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ネイティブが使う「Pake」の不思議

「Pake」は、インドネシア語で本来「使う」「~を使って」という意味を持つんだけど、日常会話ではちょっと特殊な使い方がされる。例えば、「~もせずに」「~しつつ」「~を伴って」などだな。

PakeってPakaiのカジュアルな形?
そう、で、Pakaiの意味に関しては以前やったな。

初級単語「Pakai」の用法 11選

ああ、確かにやってたわ。
おい、忘れてたのかい。まあ復習もかねて、今回はカジュアルなPakeを勉強していこう。

「Pake」の基本的な意味と使い方

「Pake」は基本的に「使う」「~を用いる」という意味だけど、カジュアルな場面では以下のようなニュアンスで使われるな。

  1. ~を使って/~を用いて
  2. ~もせずに(省略・簡略化)
  3. ~しつつ/~を伴って(追加要素を含む)
  4. わざわざ~する(不必要な行動を強調)

えー、なんか意外な意味がたくさんある…
ハハハ、そうそう、これって絶対に教科書には載ってないような使い方だ。ただ、ネイティブはめっちゃ会話で使ってるぞ。


「Pake」の使い方:場面別解説

(1) ~を使って/~を用いて

「Pake」は、具体的な道具や手段を使って何かをすることを指す、いわば一般的なpake(pakai)の使い方だ。

例文

Dia makan pake tangan.

(彼は手で食べている。)


Kamu harus belajar pake buku ini.

(君はこの本を使って勉強しなければならない。)


Aku nulis surat ini pake pensil.

(私はこの手紙を鉛筆で書いた。)



dia:彼・彼女、makan:食べる、pake tangan:手を使って、kamu:君、harus:~しなければならない、belajar:勉強する、buku ini:この本、aku:私、nulis:書く、surat ini:この手紙、pake pensil:鉛筆を使って


(2) ~もせずに(省略・簡略化)

不要な手順や行動なんかを「つべこべ / いちいち」しないって意味で使える。これは否定のGakを伴うけどね。例文を見てみておくれ。

例文

Gak pake babibu langsung pergi.

(ぐだぐだ言わずにすぐ行った。)


Gak pake alasan, langsung tolak aja.

(理由も言わずに、すぐ断っちゃえ。)


Jangan pake drama, tolong bicara serius.

(ドラマチックにしないで、真剣に話してよ。)



※gak pake:~なしで、babibu:ぐだぐだ、langsung:すぐ、pergi:行った、alasan:理由、tolak aja:ただ断る、jangan pake:~しないで、drama:ドラマチックに、tolong:どうか、bicara:話す、serius:真剣に

babibu(バビブ)ってナンダ?
babibuってのは、擬音語だ。説明や言い訳なんかを表すもので、日本語的には「ぐだぐだ」とか「ぶつぶつ」ってイメージだ。


(3) ~しつつ/~を伴って

「Pake」は、追加の条件や動作を伴うことを示すこともあるんだな。日本語で言うと難しいけど、以下の例文の感じでよく使うんだ。

例文

Dia pergi pake senyuman lebar.

(彼は満面の笑みで去っていった。)


Dia ngomong pake nada marah.

(彼は怒った口調で話している。)



※dia:彼・彼女、pergi:去る、pake:~を持って、senyuman lebar:満面の笑み、kamu:君、nanya:質問する、hal:こと、kayak gitu:そんな風な、jawabannya:答え、udah jelas:もう明らか、ngomong:話す、nada:口調、marah:怒る


(4) わざわざ~する(不必要な行動の強調)

「Pake」が不必要な行動を強調するニュアンスで使われることもある。「わざわざやる必要ないでしょ」」って感じ。

例文

Pake nanya lagi, jawabannya kan udah jelas.

(わざわざ聞く必要あるの?答えはもう明らかじゃん。)


Gak usah pake nyuruh, aku udah tahu apa yang harus kulakukan.

(わざわざ命令しなくていいよ、やるべきことは分かってるから。)


Ngapain pake pikir lama? Langsung aja!

(なんでそんなに考え込むの?さっさとやりなよ!)



※pake nanya lagi:わざわざ聞く、jawabannya:答え、kan:~じゃん、udah jelas:もう明らか、gak usah:~しなくていい、pake nyuruh:わざわざ命令する、aku:私、tahu:分かっている、apa yang harus kulakukan:やるべきこと、ngapain:なんで、pake pikir lama:そんなに(長く)考え込む、langsung aja:さっさとやりなよ


「Pake」を使った関連フレーズ

以下のカジュアルな「Pake」の派生語はめっちゃよく聞くから復習がてら覚えちゃおう!

Pake babibu:無駄な説明/言い訳をする

Gak usah pake babibu, langsung aja jawab!

(ぐだぐだ言わずに、すぐ答えて!)


Gak pake alasan:理由を述べずに

Jangan pake alasan, langsung lakukan sekarang.

(理由をつけずに、今すぐやりなさい。)


Pake drama:大げさにする/ドラマチックにする。

Gak usah pake drama, ini cuma masalah kecil.

(大げさにしないで、これはただの小さな問題だよ。)



※gak usah:~しなくていい、pake babibu:ぐだぐだ言う、langsung aja:すぐに、jawab:答える、jangan:~するな、alasan:理由、lakukan sekarang:今すぐやりなさい、pake drama:大げさにする、ini:これは、cuma:ただの、masalah kecil:小さな問題


まとめ

だいたい理解できたかな?最後にざっくりまとめておくからそれぞれ「Pake」の持つ意味を確認してみよう。

用法意味ニュアンス
Pake tangan手を使って道具や手段を具体的に示す場合に使用。
Gak pake alasan理由を述べずに必要ない手順や言い訳を省略するニュアンス。
Pake nanyaわざわざ質問する不必要な行動を強調。
Pake drama大げさにする/ドラマチックにする感情的な行動や反応を強調。

文脈次第でニュアンスが大きく変わるんだね。
そうそう、特にカジュアルな場面で頻繁に使われるな。あえてPakeを入れる練習をしてみよう。

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初級インドネシア語指示語「Itu」まとめ(中級編)

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