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人生変わるかも?元JKT48の日本人!仲川遥香さんの「ガパパ!」を書評!

あけましておめでとうございます。

 

一年の最初はどういったスタートを切るかがとっても大事なことだと思いますが、元旦は飛行機に乗って北海道にやってきました。

 

その飛行機に乗ってる二時間程度の時間で一気に読み進めた本があります。

それが元JKT48の仲川遥香さんの「ガパパ!」

ジャパネシアでも彼女のことについて触れたことがありました。

はるごんこと仲川遥香さんに近づけ!JKT48の歌で覚えるインドネシア語

今やJKT48はインドネシアでは超有名ですが、仲川さんはJKT48がまだ無名だった初期から在籍していました。JKTは卒業することになったのですが、今まさに時の人となった彼女のこれからが本当に楽しみでもあります。

 

そんな彼女、最近では、ツイッターで影響力がある世界の女性15人に選ばれています。

 

アジア人で唯一、しかもエマワトソン(14位)や、ヒラリークリントン(11位)よりも上位ですからね。

 

そんなヒラリークリントンよりも影響力がある彼女が出版!?

 

なら読むしかないだろ!ということで、ジェットスターの狭い機内で読んでいました。

 

機内からの景色なんて楽しむこともなく、ずーっと読んでいましたが新年のスタートに読めてとてもよかったと思いました!

 

ということで!

 

堅苦しいのインドネシア語講座ばかりではなくてたまにはこういうのもいいでしょ!?ってなわけで、、、

おこがましいですが書評というか感想を書きました

まずタイトルの「ガパパ」はNgak apa apa=「大丈夫」「問題ない」という意味!

 

インドネシア人の楽観的な心情をよく表した言葉で、日本人からすると全然「ガパパ」な状態でなくても「ガパパ」って言っちゃうインドネシア人の性格。

 

こんな時に「ガパパ」と言う?
  • ヤバイかも⇒ガパパ
  • 遅刻しても⇒ガパパ
  • ミスしても⇒ガパパ
  • 迷惑かけられても⇒ガパパ

 

そんな「ガパパ」な精神に助けられながら、激動の4年間のインドネシアでの生活がこの本には詰まっていました。

 

自分に自信が持てない人、変化を起こしたいけど勇気が持てない人にはピッタリの本です!

仲川遥香さんがジャカルタに行ったわけ

仲川遥香さん、もともとAKBにいたのですがなかなか人気も出ず、テレビに出ることすらままないアイドルでした。AKBと言えば、こじはる、あっちゃん、大島優子・・・そうやって名前が分かる人は僕にもいるのですが、仲川遥香さんがAKBのころは全く知りませんでしたし、自分でも無名だったと言っています。

 

なんとAKB48に入ってから13作品連続で仲川さんは一度も選抜メンバーから漏れているというくやしさも味わっています。

 

いつまでもこのままでいいのか?という葛藤があり、秋元康さんに直談判して、決定したのがJKTに行くことだったのです。

 

その時の気持ちや決意が本の冒頭で述べられています。

 

たしかに、前田敦子や大島優子、渡辺麻友になれる人はほとんどいません。

神様に指を指された特別な人だけだと思う。

私はそうじゃなかったから、自分から神様に指をさされに行きました。

 

「自分から神様に指をさされに行きました。」

 

めっちゃかっこいーじゃーーん!その指をさされに行った場所が、そう「ジャカルタ」だったわけです。

 

Taiki
俺も神様に指をさされたい!!!
お前はインドネシアに行くと蚊にさされるだけだろ!!!

ぜーんぜん!ガパパじゃなくね?

彼女はインドネシアに行ってすぐにアメーバ赤痢にかかりました。

 

その後デング熱、腸チフスを発症して、三大風土病のすべてかかってしまい本当に危険な状態になっています。

 

日本で発症したらまだしも、インドネシアで発症したら本当に不安だろうと思います。

 

そしてインドネシア語が全くしゃべれない頃からアイドルとしての仕事をこなしていかないといけません。彼女はインドネシア語がまだ全然分からないことにインドネシアのテレビ番組に出演したりしていました。

 

もちろんAKBと同様でJKTにも選抜総選挙があります。そのプレッシャーに加え、睡眠時間も3~4時間で休みもなしの状況で情緒不安定になってしまったということもありました。

 

自分に置き換えてこの本を読んでみると冷や汗が止まりません。「全然ガパパじゃなくね?」と感じるばかりなのです。笑

 

よくもまあ、こんな短期間につらいことが押し寄せてくるものだな~といった経験談が目白押しで驚かされます。でも文章は決して重苦しくなくポップに書かれているからスラスラーと読めます。

 

インドネシアに来て早々にかかったアメーバ赤痢、初のツアー中にかかったデング熱、そして今回のチフス・・・・・。

たしかにどれも大変でしたけど、妙な充実感も感じています。

コンプリートしちゃった、みたいな(笑)。

 

彼女の明るい人間性が見えるヒトコマです!

 

おそるべし「ガパパ!」精神です!

その力、どこからやってくる?

いったい、どのようにしてこんな人になれるんだろう。ふと疑問に感じました。

 

人間なんて本能的に安定を求めるものですし、環境を変えるのは怖く感じてしまう生き物です。

 

ただ、彼女も以前はそうであったことを認めています。

 

しかし、その考えをジャカルタに行ってから意識的に変えて今の状況を作り出したのです。

 

たとえば、JKTのメンバーになった当初、まだインドネシア人の友達すらいない状況の時、メンバーに誘われたお泊まり会がありました。

 

それまではインドネシアに行っても日本料理ばっかり食べていた彼女からすると、並べられたインドネシア料理は見たことないものばかりで困惑したそうです。

 

でもそこで彼女はある行動に出ます。

 

それが

 

出てきた料理すべてを手で食べる!

 

するとメンバーたちから「インドネシア人みたい~」と驚かれて、一気に壁がなくなったというのです。

 

海外で現地の人たちと深い付き合いがしたければ、どこかで「自分との勝負」をしないとダメだと思います。どこかで勇気のハンマーをふるって、それまでの殻を破らないといけない。

 

たぶんこのお泊り会にも、大きな自分との勝負があったと思います。

 

まだそんなに知らないインドネシア人だけのお泊り会、しかも、まだインドネシア語もできない。食事も何かわからない・・・ぜーったい勇気要りますもんね。

安定があるからこそ、思いっきり勝負ができる

私がやりたいと思ったことを反対されたことは一度もありませんでした。

 

これは彼女のおばあちゃんの言葉です。

 

「ガパパ」を読んでいると、いたるところに、おばあちゃんのお話が出てきます。彼女はおばあちゃんっ子なんです。

 

ジャカルタに行くことを決めたことをおばあちゃんに伝えたときも

 

「遥香がやりたいことをやりなさい」

と言ってくれました・・・・・。

 

このように、おばあちゃんはいつも味方でいてくれたので、非常に心強い支えになっています。

 

アメーバ赤痢、デング熱、腸チフスの三大風土病、そしてメンバーとのいざこざ、知らない土地での新たな生活やアイドルとしてのプレッシャー・・・

 

いろんな変化にさらされながらも、「ガパパ」と耐えることができたのは、きっと「おばあちゃんの存在」があったからなのだと感じました。

 

おばあちゃん以外にも親友の前田敦子さんや、インドネシアでメンバーに馴染めずにいた彼女を心配してお泊り会に誘ってくれたステラさんなど、彼女の力になった存在はたくさん本の中で登場します。

 

何もないのに「ガパパ」といえる強さを持ってる人なんてほとんどいないと思います。くやしさや、今までの自分を変えたいという意志、そして自分を思ってくれる大切な人、こういったものが前提にあるからこそ、彼女のように勇気のハンマーをふるって、それまでの殻を破ることができるんだと強く感じました。

仲川遥香さん流~インドネシア語マスター法

彼女は、インドネシアに行ってすぐにインドネシア語が話せるようになり、たくさんのインドネシア人や日本人を驚かせました。

 

そんな彼女が、インドネシア語の学習法について触れた個所があります。

 

・・・たとえば、靴のことをインドネシア語では「セパトゥ」と言います。

私はその単語を覚えるときに、「セパトゥは日本語の靴っていう意味だ」とは考えません。

目の前にあるコレが「セパトゥというもの」なんだと覚えます。(中略)

頭の中で、一度も日本語に訳さず覚えます。

 

「インドネシア語を訳さず覚える」・・・もしかすると彼女の急激なインドネシア語の上達の秘密の一つはここにあるのでは?と感じました。

 

驚異的なスピードで覚えるためには、思考回路をシンプルにしなきゃいけないと思います。

 

ジャパネシアのインドネシア語脳の話でも言っていますが日本人がインドネシア語を話す際には2パターンに分かれます。

 

日本人がインドネシア語を話す
  • インドネシア語を聞く⇒日本語に訳す⇒インドネシア語を話す
  • インドネシア語を聞く⇒インドネシア語を話す

 

1、2の違いは歴然で、2の方が圧倒的にインドネシア語の習得は早くなっていきます。いちいち頭で訳すと相手の話は入ってこないわ言いたいことは出てこないわで、全然しゃべれません。

 

最速ペラペラ!「インドネシア語脳」を作る勉強法

 

そしてもう一つ、大事なことを言っていました。

 

私の実感ですが、外国語は数か月間ぐらいの短期集中型で、一気に覚えたほうが身につくと思います。

 

英語でもよく聞く話ですが、外国語を高いレベルで使える方というのはある一定期間徹底的に勉強をしたという人がとても多いです。

 

彼女は、インドネシアに来た当初は日本人とばかり行動していたのですが、そのままではダメと自分に言い聞かせて、インドネシア人とばかり付き合うようになりました。

 

常にインドネシア語にさらされる状態に身を置いたことも語学力の上達の秘訣に感じます。だってインドネシア語を使わなきゃしゃーないですからね。笑

 

そしてインドネシア語をしゃべれないうちはかっこつけずにどんどんしゃべってどんどん失敗したほうが良いとも言っています。

 

間違ったインドネシア語を言えばすぐに指摘してくれますし、分からないところを放置することもなくなります。

 

語学習得も当たって砕けろ!ですね!

卒業後~現在のはるごんを応援しよう!

仲川遥香さんという一人の女性の「生き様」が詰まった「ガパパ!」

 

文章も読みやすいし、インドネシアなエピソード満載でとても面白いからぜひ手に取ってみてください。ぜーーーーったい人生にプラスになるから。

 

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JKTは卒業しましたがこれからも楽しいエピソードを聞くことができると思います。

 

卒業後の現在の彼女はどうなる?

 

JKTでの活動を終えて現在のはるごんは何をしているのかな~と思っていると、ツイッターなどでは父親と活発に交流しているようで、たぶんお父さんも結構な人気者になっています!

 

神様に指をさされるためには、自分との勝負をしなければいけないし、指をさされ続けるためには、何度も自分との勝負をして勇気のハンマーを振り続けなければならない。

 

冬の北海道は、寒いし外に出たくないけども、僕も勇気をハンマーを振るって外に出ようと思います!

 

本当に日本人としてもうれしいですね!!!

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