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インドネシア語の「さん付け」について|「2人称」の使い分け完全版

Hari
日本語の場合、敬意を表すため、人の名前に「さん」を付けて呼ぶよね?
Taiki
うん、そうだね、ハリ。
Hari
わしにも「さん」付けせんかい!
Taiki
こっわ!

はい!ハリちゃん!

Hari
ふざけとるな。。。インドネシア語の場合も実は「~さん」同じものがある。
Taiki
ふむふむ。
Hari
インドネシア語学習の初級段階で学ぶ2人称のことだ。
Taiki
えーっと、二人称ってことは、「Bapak」、「Ibu」、「Saudara」、「Saudari」みたいなやつ?
Hari
そうそう。インドネシア語の2人称ってたくさんあるんだよ。
Taiki
そうだよね、だから使い分けが難しい。
Hari
でもな、全部使われているという訳ではないんだよ。
Taiki
え?マジ?じゃあ、せっかく学んだ2人称を使わないということがあるんだ?
Hari
そういうことだ、とりあえず、インドネシア語の「さん付け」に入る前に、この2人称のこともうちょっと詳しく確認しよう。また、日常会話でどちらが使われているのか、または使われていないのかも見ていこう!

 

2人称を一個一個確認しよう!

1.Anda

Hari
まず、この「Anda」だけど、おそらく初級段階で「あなた」という意味の単語として一番最初に教わるんじゃないかな?
Taiki
うん、そんな気がする。Nama Anda siapa?(あなたの名前はなんですか?)って感じだね。
Hari
そうそう「Saya=私」とペアとして教わると思うけど、「Anda」は日常会話でほぼ使われていないんだ。
Taiki
へー、そうなんだ。なんで。
Hari
その原因は、日本語の「あなた」と同じだから、あんまり、日本語で「あなた」って言わなくない?
Taiki
確かに「あなた」と言われたら距離を置かれた感じになるもんね。
Hari
だから日常会話では「ほぼ」使われていない。また、場合によっては「Anda」と言われるとインドネシア人は、「見下されている」という気持ちになることもあるから気を付けてほしい。
Taiki
へー、Andaってみんな知ってるような単語だけど使い方ミスったらヤバイんだね。でもたまに聞くような気もするんだけど。
Hari
そうだな、「Anda」は日常会話であまり使われてないんだけど、フォーマルな場面なら、使われる可能性がある。

フォーマルな場面といっても、フォーマル度の高いもので、例えば裁判や警察の取り調べや会議/会合などだ。また、学生指導の場面で、大学の先生が大学生に対して使うこともある、指導の雰囲気のフォーマル感を出すために大学の先生が使うこともあるといえるね。

Taiki
たしかに、日本で「あなた」という時もそういった場面で使われるね。
Hari
まあ便利だから、使ってしまうインドネシア語学習者が多いんじゃないかなって思う。全く使われていないという訳ではないんだけどね、
Taiki
ところでハリは日常会話で「Anda」を使うの?
Hari
日常会話でじゃハリも聞いたり、使ったりしたこともなく、使った記憶もないよ。
Taiki
そんな感じなんだ。でも、インドネシア人がAndaってよく使ってたような気もするけどな~。
Hari
それは、そのインドネシア人が外国人に対して分かりやすくインドネシア語を話す場合だね、自然に使うというわけではなく、相手に分かるような単語を選択して使ってくれてるんだと思う。

会社の会議という場面における「Anda」の使用例をいくつか見て確認しよう。

 

一緒に発音してみよう!

Kalau Anda punya pendapat lain, silakan beri tahu kami.

あなたは)他の意見を持っていたら、どうぞ(私たちに)教えてください。

  • kalau~(~だったら)
  • Anda(あなた)※文中でも大文字になります。
  • punya(持つ)
  • pendapat(意見)※原型:dapat(得る)に接頭辞pe-がついて名詞になっています。
  • lain(他の)
  • silakan~(どうぞ~してください)
  • beri tahu(知らせる、教える)※beri(与える)、tahu(知る)
  • kmai(私たち)

 

一緒に発音してみよう!

Saya pikir anggaran yang Anda ajukan tidak cukup untuk proyek ini.

この案件に(あなたが)提案した予算は、(私は)十分ではない(足りない)思います。

  • saya(私)
  • pikir(思う、考える)
  • anggaran(予算)
  • yang(関係代名詞)
  • Anda(あなた)
  • ajukan(提案する)
  • tidak cukup(足りない)※tidak~(~ない)、cukup(かなり)
  • proyek(プロジェクト)
  • ini(これ、この)

 

一緒に発音してみよう!

Dari mana Anda dapat data ini?

あなたは)どこからこのデータを取得しました(もらいました)か。

  • dari~(~から)
  • mana(どこ)
  • Anda(あなた)
  • dapat(得る)
  • data(データ、資料)
  • ini(これ、この)
Hari
「Anda」が使われてるけど、会社によってはフォーマルな雰囲気で会議をやらないところもあるから、絶対に会議では「Anda」を使わないといけないという訳でもないね。
Taiki
じゃあ、逆に「よくAndaが使われるシチュエーション」はあるの?
Hari
相手に対して怒ったり苛立ったりする時によく使われてるな。また、相手に対して自分の立場が違うことを強調したり、間接的に知らせたりする時にも「Anda」が使われるといえる。
Taiki
そういうことね、それじゃあ日常会話ではほとんど出ないだろうな。え?でもさ、Andaが使えないとなると、その代わりに何を使えばいいのさ?
Hari
それは、この後に説明する「Bapak」、「Ibu」、「Mas」、と「Mba」が使えるからご心配なく。これについて後ほど説明するぞ。

じゃあ次。

 

2.Kamu

Hari
次は、「Aku」のペアとして導入される「Kamu」だ。「Aku-Kamu」のペアはインドネシア人も日常会話で使っているな。

また、「Aku-Kamu」ペアは「Saya-Kamu」ペアと同じ感じ、同じニュアンスで使う地域もあれば、「Aku-Kamu」ペアは「Saya-Kamu」ペアより親しみを表すために使う地域もある。

Taiki
ん?どういうこと?
Hari
具体的に言うと、カップル又は恋人同士の場合、「Saya-Kamu」ペアより「Aku-Kamu」ペアの方を使う場合が多いということ。

中部ジャワや東部ジャワなど東の方の地域の人々の場合、「Aku-Kamu」ペアが一般的なペアとして使うようだ。つまり、東の地域のインドネシア人は恋人同士じゃなくても、普段「Aku-Kamu」ペアを使っているということだ。

インドネシア語の学習者には、「Saya-Kamu」ペアを使ったら無難だ。でも、やっぱり「Kamu」には別のニュアンスがあるから、気を付けないといけない。

Taiki
別のニュアンスか。
Hari
まず、「Kamu」は友達のような親しい人に対して使えるけど。教師から生徒へ、上司から部下へ、親から子供へなどの関係性の時に「Kamu」と使われる。つまり、年齢的に下の人に使えるということだ。

だから、親しくない人や年上の人に対して「Kamu」を使ったら、相手は見下されるというように思かもしれないから避けたほうが無難だね。

Taiki
なるほどね、じゃあ初対面の人には何を使うべきなの?
Hari
初めて会った人や知らない人に対しても、後で紹介する「Bapak」や「Ibu」や「Mas」や「Mba」などが使われているな。
Taiki
なるほどね、Kamuはどんなシチュエーションで使われるか知りたい。
Hari
OK。じゃあいくつか例文を見て確認しよう。

 

一緒に発音してみよう!

(上司⇒部下)Kenapa kamu kemarin tidak datang ke kantor?

君はなぜ昨日会社に来なかったんですか。

  • kenapa(なぜ)
  • kamu(君)
  • kemarin(昨日)
  • tidak~(~しない)
  • datang(来る)
  • kantor(会社)

 

一緒に発音してみよう!

(友達同士)Kamu kapan mau main ke rumah saya?

(友達同士)君はいつ(私の)家に遊びに来るの。

  • kamu(君)
  • kapan(いつ)
  • mau~(~しようとする)
  • main ke(遊びに来る)
  • rumah(家)
  • saya(私)

 

一緒に発音してみよう!

(友達同士)HP ini punya siapa? Kamu ya?

(友達同士)この携帯電話はだれのですか。の。

  • HP(携帯電話)※Hand Phoneの略です。
  • ini(これ、この)
  • punya(持つ)
  • siapa(だれ)
  • kamu(君)

 

3.Engkau/Kau

Hari
タイキ、Engkau/Kauは聞いたことある?
Taiki
うん、教科書で習った気がするけど。実際に使ったことはないかな。
Hari
だろうな、この2人称なんだけど、「Engkau」はフォーマルな場面でもカジュアルな場面でもインドネシア人は使わないということがはっきり言える。
Taiki
えー、やっぱそうなんだ!Engkauの省略形「Kau」もそうなの?
Hari
「Kau」に関しても実は「Engkau」とあまり変わらないな。主に西部ジャワに生活しているオレとしては「Kau」と言われたこともなく、自分から言った記憶もないなあ。
Taiki
そうなんだ。じゃあ、なんで教科書に載ってるんだろ?
Hari
でも、スマトラ島に行けば、方言の影響で、日常的に「Kau」を使う人々が多いと思う。そして「Engkau」と「Kau」は歌の歌詞や詩などによく出るような言葉というイメージだな。いくつか例文を見てみよう。
一緒に発音してみよう!

Kau bagaikan mawar merah di taman.

は公園に咲いているバラのようだ。

  • kau(君)
  • bagaikan~(あたかも~のようだ)
  • mawar merah(バラ)※mawar(バラ)、merah(赤い)di~(~の)taman(公園)

 

一緒に発音してみよう!

Kau campakkan diriku untuknya.

は彼/彼女のために私を振った。

  • kau(君)
  • campakkan(捨てる、振る)
  • diriku(私「自身」)※diri(自身)+ku=aku(私)
  • untuknya(彼「女」のために)※untuk~(~のために)+nya=dia(彼、彼女)

 

一緒に発音してみよう!

Dia lebih memilih kau dari pada aku.

彼/彼女は私よりを選んだ。

  • dia(彼、彼女)
  • lebih(より~)
  • memilih(選ぶ)
  • kau(君)
  • dari pada~(~より)
  • aku(私)
Hari
これら例文は、「詩」「歌詞」みたいな感じでしょ?
Taiki
たしかに、日常会話ではまあ使わないなあ。
Hari
ロマンティックなテレビドラマや映画、あとは歌詞としてよく使われるって頭に入れておこう!

 

4.Tuan、Nyonya、Nona

Hari
これらは、日常会話に絶対にでない!と断言できる。
Taiki
えー、これも教科書載ってたって!
Hari
80年代の生活にはこれらの言葉の使用はあったかもしれないけど、現在はほぼ聞かないね。

もともと外国人又は社会的な地位が高い人々に対して使われた人称代名詞だけど、今はそのような人々に対しても、普通に「Bapak」又は「Ibu」を使ってるからな~。以前、これに関してはジャパネシアで紹介していたな。だからここはスルーでOK。

インドネシア語の人称代名詞と所有格とその使い方

 

5.Saudara/Saudari

Hari
次は「Saudara/Saudari」だ。

「Saudara」には2つの意味がある。まず1つ目は、「Anda」と同じような意味だ。「Anda」は年齢層を問わず、フォーマル度の高い2人称として使るけど、「Saudara」は比較的に若い人に対して使われる傾向があるな。

Taiki
若い人って何歳まで?
Hari
若いという基準も難しいよなあ。まあ「Anda」と同じでフォーマル度の高い場面でしか使えないから、日常会話をするだけなら別に覚えなくてもいい表現だ。
Taiki
なるほどね、もう一個の意味は何なの?
Hari
「Saudara」のもう一個の意味は、「親戚」又は「兄弟」だ。

その意味で「Saudara」はよく使われるから例文で見てみよう。

一緒に発音してみよう!

Kemarin ada saudara saya yang meninggal, jadi saya harus pulang ke kampung.

この間、亡くなった親戚がいましたから、田舎に帰らないといけない。

  • kemarin(昨日)
  • ada(ある、いる)
  • saudara(親戚)
  • saya(私)
  • yang(関係代名詞)
  • meninggal(亡くなる)
  • jadi(だから)
  • harus~(~しなければならない)
  • pulang ke~(~へ帰る)
  • kampung(田舎)

 

一緒に発音してみよう!

Saya punya saudara di Tokyo, jadi kalau main ke sana saya tidak perlu pesan kamar hotel.

東京に親戚がいるから、あそこに遊びに行ったら、ホテルの部屋を予約する必要はない。

  • saya(私)
  • punya(持つ)
  • saudara(親戚)
  • di~(~に)
  • jadi(だから)
  • kalau~(~だったら)
  • main ke~(~へ遊びに行く)
  • sana(あそこ)
  • tidak perlu~(~する必要がない)※perlu(必要とする)pesan(予約する、注文する)
  • kamar(部屋)

 

一緒に発音してみよう!

Saya punya saudara 2, kakak perempuan dan adik perempuan.

私は2人兄弟がいます。姉と妹です。

  • saya(私)
  • punya(持つ、いる)
  • saudara(兄弟)
  • 2=dua
  • kakak perempuan(姉)※kakak(兄、姉)、perempuan(女性)
  • dan(と)
  • adik perempuan(妹)※adik(弟、妹)
Hari
ここで注目すべきは、「親戚」又は「兄弟」という意味を持っているのは「Saudara」だけで、「Saudari」にそのような意味はないということだ。
Taiki
へー、そうなんだ。
Hari
「Saudara」も「Anda」と同じように、フォーマル感が強い、日常会話にはあまり使われていない人称代名詞だ。
Taiki
ふーん、そもそも「Saudara」と「Saudari」はどう違ってたっけ?
Hari
男性には「Saudara」、女性には「Saudari」を使うんだ。ジャワ島では日常会話でそれらの言葉の代わりに、男性は「Mas」で、女性は「Mba」が一般的に使われてるな。
Taiki
あれ、「Mbak」じゃないの?
Hari
「Mba」のつづりは、「Mbak」のように、最後に「K」が付けるのが一般的だけど、発音上では、その「K」の部分ほぼ発音しないから、まあ外してもそんなに問題ない。
Taiki
なるほどね、じゃあ結局「Saudara」はどの場面で使われるの?
Hari
警察の取り調べや裁判や演説などのフォーマル感の非常に強い場面に使えるけど、そのような雰囲気のある場面はインドネシアでなかなかないかと思うなあ。場面に沿った「Saudara」の文章を作ったから一緒に見てみよう。
一緒に発音してみよう!

(取り調べで)Kemarin kira-kira jam 5 sore, saudara ada di mana?

(取り調べで)昨日午後5時ごろ、あなたはどこにいた。

  • kemarin(昨日)
  • kira-kira~(~ごろ、およそ~)
  • jam 5=jam~(~時)、5=lima
  • sore(夕方)
  • saudara(あなた)
  • ada(ある、いる)
  • di mana(どこに)

 

一緒に発音してみよう!

(裁判で)Apakah saudara keberatan?

あなたに、異議がありますか。

  • apakah~(~ですか?)
  • saudara(あなた)
  • keberatan(異議)※原型::berat(重い)に共接辞ke-anがついて名詞になっています。

 

一緒に発音してみよう!

(演説)Saudara-suadara sekalian, terima kasih atas kehadirannya di kegiatan ini.

ご来場の皆様、このイベントに参加していただき、ありがとうございます。

  • saudara-saudara(皆様)
  • sekalian(みんな、全員)
  • terima kasih(ありがとうございます)
  • atas~(~に対して)
  • kehadirannya(参加)※原型:hadir(出席する、参加する)に共接辞ke-anがついて名詞になっています。後ろのnyaは「イベント」を指し示す強調の意味です。
  • di~(~に)
  • kegiatan(イベント)※原型:giat~(熱心に~)に共接辞ke-anがついています。
  • ini(これ、この)
Hari
ご覧の通り、文章からフォーマル感が伝わってくるのは分かるかい?
Taiki
うん、確かに。
Hari
オレも日常会話で使ったことないから、この「Saudara」は覚えなくていいと思う。あ、でも「親戚」又は「兄弟」という意味の「Saudara」は日常的に使うからこれは覚えておこう!

 

6.Bapak

 

Hari
「Saudara」と同じように、語彙として「Bapak」にもいくつか意味がある。

まず「お父さん」又は「父」という意味だ、その例文を見てみよう。

 

一緒に発音してみよう!

Kenalkan, ini Bapak saya.

はじめまして。こちらは(私の)です。

  • kenalkan(はじめまして)
  • ini(こちら)
  • Bapak(父)
  • saya(私)

 

一緒に発音してみよう!

Apa besok Bapak kamu ada di rumah?

明日、(君の)お父さんは家にいますか。

  • apa~=apakah~(~ですか?)
  • besok(明日)
  • Bapak(お父さん)
  • kamu(君)
  • ada(ある、いる)
  • di~(~に)
  • rumah(家)

 

一緒に発音してみよう!

(教師が生徒に話す場面)Tolong kasih surat ini ke Bapak kamu ya.

この手紙を君のお父さんに渡して(与えて)ください。

  • tolong~(~してください)
  • kasih(渡す)
  • surat(手紙)
  • ini(これ、この)
  • ke~(~へ)
  • Bapak(お父さん)
  • kamu(君)
Hari
「お父さん」又は「父」という意味の「Bapak」は文中で、「Bapak」で書かれることが多いぞ。

それと、男性を指す2人称の「Bapak」もあるな。この「Bapak」は「~さん」に当たるもので、会話に頻繁に出てくる。

この2人称、又はさん付けは大人の男性を指すことが多いな。女性の場合は「Ibu」だ。

Taiki
この「Bapak」は「Ibu」と同じで、「Anda」の代わりに頻繁に使われているね。
Hari
その通り、

そして、日常会話で「Pak」と省略して使われることも多く、誰かを急いで呼びかける場面でよく出るぞ。「パッ」と発音してOK。じゃあ例文を見てみよう。

 

一緒に発音してみよう!

(受付で男性のお客さんに話しかける場面)Maaf, Bapak mau bertemu dengan siapa?

すみません、(あなたは)どなたにお会いになりますか。

  • maaf(すみません)
  • Bapak(あなた)
  • mau~(~しようとする)
  • bertemu(会う)
  • dengan~(~と)
  • siapa(誰)

 

一緒に発音してみよう!

(財布を落とした男性に呼びかける場面)Maaf Pak, dompetnya jatuh.

すみません、(あなたは)財布を落としましたよ。

  • maaf(すみません)
  • Pak=Bapak(あなた)
  • dompetnya(財布)※dompet(財布)、後ろのnyaは「Pakが落とした財布」であることを指し示しています。
  • jatuh(落ちる)

 

一緒に発音してみよう!

(受付で)Silakan tulis nama Bapak di sini, setelah itu Bapak bisa tunggu di kursi di sana.

あなたの)名前をこちらに書いてください。その後、あちらの椅子(に座って)でお待ちできます。

  • silakan~(~してください)
  • tulis(書く)
  • nama(名前)
  • Bapak(あなた)
  • di sini(ここに)
  • setelah~(~の後)
  • itu(それ、その)
  • bisa~(~できる)
  • kursi(椅子)
  • sana(あそこ)
ちょっと話が変わるけど...
初めてインドネシア語を勉強した学習者は、教師のことを「Guru 〇〇」と言って、呼ぶことが多いと思います。この使い方はおそらく日本語の「〇〇 先生」というフレーズから来て、そのままインドネシア語に応用するということでしょう。

教師に対してインドネシア人はそういうように声をかけることはないです。「Guru」の代わりに、この「Bapak」又は下に説明する「Ibu」が使えます。例えば、「ハリ先生」の場合、「Bapak Hari」と呼んでお話するといいでしょう。「Bapak Hari」はインドネシア人にも長すぎるということもあると思いますので、それを「Pak Hari」と省略して呼ぶこともオッケーです。

 

7.Ibu

Hari
次は、「Bapak」の永遠のペアの「Ibu」だ。
Taiki
永遠のペアなんだ。
Hari
「Ibu」の意味合いも「Bapak」とほぼ同じだ。

まず、「母」又は「お母さん」という意味って。そして女性を指す2人称の意味もある。これもインドネシア語の「~さん」に当たるものだな。「母」又は「お母さん」という意味の「Ibu」は、「Bapak」と同じで、呼びかけとして書く場合、文中で先頭文字を大文字で書かれるぞ。じゃあ、いくつか例文を見てみよう。

一緒に発音してみよう!

Orang yang duduk di sana itu Ibu saya.

あそこに座っているあの人は、(私の)です。

  • orang(人)
  • yang(関係代名詞)
  • duduk(座る)
  • di~(~に)
  • sana(あそこ)
  • itu(は)
  • Ibu(母)
  • saya(私)

 

一緒に発音してみよう!

Ibu sudah siapkan makanan, makan dulu sebelum berangkat ya.

お母さんが)食べ物を用意してあるから、出発する前に食べておいてね。

  • Ibu(お母さん)
  • sudah(すでに~した)
  • siapkan(準備する、用意する)
  • makanan(食べ物)※原型:makan(食べる)に接頭辞-anがついて名詞になっています。
  • dulu(まず、先に)
  • sebelum~(~の前)
  • berangkat(出発する)

 

一緒に発音してみよう!

Sekarang, Ibu kamu ada di rumah atau tidak?

今、君の母(お母さん)は家にいるの、それともいないの。

  • sekarang(今、現在)
  • Ibu(お母さん)
  • kamu(君)
  • ada(ある、いる)
  • di~(~に)
  • rumah(家)
  • atau(または)
  • tidak(ない)
Hari
この「お母さん」という意味に加えて、「Bapak」と同じように、「Anda」の代わりに使われているよ。

そして、「Ibu」は「Bu」に省略して使われることも多い。使う感覚は、先ほど「Bapak」と同じで、急いでいる時に女性の方を呼びかける時に省略して使えます。

Taiki
「ブ」って言えばOKだね?
Hari
そうそう、で、女性教師に対しても上記の「Bapak」と同じで使える。例えば「Alia 先生」の場会、「Ibu Alia」又は「Bu Alia」と呼んでコミュニケーションを取ろう。

で、先生に対して、例えば「Bu Guru Alia」や「Pak Guru Hari」という呼び方をする人も稀にいるんだけど、まあ大人は使わないと思っておいてOKだ。

 

8.Mas

Hari
次はこの「Mas」だ。「Mas」は基本的に中部ジャワ又は東部ジャワの方言から来ている単語で「兄」又は「お兄さん」という意味でだな。
Taiki
「先輩」という意味もあるって聞いたことがあるんだけど?
Hari
そうだな、「先輩」という意味もあるぞ。

インドネシア語の場合、この「Mas」は比較的若い男性を指して言う場合が多いんだけど、「兄」又は「お兄さん」という意味があるから「先輩」や「兄さん」などという意味で中年の男性や年配の男性なども「Mas」と呼ばれることもあるぞ。その例文を見てみよう。

 

一緒に発音してみよう!

(弟が電話で兄と話す場面)Mas, Ibu sedang sakit, apa bisa ke rumah sekarang?

兄さん、母さんが病気なんだけど、今から実家に帰れないですか。

  • mas(お兄さん)
  • Ibu(お母さん)
  • sedang~(~中、今~している)
  • sakit(病気)
  • apa~=apakah~(~ですか)
  • bisa~(~できる)
  • ke~(~へ)
  • rumah(家)
  • sekarang(今、現在)

 

一緒に発音してみよう!

(会社で後輩が先輩に話す場面)Mas, besok ada rapat atau tidak?

先輩、明日会議ありますか、それともないですか。

  • mas(先輩)
  • besok(明日)
  • ada(ある、いる)
  • rapat(会議)
  • atau(または、それとも)
  • tidak(ない)

 

一緒に発音してみよう!

(後輩が先輩に話す場面)Besok Mas bisa datang ke kantor atau tidak?

明日、先輩は会社に来れますか、それとも来れないですか。

  • besok(明日)
  • Mas(先輩)
  • bisa~(~できる)
  • datang ke~(~へ行く)
  • kantor(会社)
  • atau(または、それとも)
  • tidak(しない)
Hari
「Bapak」や「Ibu」のように、「Mas」も2人称としての役割を持っているぞ。若い男性を指す2人称だ。

この意味の「Mas」は知っているか知らないかに関わらず、若そうに見える男性に使えると考えておこう!いくつか例文を見てみよう。

 

一緒に発音してみよう!

(レストランで)Mas, bisa minta menunya?

お兄さん、メニューをちょうだい。/メニューをお願いできますか。

  • besok(明日)
  • Mas(先輩)
  • bisa~(~できる)
  • datang ke~(~へ行く)
  • kantor(会社)
  • atau(または、それとも)
  • tidak(しない)

 

一緒に発音してみよう!

(屋台で)Mas, Nasi Gorengnya 2 ya, jangan pedas.

お兄さん、チャーハン2つね。辛くしないで。

  • Mas:お兄さん
  • nasi gorengnya:ナシゴレンは
  • 2=dua
  • jangan~:~しないで
  • pedas:辛い
Hari
上記の例文の「Mas」は「お兄さん」と訳したけど、日本語の場合その部分言わないで「すみません」とかで店員さんを呼びかけることが多いね。

 

9.Mba/Mbak

Hari
最後!「Mba」だ。綴りは、「Mba」という場合もあれば「Mbak」という場合もあるけど、どっちを使っても大丈夫だ。
Taiki
最後に「K」が付いても付いていなくても発音は同じなの?
Hari
同じだ。発音の仕方は、まず、「Mba」の「M」のところの発音を説明しよう。

日本語の「ママ」の「マ」は、口を閉じて「M」の音を出してから、口を開けて「A/ア」という音を出して、発音するよね?

Taiki
うん、確かに。
Hari
「Mba」の「M」はまさに口を開ける前の「マ」の発音と同じ。

「M」ができたら、ちょっとだけ伸ばしてから「バ」を言えば、「Mba」の発音はできるはず。

Taiki
ほほう。
Hari
「Mba」も「Mas」や「Bapak」や「Ibu」と同じように、日常会話で「Anda」の代わりに使われてるし、語彙として別の意味も持っている。その意味は「お姉さん」という意味だ。「Mas」と同じように「姉」、「お姉さん」、又は「女性の先輩」という意味がるから例文で確認しよう。
一緒に発音してみよう!

(家族会議で)Sebaiknya Mba yang bicara tenang hal ini ke Bapak dan Ibu.

お母さんとお父さんにこのことについてお姉さんが話した方がいいと思う。

  • sebaiknya~(~したほうが良い)
  • Mba(お姉さん)
  • yang(関係代名詞)
  • bicara(話す)
  • tentang~(~について)
  • hal(こと)
  • ini(これ、この)
  • ke~(~へ)
  • Bapak(お父さん)
  • dan(と)
  • Ibu(お母さん)

 

一緒に発音してみよう!

Mba, pinjam uang ya, Rp. 10.000 saja.

姉さん、お金を貸してね。Rp. 10.000だけ。

  • Mba(お姉さん)
  • pinjam(借りる)※命令系になっています。
  • uang(お金)
  • Rp.=Rupiah(ルピア)※インドネシアの通貨です。
  • 10.000=sepuluh ribu
  • ~saja(~だけ、~のみ)

 

一緒に発音してみよう!

Kapan Mba mau main ke rumah saya?

姉さんはいつ家に遊びに来るの。

  • kapan(いつ)
  • Mba(お姉さん)
  • mau~(~しようとする)
  • main ke~(~へ遊びに聞く)
  • rumah(家)
  • saya(私)
Hari
2人称としての「Mba」も「Anda」の代わりに頻繁に日常会話で使われている。若い女性を指す2人称で、とにかく女性を見て「まだ若いだろうな」と思ったら、「Mba」は使ってOKだ。
Taiki
うわ、難易度高っ!
Hari
ははは、あんまり神経質にならないように!

じゃあ、最後の例文だ。

 

一緒に発音してみよう!

(レストランで)Mba, bisa minta kopi 1?

お姉さん、コーヒー1つお願いできますか。

  • mba(お姉さん)
  • bisa~(~できる)
  • minta(お願いする)
  • kopi(コーヒー)
  • 1=satu

 

一緒に発音してみよう!

(屋台で)Mba, ayam goreng 2 ya. Tidak usah pakai nasi.

お姉さん、フライドチキンを2つくださいね。白いご飯は要らない。

  • mba(お姉さん)
  • ayam goreng(フライドチキン)※ayam(鶏)、goreng(揚げる)
  • 2=dua
  • tidak usah(要らない)※usah(必要な)pakai(使う、着る)
  • nasi(ご飯)
Hari
このように、「Mba」は日常会話でよく使われていることが分かるね。

今までやった「Bapak」、「Ibu」、「Mas」、と「Mba」はどのようにがつくのかこれから話してみよう。

 

「~さん付け」について

Hari
「Bapak」、「Ibu」、「Mas」、と「Mba」、これらが「~さん」という意味を持つのはわかったな。
Taiki
オッケーラ!
Hari
インドネシア人からすると、実は日本語の「さん付け」は非常にシンプルで、使いやすい!
Taiki
知らないとか初めて知り合った人に対して「さん」を名前の後に付ければ丁寧さが表せるからね。
Hari
そうそう、それに対して、インドネシア語のさん付けはもう知ってるように4つもある。さらに、それらを使い分ける必要がある。
Taiki
これはちょっと難しいな~。
Hari
言うと思った。みんなが使いやすいように、ここで整理してみよう。
名前性別さん付け
Budi男性Bapak Budi/Pak Budi
Iwan男性Bapak Iwan/Pak Iwan
Wati女性Ibu Wati/Bu Wati
Nani女性Ibu Nani/Bu Nani

 

Hari
会話をしている場合、「Bapak」又は「Ibu」よりは「Pak Budi」や「Bu Wati」などの省略した形式の方がよく出るな。でも、いちいち「Bapak」又は「Ibu」の後に名前を言う必要はなく、「Bapak」又は「Ibu」だけで使う場合も多いから頭に入れておこう。

手間を省く方法

  • 「Bapak」を「Pak」に省略してその後名前を言う方法
  • 名前を言わずに「Bapak」だけ言う方法
Hari
次に、プライベートの場合の「さん付け」だけど、自分より年齢的に上だと思う相手には、「Bapak」か「Ibu」を使おう。

で、相手が自分と同じぐらい又は自分より年齢的に下の場合、「Mas」か「Mba」を使おう。目安として、以下のグラフを参考にしてみてね。

 

Hari
上記の「35歳以上から」というのはあくまでも目安だ。

個人差があるよね。35歳の男性は「Bapak」と言われると自分はもうおじさんなんだと思ってインドネシア人の年を感じる瞬間ですねぇ。

Taiki
何しみじみ言ってんだよ。笑
Hari
で、さっき言ったけど、インドネシア語のこの「さん付け」の特徴は単独で使えるということだ。相手の名前を知らなかったら、「Bapak」、「Ibu」、「Mas」、と「Mba」だけ使えばいいということも頭に入れておいてくれ。
Taiki
プライベートと仕事で使い分けはある?
Hari
仕事の場合は、「Bapak」又は「Ibu」だけでOK、面倒なのはプライベートでの会話だ。

人に「Bapak」、「Ibu」、「Mas」、と「Mba」を付ける時、その相手の見た目をちゃんと見ないといけないということだ。インドネシア人にも日本人と同じように、誰かに「Bapak」又は「Ibu」と言われると落ち込むことがあるからね。

Taiki
ふむふむ、なるほどね。うかつに「おじちゃん」「おばちゃん」って日本でも言えないもんな。
Hari
どうだろう。長かったけど日本人が結構気にするポイントだから、参考にしていただければ嬉しいな。是非使ってみて、その使った感想や体験などをコメント欄に書いてみてね。ハリと一緒に微調整しよう。

11 COMMENTS

まみ

私が住んでいるスラウェシ島のクンダリでは、若い女の子のことをアデって呼んでいます。adikから来ているのかしら。男子にも使うかな?でも、男子にはマスが多いような。

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Hari

Halo まみさん terima kasih komentarnya.
「Ade」ですね。その通りです。「Adik」から来てます。ジャワ島にもそのような呼び方あります。ジャワ島では、「Ade」又は「Adik」は若い女性にも若い男性にも使えます。若いと言ったら難しいかもしれないですね。小学校~大学生の男女に対して目上の方から「Adik」又は「Ade」使えますね。最後の部分「De」とかを使って呼びかける人もいますね。

返信する
kazuyo

Halo Pak Hari

Saya selalu belajar dengan JAPANESIA.
Terima kasih banyak.(^.^)
Boleh saya bertanya?

インドネシアへ郵便物を送る時、受取人の名前の前には年齢に関係無く Bapak〜,
Ibu〜を付けてもいいのでしょうか?
インドネシアからはMrs〜で届くので
MrかMrsの方がいいのでしょうか?

私は今まで若い知人に Ibu〜で送っていたので落ち込ませたかも知れません(>_<)
いつも迷うので教えて下さい。

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Hari

Halo Kazuyo san terima kasih atas komentar dan pertanyaannya ^^

>Boleh saya bertanya?
Tentu boleh dong ^^

受取人の名前にもちろん付けてもいいです。そうですね。年齢関係なく「Bapak」と「Ibu」が付けられます。郵便物での受取人や住所などは一応フォーマルな場面ですから、問題ないです。

インドネシアからは「Mr.」又は「Mrs.」で来た場合、それはおそらく外国にいる相手に送るからそう付けたと思います。

海外からインドネシアに送る場合、「Ibu」と「Bapak」について分からない外国を通る可能性もありますから、「Mr.」又は「Mrs.」を使ってもいいかもしれないですね。インドネシア国内は「Ibu」と「Bapak」で問題ないです。

若い女性が「Ibu」と言われると確かに落ち込む人はいると思いますが、それほど気にしないと思いますよ。しかも、郵便の場合は日常会話と違って、先ほど書いたように「フォーマルな場面」ですから、大丈夫ですよ ^^d

また、使う機会があったら、相手の反応など教えてくださいね。^^

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kazuyo

Terima kasih banyak Pak Hari.
詳しい説明を有難うございました (^.^)
今度から迷わずにすみます。

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TATE

Bapak / Ibuの文中での使い方として、Bpaka / Ibuを「父・母」の意味で使う場合は小文字で表示し、「あなた」「~さん」の意味で使う場合は、大文字で記載するという理解は正しいでしょうか?ご教示ください。

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Hari

TATEさん、初めまして、ハリです。
コメントをありがとうございます。
これに関して、すみませんが、訂正があります。

正しいルールはこうです。

※ Bapak/Ibu は、文章の最初に出る場合、先頭文字を大文字で記載する。(これはBapak/Ibuに限らず他の単語にも同じルールがあります。)

※ 親族関係を表すBapak/Ibuも、そうじゃないものも文中において小文字で記載する。

※ 書かれている会話におけるBapak/Ibuは、先頭文字を大文字で記載する。つまり、文中に呼びかけとして書かれる場合のみ、大文字で記載するという。例えば:

小説の会話(Budi と Budi のお父さんの会話):
“Kapan Bapak berangkat?” tanya Budi. “Besok pagi.” jawab bapak.

という感じです。これに関してはまた記事に反映させていただきます。
ご指摘本当にありがとうございます。f^^;

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Meguro

おばちゃんをBibi, 小さい女の子をDedeと呼んでいたりしますが、これは「おばちゃん」、「お嬢ちゃん」みたいな意味でしょうか?
もしかしてインドネシア語でなくてスンダ語かも?

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Hari

Meguroさん、コメントをありがとうございます。

まず、「Bibi」に関しては、親族関係上で「伯母さん」又は「叔母さん」という意味があります。大体お母さん側かお父さん側の妹のことを「Bibi」と呼べます。家族によってオランダ語から来ている「Tante」>「タントゥ」という呼び方を使う家族もいます。

「Bibi」に関して、他の意味合いもあり、お手伝いさんを呼ぶ時、「Bibi」と呼ぶ家庭も多いですので、「おばさん」という意味で知らない人に使うことはあまりないと思います。

「Dede」は、「Adik」から発生した単語です。おそらくスンダ語の影響はあるでしょうね。小さい子供に対してよく使われます。つまり、女の子だけじゃなくて、男の子にも使えるということです。女の子に使う場合、日本語の「お嬢ちゃん」と解釈してもいいです。

こんな感じだと思いますが、いかがですか。また何かあったら是非 ^^

返信する
Meguro

Terima kasih Pak. Hari, 詳しく解説していただいてありがとうございます!

なるほどBibiはまさにそうです、お手伝いのおばさんに対して使ってました。
てっきり誰でもおばさんに対して呼びかける時、Ibuをより親しくした感じで使うのかなと思っていたので、間違えて使う前に教えていただけて良かったです!
Dedeについても合点がいきました。

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