「Membawa」はインドネシア語で「持つ」「運ぶ」を意味しますが、物理的な運搬以外にも比喩的な意味で使われることがあります。その中でも、「pidato(スピーチ)」や「cerita(物語)」など、特定の文脈で使われる場合は注意が必要です。本記事では、「membawa」の特殊な使い方と、その使い分けを詳しく解説します。
Membawaの比喩的な使い方
(1) Membawa pidato(スピーチを行う)
- スピーチや話の「内容を運ぶ」というニュアンス。
- 公的な場面や公式なスピーチに対して使われる。
例文
Presiden membawa pidato tentang ekonomi nasional.
(大統領は国の経済についてスピーチを行いました。)
Dia membawa pidato yang sangat menginspirasi.
(彼は非常に感動的なスピーチを行いました。)
※presiden:大統領、membawa:行う、pidato:スピーチ、tentang:~について、ekonomi nasional:国の経済、dia:彼・彼女、yang:~な、sangat:非常に、menginspirasi:感動的な
(2) Membawa cerita(物語を伝える)
- 物語や話を「届ける」イメージ。
- 書籍や映画、日常的なストーリーテリングで使われる。
例文
Film ini membawa cerita tentang perjuangan seorang ibu.
(この映画は母親の奮闘の物語を伝えています。)
Dia membawa cerita lucu saat makan malam.
(彼は夕食中に面白い話をしてくれました。)
※film:映画、ini:この、membawa:伝える、cerita:物語、tentang:~について、perjuangan:奮闘、seorang ibu:母親、dia:彼・彼女、lucu:面白い、saat:~の時、makan malam:夕食
(3) Membawaが使えないケース
例文
Dia menjelaskan pendapatnya dengan jelas.
(彼は自分の意見を明確に説明しました。)
Saya ingin mengutarakan pendapat saya tentang masalah ini.
(この問題について私の意見を述べたいと思います。)
※dia:彼・彼女、menjelaskan:説明する、pendapatnya:彼(彼女)の意見、dengan jelas:明確に、saya:私、ingin:~したい、mengutarakan:述べる、pendapat:意見、tentang:~について、masalah:問題、ini:この
(4) Membawaを使う場面の比較
表現 | 意味 | 使い方のシチュエーション |
---|---|---|
Membawa pidato | スピーチを行う | 公的な場面や公式なイベントでスピーチを行う場合に使用。 |
Membawa cerita | 物語を伝える/話をする | 映画、書籍、日常会話でストーリーを共有するとき。 |
Menjelaskan pendapat | 意見を説明する | 個人の意見や考えを具体的に説明するときに使用。 |
Mengutarakan pendapat | 意見を述べる/表明する | 意見や考えを公に述べたり共有する場合に適切。 |
まとめ
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