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共接辞Me-kanは勉強方法を変えればこんなに分かる!

タイキ、ジャパネシアで以前、接尾辞Me-kanについて取り上げたよね。

Hari

5パターンで覚える!上級文法【共接辞me-kan】を参考書よりわかりやすく解説

TAIKI

そうだね?

それが何か?

前の記事では、まず、単語の種類、つまり、他動詞、自動詞、形容詞、名詞が共接辞Me-kanによって挟まれている時の変化について説明してんじゃん?

Hari

TAIKI

うん、
今でも覚えてる?内容?

Hari

TAIKI

全然!

難しいもん。

おい!

まあ、基本的にMe-kanって(他動詞を除いて)自動詞、形容詞、名詞を他動詞にするって教え方するじゃん。

Hari

TAIKI

そうだね、
でも、そのまとめ方や伝え方だと勉強する人がちょっと混乱しちゃうことがあるんだよね。

Hari

TAIKI

なるほど、長年のオレの人生に混乱の原因はすべてMe-kanのせいだったのか。
それはオマエ自身の責任だろ!

まあ、以前のMe-kanの内容を踏まえながら補足説明してより分かりやすくしようと思うから、ちょっと聞いておけ!

Hari

 

1. Me + 他動詞 + Kan

「自動詞」「他動詞」について

まだイマイチ分からない場合は下の記事を読んでおこう!

【たったこれだけ!】インドネシア語の自動詞と他動詞をマスターしよう
以前の記事ではMe+他動詞+kanは、「二重目的語を取る」というセットとして説明してたね。

Hari

TAIKI

そうそう、2つ目的語を取るって言ったね。
でもこの「二重目的語」言葉はオレにはどうしてもちょっと難しく聞こえるな~。

これに関して、ちょっと他の説明で理解してもらおうと思う!

Hari

TAIKI

おー、頼んだ!
その前に、まず、Me-kan 接辞自体について、クリアにしたいと思う。動詞を挟んでいる場合、実は接頭辞のMeというのは、文法的な役割をほとんど果たしていないと言ってもいいんだ。

Hari

TAIKI

え?どういうこと?

Me-ってなんの意味もないってこと?

Me-は、動詞にくっついている時の役割は、その動詞に意味の変化を起こさず、ただその動詞をよりフォーマルな形にするだけって認識でいい。

Hari

TAIKI

なるほど、Me-kanのMe-に関しては、ただ動詞をフォーマルにしてるだけだと。
そう、まあ、Me-動詞の変化を覚えるのは面倒だから、今回は無視していい、変化をしらなくても十分理解できるからさ。

Hari

TAIKI

助かる~~
オマエ、何年勉強してきたんだよ。オマエは覚えろよ!

Hari

変化がはげすぃ~文法!接頭辞me-動詞の変化の覚え方

A. 「Untuk」意味を含むMe+他動詞+kan

では、Me+他動詞+kanの説明に戻ろう。

このセットは「~のために」という要素が入っていて。この「~のために」という要素は、実は「kan」が持っている。

Hari

TAIKI

ほうほう、
この「kan」が動詞に新しい意味合いを与えるんだ。

「~のために」という意味だから、この「kan」は、初級段階で勉強する「Untuk~(~のために)」と同じということになる。

ちょっと例文で解説しよう。

Hari

例文
  1. Dia baca buku.
    彼は本を読む。
  2. Dia beli sepeda baru.
    彼は新しい自転車を買う。
  3. Dia masak sup ayam.
    彼はチキンスープを作る。
  • dia(彼、彼女)
  • baca(読む)
  • buku(本)
  • beli(買う)
  • sepeda(自転車)
  • baru(新しい)
  • masak(料理する、「料理」を作る)
  • sup ayam(チキンスープ)※sup(スープ)、ayam(鶏、チキン)

 

さっきの文章に「Untuk」を入れてみよう。

Hari

Untukを入れた場合
  1. Dia baca buku untuk bapak Yamada.
    彼は山田さんのために本を読む。
  2. Dia beli sepeda baru untuk bapak Yamada.
    彼は山田さんのために新しい自転車を買う。
  3. Dia masak sup ayam untuk bapak Yamada.
    彼は山田さんのためにチキンスープを作る。
  • dia(彼、彼女)
  • baca(読む)
  • buku(本)
  • beli(買う)
  • bapak~(~さん)※目上の男性に対して
  • sepeda(自転車)
  • baru(新しい)
  • masak(料理する、「料理」を作る)
  • sup ayam(チキンスープ)※sup(スープ)、ayam(鶏、チキン)

 

こういった表現は日常会話でよく使われるパターンだ。

Hari

TAIKI

カジュアルな感じだね。

そうそう、この文章をもっとフォーマルにしたい時にMe-kanを使う。

じゃあ、次は、Me-kanを使った例文を見よう。ちょっと語順は変わるからそこも注目して見ておくれ。

Hari

Me-kanを使った場合
  1. Dia baca buku untuk bapak Yamada.
    Dia membacakan bapak Yamada buku.
    彼は山田さんのために本を読む。
  2. Dia beli sepeda baru untuk bapak Yamada.
    Dia membelikan bapak Yamada sepeda baru.
    彼は山田さんのために新しい自転車を買う。
  3. Dia masak sup ayam untuk bapak Yamada.
    Dia memasakkan bapak Yamada sup ayam.
    彼は山田さんのためにチキンスープを作る。
  • dia(彼、彼女)
  • baca(読む)⇒membacakan
  • buku(本)
  • beli(買う)⇒membulikan
  • bapak~(~さん)※目上の男性に対して
  • sepeda(自転車)
  • baru(新しい)
  • masak(料理する、「料理」を作る)⇒memasakkan
  • sup ayam(チキンスープ)※sup(スープ)、ayam(鶏、チキン)

 

「Dia」から恩恵をもらう「bapak Yamada」という構図が見えてくるだろ?

Hari

TAIKI

そうだね、「bapak Yamada」が「Dia」に何かしてもらっている。
その通り、Me-kanを使った構文では、恩恵をもらう側の位置は、動詞の後に入れる必要がある。

しかし、この語順はあくまでも文法的なもので、実際の会話では、以下のように使われることもあるぞ!

Hari

Me-kanを使った場合
  1. Dia baca buku untuk bapak Yamada.
    Dia membacakan bapak Yamada buku. 文法的
    Dia membacakan buku untuk bapak Yamada. 会話バリエーション
    彼は山田さんのために本を読む。
  2. Dia beli sepeda baru untuk bapak Yamada.
    Dia membelikan bapak Yamada sepeda baru. 文法的
    Dia membelikan sepeda baru untuk bapak Yamada. 会話バリエーション
    彼は山田さんのために新しい自転車を買う。
  3. Dia masak sup ayam untuk bapak Yamada.
    Dia memasakan bapak Yamada sup ayam. 文法的
    Dia memasakan sup ayam untuk bapak Yamada. 会話バリエーション
    彼は山田さんのためにチキンスープを作る。
  • dia(彼、彼女)
  • baca(読む)⇒membacakan
  • buku(本)
  • beli(買う)⇒membulikan
  • bapak~(~さん)※目上の男性に対して
  • sepeda(自転車)
  • baru(新しい)
  • masak(料理する、「料理」を作る)⇒memasakkan
  • sup ayam(チキンスープ)※sup(スープ)、ayam(鶏、チキン)

 

TAIKI

これ知らなかった!

Me-kanとuntukの両方を使っても問題ないんだ。

そうだな。

Me-kanの使用にバリエーションがあることが分かっただろ?

Me + 他動詞 + kanの「二重目的」という説明だけでは、実は説明しきれていない部分があるんだ。

Hari

TAIKI

「説明しきれていない部分?」何それ?
それが、さっき出てきた

「恩恵のやり取り」というところだ。それを今から説明するから、以下の例文を見てみよう。

Hari

  • Dia membelikan bapak Yamada sepeda baru.
    彼は山田さんのために新しい自転車を買う。
このの例文を「二重目的」という説明で解釈すると、彼は何らかの理由で山田さんのために新しい自転車を買うという解釈になる。

Hari

TAIKI

ふんふん。
でも、日本語から見ると、この「~のために」というところだけは、「恩恵のやり取り」もあるという部分がなかなか気付かないんだな。

Hari

TAIKI

オレにも「恩恵のやり取り」に気づかせてよ。
実はこのMe+他動詞+kanは、「恩恵のやり取り」を表し、日本語の「てもらう、てくれる、てあげる」という意味ととっても似ている。

Hari

TAIKI

なるほど、「~のために~をやってあげる

ここに「恩恵のやり取り」が存在するんだね。

その通り、だからさっきの文章をインドネシア人が読むと、ほとんど「Dia」が自分のお金を出して、山田さんに自転車を買ってあげるというように解釈するんだ。

だからこの解釈で訳してみると次のようになる。

Hari

  • Dia membelikan bapak Yamada sepeda baru.
    彼は山田さんのために新しい自転車を買ってあげる

 

上記のMe+他動詞+kanの文脈では、恩恵をもらう側は、動詞の後に来る。

また、文に出ている人物の関係が変わると、解釈も変わる場合がある。以下の例文を見てみよう。

Hari

 

  • Yamada sensei membelikan saya sepeda baru.
    山田先生は私に新しい自転車を買ってくれました

このの構文をDi-動詞を使って、人物の位置を逆にしたら、こういう解釈になるぞ!

  • Saya dibelikan Yamada sensei sepeda baru.
    私は山田先生に新しい自転車を買ってもらいました

TAIKI

Me+他動詞+Kanで日本語の「恩恵のやり取り」も表現できるんだー、スゲー!

よっしゃ、じゃ、あざした!

待てい!

注意がある!

Me-kanで挟まれると、すべての他動詞がこの意味合いになるとは限らないんだ。

Hari

TAIKI

へ?例外があると?
それぞれの他動詞の性格によってMe-kanが付いている時の意味が変わるから次はそれを見ていくぞ。

Hari

  • Saya meminumkan obat ini ke Ibu.
    私はこの薬をお母さんに飲ませる
「Minum」というのは、他動詞だね、上記の「二重目的語」とか「恩恵のやり取り」などを全く表さず、「Meminumkan」というのはただ「飲ませる」という意味になる。

Hari

TAIKI

なるほど、こういった例外もあることを理解しながら一つ一つ覚えていかなきゃいけないな。
そうだな。

Hari

TAIKI

でもさー、なんか、普段インドネシア人と話していて、Me+他動詞+kanを使う人ってほんと少なくない?
インドネシア人の会話だと、フォーマルな場面がけっこう少ないから、Me+他動詞+kanをそのまま使うインドネシア人も少なくなっちゃうんだな。

Hari

TAIKI

つまり、Me+他動詞+kanをそのままの形で使わないってこと?
そうだ。

さっき言った「恩恵のやり取り」も普通の会話では、普通の動詞と「Untuk」で簡単に表現できるからね、

でも一番厄介なのは、Me+他動詞+kanの形式を省略して話すことだ。

Hari

TAIKI

インドネシア人は会話でよく省略するもんね。
省略されるのは、まず最初の「Me」だ。

その次に、接尾辞の「kan」も短い接尾辞に変えられる。

「kan」の代わりに普通の会話に使われるのは「in」というカジュアルな接尾辞。例文を見て、その変化を確認しよう。

Hari

「彼は山田さんのために本を読む。」のバリエーション

Dia baca buku untuk bapak Yamada.(基本)

  • Dia membacakan bapak Yamada buku. 文法的
  • Dia membacakan buku untuk bapak Yamada. 会話バリエーション
  • Dia bacain bapak Yamada buku. カジュアルバージョン
  • Dia bacain buku untuk bapak Yamada. カジュアルバージョン

 

「彼は山田さんのために新しい自転車を買う。」のバリエーション

Dia beli sepeda baru untuk bapak Yamada.(基本)

  • Dia membelikan bapak Yamada sepeda baru. 文法的
  • Dia membelikan sepeda baru untuk bapak Yamada. 会話バリエーション
  • Dia beliin bapak Yamada sepeda baru. カジュアルバージョン
  • Dia beliin sepeda baru untuk bapak Yamada. カジュアルバージョン

 

「彼は山田さんのためにチキンスープを作る。」のバリエーション

Dia masak sup ayam untuk bapak Yamada.(基本)

  • Dia memasakan bapak Yamada sup ayam. 文法的
  • Dia memasakan sup ayam untuk bapak Yamada. 会話バリエーション
  • Dia masakin bapak Yamada sup ayam. カジュアルバージョン
  • Dia masakin sup ayam untuk bapak Yamada. カジュアルバージョン

この「Me-」省略と接尾辞「kan」の変化が、ネイティブの話すインドネシア語が聞き取りにくい原因になってることが多いんだよ。

Hari

TAIKI

なるほどー、だからインドネシア人との会話は難しいんだね。

 

B. 命令形のMe + 他動詞 + Kan

Me+他動詞+kanの省略は、命令系の際にも使われる。

ネイティブは命令形の「Me」という接頭辞は省略して「kan」を「in」に変えるから、難しい。

これは例文で確認しよう。

Hari

Me-kanを使った場合
  1. Belikan onigiri di konbini.
    Beliin onigiri di konbini.
    コンビニでおにぎり買って。
  2. Bacakan kanji ini.
    Bacain kanji ini.
    この漢字読んで。
  3. Tuliskan nama kamu di sini.
    Tulisin nama kamu di sini.
    君の名前をここに書いて。
  • beliin(買って)※belikan(買って)のカジュアルな表現。原型:beli(買う)
  • di~(~で)
  • bacain(読んで)※bacakan(読んで)のカジュアルな表現。原型:baca(読む)
  • tulisin(書いて)※tuliskan(書いて)のカジュアルな表現。原型:tulis(書く)
  • nama(名前)
  • kamu(君)
  • sini(ここ)

TAIKI

なんかすごい、命令口調でキツイ言い方だな。
Hahahaha

そうだね、「命令」って感じだね。

雰囲気を柔らかくするために、つまり「命令する」より「依頼する」って感じにするためには文頭に「Tolong」を加えたり、文末に「ya」を加えたりすることでかなり優しい言い方になるね。

Hari

TAIKI

そっか、その手があった。

あるいは、おねだりして依頼をする雰囲気を出すために、文末に「dong」という単語を使えばいい。

「~やってよ!」といったニュアンスが出て、とてもネイティブっぽくなるぞ!

Hari

バリエーションとして、文頭に「Tolong」で文末に「ya」という組み合わせ、または、文頭に「Tolong」で文末に「dong」という組み合わせもありです。

 

C. 道具が絡んでいるMe+他動詞+Kan

TAIKI

Me+他動詞+kanの「kan」は「untuk」と同じような役割を果たしていると言ったけど
次のの「kan」は道具を表す「dengan」を表している。

Hari

TAIKI

「kan」は「untuk」、「dengan」

どっちなんだよ?

「kan」が「dengan」を表すケースは、限られた動詞にしか使えないから例文を見て覚えるしかないな。

Hari

Me-kanを使った例文
  1. Bapak menembakkan panah ke rusa itu.
    お父さんはあの鹿に矢を打つ。
  2. Bapak menggosokkan sikat ke panci.
    お父さんは鍋にブラシをこすりつける。
  3. Bapak menodongkan pistol ke muka dia.
    お父さんは彼の顔に銃を向ける。
  4. Bapak memukulkan bantal ke muka dia.
    お父さんは彼の顔に枕を叩く。
  5. Bapak menusukkan pisau ke labu.
    お父さんはカボチャにナイフを刺す。
  • Bapak(お父さん)
  • menembakk(打つ)
  • panah(矢)
  • ke~(~へ、~に)
  • rusa(鹿)
  • itu(それ、その)
  • menggosokkan(こする、ブラッシングする)
  • sikat(ブラシ、たわし)
  • panci(鍋)
  • menodongkan(「武器を」向ける)
  • pistol(銃)
  • muka(顔)
  • dia(彼、彼女)
  • memukulkan(叩く)
  • bantal(枕)
  • menusukkan(刺す)
  • pisau(ナイフ)
  • labu(カボチャ)

上記の例文の動詞をより分かりやすい形式にすると、こうなる。

動詞は普通の形式に戻すから、それに伴う語順の変化も見てみよう。

Hari

Me-kanを使った場合
  1. Bapak menembakkan panah ke rusa itu.
    Bapak tembak rusa itu dengan panah.
    お父さんはあの鹿に矢を打つ。
  2. Bapak menggosokkan sikat ke panci.
    Bapak gosok panci dengan sikat.
    お父さんは鍋にブラシをこする。
  3. Bapak menodongkan pistol ke muka dia.
    Bapak todong muka dia dengan pistol.
    お父さんは彼の顔に銃を向ける。
  4. Bapak memukulkan bantal ke muka dia.
    Bapak pukul muka dia dengan bantal.
    お父さんは彼の顔に枕を叩く。
  5. Bapak menusukkan pisau ke labu.
    Bapak tusuk labu dengan pisau.
    お父さんはカボチャにナイフを刺す。
  • Bapak(お父さん)
  • menembakkan(打つ)※原型:tembak(打つ)
  • panah(矢)
  • dengan~(~で)
  • ke~(~へ、~に)
  • rusa(鹿)
  • itu(それ、その)
  • menggosokkan(こする、ブラッシングする)※gosok(ブラシ)
  • sikat(ブラシ、たわし)
  • panci(鍋)
  • menodongkan(「武器を」向ける)※原型:todong(「武器を」向ける)
  • pistol(銃)
  • muka(顔)
  • dia(彼、彼女)
  • memukulkan(叩く)※原型:pukul(叩く)
  • bantal(枕)
  • menusukkan(刺す)※原型:tusuk(刺す)
  • pisau(ナイフ)
  • labu(カボチャ)

共接辞Me-kanが付いている時と付いていない時って何か違いってあるの?

接辞が付いた方がその動作の雰囲気が生々しく感じ、臨場感があるような文になる。

だから、普段の会話にはあまり出ておらず、登場人物の動きを細かく表すことの多い小説とかによく出ているな。

Hari

 

2. 「Me+自動詞+Kan」と「Me+形容詞+Kan」と一部の「Me+名詞+Kan」

「Me+自動詞+kan」と「Me+形容詞+kan」と一部の「Me+名詞+kan」

この3つの項目は、普通は別々に、それぞれ説明されるよね。

Hari

TAIKI

そうだね。

でも、オレはこれらは全部同じグループとして説明したいと思う。

Me+他動詞+kanの「kan」の役割は、「untuk」や、「dengan」って意味を持つよ~って説明をしたけど、まずMe+形容詞+kanの「kan」に関しても同じような法則があるんだ。

Hari

TAIKI

Me+形容詞+kanの「kan」は「~にする」というように訳すのが最も合ってるんじゃないかって思う。
Me+形容詞+kanは、何かを形容詞が表す状態にするってこと?

そうだな。例文を見よう。

Hari

例文

Dia memanaskan sup.

  1. 彼はスープを熱くする(温める)。
  2. 彼はスープを熱い状態にする(温める)。
  3. 彼はスープをPanasにする(温める)。
  • dia(彼、彼女)
  • memanaskan(熱くする、温める)※原型:panas(熱い、暑い)

 

例文

Dia mendinginkan bir.

  1. 彼はビールを冷やす。
  2. 彼はビールを冷たい状態にする。
  3. 彼はビールをDinginにする。
  • dia(彼、彼女)
  • mendinginkan(冷たくする)※原型:dingin(冷たい、寒い)
  • bir(ビール)

 

例文

Dia mengecilkan suara TV.

  1. 彼はテレビの音量を小さくする。
  2. 彼はテレビの音量を小さい状態にする。
  3. 彼はテレビの音量をKecilにする。
  • dia(彼、彼女)
  • mengecilkan(小さくする)※原型:kecil(小さい)
  • suara(音、声)
  • TV(テレビ)

上のMemanaskan(温める)、Mendinginkan(冷やす)、とMengecilkan(小さくする)というプロセスの結果は、Me+形容詞で表現できるぞ、次の例文で確認しよう。

Hari

  • Dia memanaskan sup.
    結果> Sup memanas.(スープが温かくなった)
  • Dia mendinginkan bir.
    結果> Bir mendingin.(ビールが冷たくなった)
  • Dia mengecilkan suara TV.
    結果> Suara TV mengecil.(テレビの音量が小さくなった)

 

でもこのMe+形容詞は、普段の会話ではあまり聞かないな。

その通り、次の形式が一般的に使われているから確認しよう。

Hari

  • Dia memanaskan sup.
    結果> Sup memanas.(スープが温かくなった)
    Sup jadi panas.(一般的な会話)
  • Dia mendinginkan bir.
    結果> Bir mendingin.(ビールが冷たくなった)
    Bir jadi dingin.(一般的な会話)
  • Dia mengecilkan suara TV.
    結果> Suara TV mengecil.(テレビの音量が小さくなった)
    Suara TV jadi kecil.(一般的な会話)
そう、日本語により近い表現で、Jadi~(~になる)という動詞を使う!

Hari

TAIKI

なるほど、こっちはよく使うね。
MEMO

このMe-kanを勉強する時の注意点として、まず言語間(インドネシア語と日本語)における形容詞の相違点がある。

また、インドネシア語の形容詞をMe-kanに挟まれて、日本語に訳したら、意味合いがぴったりと合うものもあれば、違う意味になるものもあります。

意味が合わない単語に遭遇した時、その違いを受け入れるしかないと思います。受け入れて、日本語にどのような訳が最も適切なのか指導者と一緒に探って、理想的な意味に辿り着くまで意味の交渉をすることが最もいい解決方法だと思います。意味の相違点は文化的な要素で起きることも多いです。

この「意味の相違点」については具体的な例文を見て確認しよう。

Hari

  • Dia membesarkan anaknya di kampung.
    彼女は自分の子供を田舎で育てる。
上の「Membesarkan」という動詞は、「大きい」という意味の「Besar」という形容詞から来ている。

Hari

TAIKI

そうだね。
Me-kanで挟まれて、確かに何かを大きいという状態にするという意味会いがあるんだけど、インドネシア語の文脈では、「(人を)育てる」という意味に一般的に知られ、使われているぞ。

Hari

TAIKI

このようなズレは受け入れるしかないってことか。

つまり、一つの動詞として覚えてしまうしかないと?

そういうこと。

続いて、Me+自動詞+kanについて説明しよう。

Hari

TAIKI

なんでこれをMe+形容詞+kanと同じところで、Me+自動詞+kanを説明すんだよ?

頭混乱しないの?

これは一緒にすべきなんだ。

インドネシア語の自動詞は、形容詞の性格を持っているからね。

Hari

TAIKI

ん?インドネシア語の自動詞と形容詞は、同じような性格を持っていると?

はー、意味わかんない!

インドネシア語と日本語の自動詞を「落ちる」という自動詞で説明よう。

日本語では、物が落ちている最中、まさに宙に浮いている状態を表すには、「落ちる」という動詞を「落ちている」という形式にする必要があるよね。

そこまではOK?

Hari

TAIKI

OK!
「落ちる」という動詞に「これから落ちる」という意味も含まれる。

一方、インドネシア語で「落ちる」というのは「Jatuh」と言う、その意味の幅がただの「落ちる」より広いと思れるんだ。

Hari

TAIKI

意味の幅がより広い?
意味の幅が広いというのは、一つの形式に「これから落ちる」という意味だけじゃなく、「落ちている」という意味も含まれているということ!

次の図をみてくれ。

Hari

この「落ちている」というのは、形容詞と同じで「何かの状態」を表していまる。

Me+自動詞+kanの意味合いは、Me+形容詞+kanと同じということになるんだ。

Hari

TAIKI

ほうほう、ちょっとわかってきた。

でも、まだモヤモヤが残る。

いくつか例文を見てみよう!

Hari

例文

Dia menaikan harga beras.

  1. 彼はお米の値段を上げる。
  2. 彼はお米の値段をNaikにする。
  3. 彼はお米の値段を(上がっている状態)にする。
  • dia(彼、彼女)
  • menaikan(上げる)※原型:naik(上がる)
  • harga(値段、価格)
  • beras(米)

 

例文

Dia mendirikan rumah sakit ini.

  1. 彼はこの病院を建てる。
  2. 彼はこの病院をBerdiriにする。(Diri = Berdiri)
  3. 彼はこの病院を(立っている状態)にする。
  • dia(彼、彼女)
  • mendirikan(建てる)※原型:diri(建つ、立つ)
  • rumah sakit(病院)※rumah(家)、sakit(痛い、病気)
  • ini(これ、この)

 

例文

Dia menidurkan bayi.

  1. 彼は赤ちゃんを寝かせる。
  2. 彼は赤ちゃんをTidurにする。
  3. 彼は赤ちゃんを(寝ている状態)にする。
  • dia(彼、彼女)
  • menirukan(寝かせる)※原型:tidur(寝る)
  • bayi(赤ちゃん)

 

例文

Dia mendudukkan adik di atas meja.

  1. 彼は机の上に妹を座らせる。
  2. 彼は机の上に妹をDudukにする。
  3. 彼は机の上に妹を(座っている状態)にする。
  • dia(彼、彼女)
  • mendudukkan(座らせる)※原型:duduk(座る)
  • di~(~に)
  • atas(上、上部)
  • meja(机)

 

例文

Dia menggantungkan medali di tembok.

  1. 彼はメダルを壁にかける。
  2. 彼はメダルを壁にGantungにする。
  3. 彼はメダルを壁に(かかっている状態)にする。
  • dia(彼、彼女)
  • menggantungkan(かける、つるす)※原型:gantung(かける、つるす)
  • medali(メダル)
  • di~(~に)
  • tembok(壁)

Me+他動詞+kanと同じように、インドネシア語の自動詞の性格によって、日本語の自動詞とぴったりはまらないこともあるぞ。

具体的に見ていこう

Hari

 

例文

Dia melarikan uang perusahaan.

  1. 彼は会社のお金を持ち逃げする。(横領する)
  2. (会社のお金を持って、走って会社から離れようとする)
  • dia(彼、彼女)
  • melarikan(持ち逃げする、その場をうまく逃げ切る)※原型:lari(走る、逃げる)
  • uang(お金)
  • perusahaan(会社)

 

例文

Dia menjalankan perusahaan itu sendiri.

  1. 彼は一人であの会社を経営する。
  • dia(彼、彼女)
  • menjalankan(経営する、運用する)※原型:jalan(道、歩く)
  • itu(それ、その)
  • sendiri(一人で)

上記の文にある「Lari:走る」と「Jalan:歩く」というのは、自動詞だけど、Me-kanで挟まれると前のMe+自動詞+kanの仕組みと異なっている意味合いになる。

じゃあ最後に、Me+形容詞+kanとMe+自動詞+kanと同じような意味合いを持つMe+名詞+kanについて話そう。

次の例文を見てみよう。

Hari

 

例文

Perusahaan itu membukukan tulisan pak Hari.

  1. あの会社はハリさんの書いたものを出版した。
  2. あの会社はハリさんの書いたものを本の形にして、出す。
  • perusahaan(会社)itu(それ、その)membukukan(本にする、本として出版する)※原型:buku(本)
  • tulisan(書いたもの)※原型:tulis(書く)に接頭辞-anがついて名詞になっています。

 

例文

Perusahaan itu mengalengkan ikan dan mengirimnya ke Jepang.

  1. あの会社は魚を缶詰にして、それを日本に送る。
  2. あの会社は魚を缶に詰めて、それを日本に送る。
  • perusahaan(会社)
  • itu(それ、その)
  • mengalengkan(缶詰にする、缶に詰める)※原型:kaleng(缶)
  • ikan(魚)
  • dan(と、そして)
  • mengirimnya(それを送る)※mengirim(送る)+nya=itu(それ、その)
  • ke~(~へ)

 

例文

Pemerintah memenjarakan dia karena korupsi.

  1. 政府は彼を賄賂で収監した。
  2. 政府は彼を賄賂で刑務所に入れて、収監する。
  • pemerintah(政府)
  • memenjarakan(収監する、刑務所に入れる)※原型:penjara(刑務所)
  • dia(彼、彼女)
  • karena~(~のため、~「の理由」で)
  • korupsi(汚職、賄賂)

 

例文

Perusahaan itu merumahkan 1000 orang karyawan bulan ini.

  1. あの会社は今月1000人の従業員を解雇した。
  2. あの会社は今月1000人の従業員を家に居させる(会社に来ないように=首にする)。
  • perusahaan(会社)
  • itu(それ、その)
  • merumahkan(解雇する、家に居させる)※原型:rumah(家)
  • 1000=seribu
  • ~orang(~人)
  • karyawan(従業員)
  • bulan ini(今月)※bulan(月)、ini(これ、この)

 

例文

Pilot mendaratkan pesawat dengan cepat.

  1. パイロットは早く飛行機を着陸させた。
  2. パイロットは早く飛行機を陸にある状態にする。
  • pilot(パイロット)
  • mendaratkan(着陸させる、陸にある「いる」状態にする)※原型:darat(陸)
  • pesawat(飛行機)
  • dengan cepat(早く)※dengan~(~で)、cepat(速い、早い)

上記の例文の動詞は、Buku(本)、Kaleng(缶)、Penjara(刑務所)、Rumah(家)、Darat(陸)という名詞からなっていて、全部場所を表している名詞。

上記の例文の動詞は同じ関係性にあり、図で表すとこうなるよ。

Hari

このMe+名詞+kanも「限られた名詞」にしか使えず、すべての名詞に適用できるとは限らないから、注意してほしい。

で、このような法則は一部の数字にも適用できるぞ。

Hari

TAIKI

数字もOKなんだ。
Me+数字+kanの形式の数字は、状態として見なされ、上記のMe+形容詞+kan、Me+自動詞+kanと同じ意味合いになります。

これはいくつか例文を見たら理解できるよ。

Hari

例文

Tokugawa Ieyasu menyatukan Jepang.

  1. 徳川家康は日本を統一した。
  2. 徳川家康は日本を一という状態にした。
  • menyatukan(統一する、一つにする)※原型:satu=1

 

例文

Dia menduakan istrinya.

  1. 彼は自分の妻以外、他の女性と付き合った。
  2. 彼は自分と付き合っている女性が2人という状態にした。

※「彼は浮気をした。」という意味です。
※この形式も数字の1と2としか使えず、数字の3以降に使われることはないでしょう。

  • menyatukan(統一する、一つにする)※原型:satu=1

 

3. Me+名詞+kan

最後に、この形式!

この形式の意味は、Me-kanの間に入っている名詞を「何かに又は誰かに与える」という意味だ。

ジャパネシアでも前に説明してたけど、もう一度見てみたいと思う。例文を見てみよう。

Hari

例文

Dia mengizinkan saya masuk ke dalam kamar.

  1. 彼は私に部屋に入れさせた。
  2. 彼は私に部屋に入る(許可)を与えた。
  • dia(彼、彼女)
  • mengizinkan(許可を与える)※原型:izin(許可)
  • masuk(入る)
  • ke~(~へ)
  • dalam~(~の中)
  • kamar(部屋)

 

例文

Dia menamakan kucingnya “Kitty”.

  1. 彼は自分の猫に「キティー」と名付けた。
  2. 彼は自分の猫に「キティー」という(名前)を与えた。
  • dia(彼、彼女)
  • menamakan(名づける、名前を与える)※原型:nama(名前)
  • kucingnya(彼の猫)※原型:kucing(猫)+nya=dia(彼、彼女)、この文章の場合は「自分の」と訳しています。

 

例文

Dia memaafkan saya.

  1. 彼は私を許した。
  2. 彼は私に(許し)を与えた。
  • dia(彼、彼女)
  • memaafkan(許す、許しを与える)※原型:maaf(許し、ごめんなさい)

 

例文

Dia membahayakan saya.

  1. 彼は私を危険にさらした。
  2. 彼は私に(危険)を与えた。
  • dia(彼、彼女)
  • membahayakan(危険にさらす、危険を与える)※原型:bahaya(危険)

他の形式と同じように、この形式もすべての名詞に適用できるという訳ではない。

名詞関係で、もう一つ形式があります。以下の例文を見てみよう。

Hari

例文

Gempa mengakibatkan tsunami.

  1. 地震が津波を起こした。
  2. 地震が津波という結果(Akibat)をもたらした。
  • gempa(地震)
  • mengakibatkan(起こす、結果をもたらす)※原型:akibat(結果)

 

例文

Daerah ini menghasilkan banyak sayur-sayuran.

  1. この辺はたくさんの野菜を生産する。
  2. この辺はたくさんの野菜という成果(Hasil)をもたらした。
  • daerah(地域)ini(これ、この)
  • menghasilkan(生産する、もたらす)※原型:hasil(生産物、成果)
  • banyak(多い、たくさん)
  • sayur-sayuran(野菜)

 

例文

Usaha dia membuahkan hasil bagus.

  1. 彼の努力がいい結果に(として)実りました。
  2. 彼の努力がいい結果という実(Buah)をもたらした。
  • usaha(努力、尽力)
  • dia(彼、彼女)
  • membuahkan(結実する、生産する)※原型:buah(果実、実「み」)
  • hasil(生産物、成果)
  • bagus(いい、すばらしい)

この形式も限られた名詞にしか使えないから、注意をしてほしい。

Hari

 

最後に

以上がMe-kanに関してその区分と注意点などを述べました。

繰り返しになりますが、上記の区分はあくまでも限られた単語に資か使えず、意味合いは学習者が思った通りにならないことがあります。考えられる原因は、文化の背景によるもので、違う文化ですから、言葉の使い方や見方なども違うということを是非意識しながら勉強してほしいと思います。

 

そして、インドネシア人の日常会話はフォーマルな場面が少なく、上記に述べた形式は出ない可能性もあります。出しても、省略したり、よりカジュアルな形式を取ったりすることがあります。

それらが聞き取れない、会話の内容が分からないということの原因にもなれますので、自分が勉強不足だとか、能力が足りないなどという気持ちにならずに、気にせずとりあえずコミュニケーションを取ることが大事です。

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