卵などいろんなものが入っています。
麺を入れてもよし、ごはんを入れてもよし!主食クラスの人気サイドメニューで味も日本人好みです。
sup buntut(スプ・ブントゥ(ト))
buntutの意味は(しっぽ)、ということは!そうです!この写真の真ん中に映っている大きな肉の塊は牛のしっぽなのです。
牛のしっぽ、絶品、ただただ絶品、見つけたら食べてほしい一品です。
gado gado(ガドガド)
ガドガドはいろんな種類の温野菜にあま~いピーナッツソースをかける料理です。ガドガドというその響きからなのか、日本人でも比較的知名度が高いインドネシア料理ですが、僕はどうも、野菜に甘いソースというのはそんなに好きではないです・・・でも、温野菜をそのまま食べても味がないからしかたなく甘いソースをつけて食べるけど・・・
肉類(daging)
インドネシア料理はdaging(肉)がいっぱい!イスラム教は豚が食べれないということで、豚を食べるのであれば日本人向けのレストランやスーパーに行くしかないのですが、牛肉や鶏肉はインドネシア人はよく食べています。
sate(サテ)
サテは串焼きの意味でsate ayamだと焼き鳥に、sate dagingだと牛肉の串焼きをそれぞれ意味しています。
日本の味と似ており、おいしいですが、これにもたまに甘いピーナッツソースがかけられていて落ち込むことがあります。
bakso(バクソー)
バクソーは肉団子が入った汁です。屋台でもよく売られていて、日本で冬にお鍋を食べるときに入れる「肉団子」のような触感と味でおいしいです。たまにエビや魚のすり身があったりします。
ayam goreng(アヤム・ゴレン)
アヤムゴレン・・・自力で訳せますか?
ズバリ!
鶏のから揚げです!でも、日本で食べるようなから揚げとは全く違っていて、とにかくサイズが大きくて、骨が多くて食べにくいっていうのが僕の印象です。味はおいしいですが、食べ終わる頃には手がベタベタになってるし、ほとんど骨しかないやん!となって落ち込むこともあります。
ikan goreng(イカン・ゴレン)
ayam gorengがあればikan goren(魚のから揚げ)もあります。ikanは魚です。ヤンティにインドネシア語を学び始めて「ikanはイカンって覚えろ!」と偉そうに言われたので、この際に「魚はイカン」とおきましょう。
かなり揚げられているので、カリっとした触感で、魚なのですがイカせんべいの触感に似ていると思います。
ジャワ料理(ジョクジャカルタやソロなど)
ジャカルタやバンドゥンなどもジャワ島なのですが、ジョグジャカルタやソロといった地域はジャワ島の中心部で、そこではなかなか都会のジャカルタやバンドゥンでも出会えない料理があります。
gudeg(グドゥ)
グドゥは料理名で、ナンカというでっかい果物の果実をココナッツミルクと砂糖で煮込んだものです。
ナンカってこんなのです。
でっかい!ほんのちょ~とだけドリアンに似てるような気もします・・・
nasi liwet(ナシ・リウット)
ココナッツミルクで炊いたご飯に、ココナッツミルクで似た鶏肉がセットになった料理です。
nasi pecel(ナシ・プチェル)
pecelはピーナッツを使って作ったソースで、ガドガドにかかってるような甘いソースです。これをごはんにかけた料理です。もうそろそろ白米が恋しくなってきます。
nasi soto sapi
nasiは(ごはん)supは(スープ)sapiは(牛肉)、そのままですが料理名「牛肉スープごはん」です。
すだちを絞って食べるとすっきりした味わいでかなりおいしいですし、適当にケチャップやチリソースをちょこっと足してみてもおいしいですので、一食でいろんな味を楽しんでみてください。
sosis solo(ソーシス・ソロ)
sosisは(ソーセージ)soloは(地名)の意味で「ソロのソーセージ」です。
皮は厚めで、goreng(揚げる)場合もあります、中身は牛ひき肉です。日本のソーセージのイメージとは全く違いますね。
nasi tumpeng(ナシ・トゥンプン)
前半に出てきたnasi kuning(ナシ・クニン)を覚えていますか?nasi(ごはん)kuning(黄色い)で、「黄色いごはん」という料理ですが、これを円錐形にシャキーン!と形作ったものがナシ・トゥンプンです。
祝い事としてナシ・クニンがふるまわれるときには、このような形にされます。
スンダ料理(スンダ地方)
ジャカルタやバンドゥンがジャワ島の東部、先ほどのジョグジャカルタやソロはジャワ島の中心部、そしてスンダはジャワ島の西部に位置しています。
今までの料理が味が濃くて、油っこいイメージですが、スンダ料理は比較的シンプルにあっさりした味付けのものが多いです。
nasi rames(ナシ・ラムス)
スンダ版の「ナシチャンプルー」で、野菜や肉以外にもピーナッツや小魚などが乗っています。
nasi timbel(ナシ・ティンブル)
ナシ・ティンブルは、バナナの葉っぱで包んだごはんにテンペと呼ばれる大豆を揚げたものと豆腐がセットになったものでスンダ料理の代表的なものです。
lotek(ロテック)
空芯菜やインゲン、モヤシなどをゆでた料理です。でもなぜか甘いピーナッツソースをかけちゃうから僕は苦手。笑
sayur asam(サユール・アサム)
トウモロコシを中心にキャベツやピーナッツ、インゲンなどを混ぜた野菜スープ、タマリンドの実と呼ばれるタイでは有名な実が入っていて、これが独特な味を出しています。
kari ayam(カリ・アヤム)
インドネシア語で「カレー」は「kari」です。そして「ayam」は「鶏」だから「チキンカレー」ですね。
これに加えて、ココナッツミルクが入ってるからほんのりと甘味があります。
rujak asian(ルジャック・アシアン)
rujakは謎の激辛ソースで、これを甘いフルーツにかけて食べるデザートがジャカルタの屋台でも売っていて食べることができますが、rujak asianはパパイヤやキャベツなどの生野菜にrujakのソースをかけたものです。
nasi bakar(ナシ・バカール)
bakarは(焼く)という意味なので「ナシ・バカール」は焼き飯の印象をもたれるかもしれませんが、特徴的なのはバナナの葉っぱに包まれるということ。その中には鶏(ayam)や魚(ikan)も入っていて、焼き飯をバナナの葉っぱに包んだ一風変わった料理です。
バリ料理
リゾートのバリは、ジャカルタのスカルノハッタ空港から飛行機で2時間程度離れた島で、独自の文化を築いているので、食文化も独特な部分があります。
babi guling(バビ・グリン)
うへ~、babi guling(バビ・グリン)豚の丸焼きです。なかなか日本ではお目にかかれない光景ですが、バリに行くときっと目撃すると思います。(gulingは転がるという意味です、たぶん棒を指して転がして焼くからそんな料理名になったのでしょう。)
これはバリの儀礼の際に用意されるもので、豚のおなかの中にスパイスが入っています。
ayam betutu(アヤム・ブトゥトゥ)
これは鶏の丸焼きで、鶏の中に香辛料やハーブを詰め込んだもので蒸し焼きにしたものです。
sate lilit(サテ・リリット)
豚や鶏や魚をミンチにして、串に巻き付けて食べる料理。見た目はつくね串のような感じです。バリ島に行けば必ず食べてるおいしい料理です。
jukut urab(ジュク・ウラブ)
細切りの茹で野菜を細かく切って、ココナッツを混ぜた野菜料理です。
kari udang(カリ・ウダン)
udangはエビの意味で、エビが入ったカレー(kari)です。バリのスープカレーです。
バリのことをもっと知りた方は下の記事も読んどきなよ~!

パダン料理
パダンはジャワ島ではなく、スマトラ島にある地域で、そこに住んでいるミナンガバウと呼ばれる民族の料理が「パダン料理」と呼ばれるものです。パダン料理の特徴を一言で表すと・・・激辛
でもおいしい!!早速見ていきましょう。
ikan bilis(イカン・ビリス)
日本でも見かけるようなお菓子!イワシを乾燥させたおつまみ的な料理です。
ayam pop(アヤム・ポップ)
パダン料理のフライドチキンになります。フライドチキンってカリっとした感じですが、パダンバージョンのフライドチキンは柔らかいです。
gulai daun singkong(グライ・ダウン・シンコン)
緑の葉っぱは「キャッサバと呼ばれる芋科の葉っぱ」なのですが、これはタピオカと日本では呼ばれています。キャッサバの根の部分が加工されてタピオカになっています。
gulai otak sapi(グライ・オタック・サピ)
gulaiは(カレーの種類の一種)でotakは(脳みそ)、そしてsapiは(牛)
実はこのおいしそうに見える食べ物は牛の脳みそだったのです。僕は食べる勇気ないですが、食べた方はぜひ感想をお聞かせください!
rendang(ルンダン)
これはヤンティが日本でも僕に作ってくれたことがある、めっちゃおいしい肉を煮込んだ料理です。豚の角煮が柔らかくなるように、長時間煮込むと牛肉も、ものすごく柔らかくなるのでおいしい!
ぜひ食べてみてください!
デザート類
そして、食後には甘いデザートが食べたいですよね!もちろんインドネシア料理もデザートがあり、個人的にはかなりレベルが高いと思っています!
roti bakar(ロティ・バカール)
いや~もうマジで!インドネシアに行ったらこれだけは食べて帰ってください!
rotiは(パン)bakar(焼く)で「焼きパン」という意味を持っていますがジャカルタの屋台でもたくさん見かけますし、僕も毎日のように食べていた時期がありました。ブルーベリージャムやママレードなどいろんな味の組み合わせが選べるのですが、なんといってもチョコレート&チーズの組み合わせは絶品!
少し塩っ辛いチーズと、甘いチョコレートが熱いパンにしみこんでパリっとしっとりとしていて・・・思いだすだけでヨダレが出ます!
pisang goreng(ピサン・ゴレン)
これはバナナに衣をつけて揚げたもので、pisangが(バナナ)の意味を持っています。アツアツのピサンゴレンに、キャラメルソースをかけたら甘党は一撃でやられます!
es buah(エス・ブア)
esは(氷)の意味です。アイスのインドネシア語版で、果物をたくさんいれて、練乳やココナッツミルクを混ぜたあまーいシロップをかけて氷を浮かべた、暑いインドネシアにはもってこいの贅沢デザートです。
serabi(スラビ)
これはソロの伝統的なデザートのserabiです。外はパリパリで中はモチモチで長く生き残っている理由が分かります。
onde onde(オンデ・オンデ)
オンデ・オンデはインドネシア版のごま団子で、日本人の舌にも合った味で、ジャカルタでもたくさんみかけるのでぜひ見てみてください。
ココナッツ
インドネシアは暑いからとにかく汗をかく!
でもそんなときにまんまる太ったココナッツを飲むとスッキリ最高の気分になります。
まとめ
インドネシア料理はたくさんありますが、どれもきっとおいしいと思う味つけで、人によっては病みつきになると思います。
でも、インドネシア料理を覚えてしまうと日本食が恋しくなりますし、日本食ばかり食べているとインドネシア料理が恋しくなったりしますがぜひ楽しんでみてくださいね。
そして、インドネシアに行ったら挑戦してほしいものがあります
kaki lima(屋台)に挑戦しよう
インドネシアにいくとkaki limaと呼ばれる屋台がたくさんあります。というかどこでもあります。
kakiは(足)という意味で、limaは(数字の5)の意味、5本足という意味なのですが、三輪車の屋台+人間の2本足を足して「5つの足」kaki limaという名前になったのです。
ここでナシゴレンや、ミーゴレン、サテアヤム、ロティバカールなど様々な種類の料理が売ってるので食べてみてください。おいしいですが、高確率でおなかを壊してしまいます。ただ、これは一時的なもので次第に慣れていきますので継続的に食べてみてください。
日本のインドネシア料理店もアリ
そして、日本にもおすすめのインドネシア料理店、おそらく全国にあるので行ってみてください。東京でおすすめはCAFE RAMBUTANです。
内装もおしゃれで食べログでも高い口コミを得ています。
そして大阪でおすすめのインドネシア料理は熱帯食堂!バリ料理が楽しめます。
一歩足を踏み入れるとアジアンテイスト!インドネシア料理はインドネシアの雰囲気も大切ですね。
インドネシアに行く前にちょっとインドネシアの雰囲気を味わったり、少し恋しくなったときに行ってみてください♪


とってもご飯美味しかったです。
しかし、高糖質。サテ、豆のチップス、ikanのスナックは低糖質です。
インドネシアの人々の健康を祈ります。
ですよね~
太りますよね!笑