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「Aku harus apain」と「Aku harus ngapain」のニュアンスと使い分け

やほー、ガニタだよ~。インドネシア語では、「何をすべきか」を尋ねたり考えたりする際に 「Aku harus apain」 と 「Aku harus ngapain」 の表現を使うの。

apain?ngapain?何これ?
日本語的に言えば、「何をするの?」って感じ。とってもカジュアルな言い方だね。harusは「しなきゃいけない」つまり、「harus ngapain:何をしなきゃいけないの?」って感じになるよ。

そうなんだ。確かに、よく使いそうだね。
そうそう、一見似ているように思えるけど、それぞれに微妙なニュアンスや使いどころの違いがあるから、ちょいと紹介しておくね。


「Aku harus apain」

意味とニュアンス

  • 「何をすればいいの?」 という意味。
  • 特定の物や状況に焦点を当てて、それに対する具体的な行動を尋ねる際に使う。
  • カジュアルな口語表現で、「apain」は「dilakukan(する)」に由来していると言える。

使う場面

  • 目の前の問題や状況に対して何をすべきかを尋ねるとき。
  • 焦りや混乱のニュアンスを含む場合が多い
簡単に言っちゃえば「どないすればええねん!」って感じ。

なんで関西弁…
だって結構カジュアルな表現だから。まあ、例文を見てイメージを膨らましてちょうだい。

例文

Kamu kasih aku tugas ini, terus aku harus apain?

(君がこの仕事を渡してきたけど、これをどうすればいいの?)


Ada file rusak di komputer. Aku harus apain sekarang?

(コンピュータのファイルが壊れてるけど、今どうすればいいの?)


Kucing itu masuk ke rumah. Aku harus apain dia?

(その猫が家に入ってきたけど、どうすればいいの?)



※kamu:君、kasih:渡す、aku:私、tugas:仕事、ini:これ、terus:それで、harus apain:どうすればいいの、ada:ある、file:ファイル、rusak:壊れている、di komputer:コンピュータに、sekarang:今、kucing:猫、itu:その、masuk:入る、ke rumah:家に、dia:それ(猫を指す)

ちょっとまって、最後の文章、apainの後ろに「dia」という目的語が入ってるけど、問題ないの?
目的語が要らない場合、例えば、文脈が明確なのであれば「apain」だけでも意味が通じるけど、あった方がより分かりやすい場合、まあ、さっきの場合は、「dia(猫)」をどうしよっか…って文脈の時はあった方がより伝わりやすい。

なるほど、目的語があってもなくてもOKなんだ。

「Aku harus ngapain」

じゃあ、次は「Aku harus ngapain」だね。

ん?さっきと同じじゃん。
違うって!最初のは「apain(アパイン)」、これからやるのは「ngapain(ンガパイン)」!

意味は?
両方とも「何するの?」って意味。

同じじゃーーーーん!
ハハハ、実は違う。実は今日はそれを教えたくってさ。

意味とニュアンス

  • 「何をするべきか?」 という意味。
  • より一般的で、状況全体に対して自分が取るべき行動を漠然と尋ねる。(よって目的語は取らない)
  • 「melakukan apa?:何するの?」の略で、カジュアルな会話で頻繁に使われる。

使う場面

  • 状況全体に対する行動を考えたり尋ねたりするとき
  • 明確な対象や物がない、漠然とした質問として使われる。

例文

Aku bingung banget. Aku harus ngapain sekarang?

(本当に混乱してる。今何をすればいいの?)


Setelah lulus, aku harus ngapain ya?

(卒業したら、何をすればいいんだろう?)


Kalau aku ketemu dia, aku harus ngapain?

(もし彼に会ったら、どうすればいい?)



※aku:私、bingung banget:本当に混乱している、sekarang:今、ngapain:何をすればいい、setelah:~の後、lulus:卒業する、ya:~だろう、kalau:もし、ketemu:会う、dia:彼・彼女

ほらほら、「何するの?」って意味だし、Aku harus apainとAku harus ngapainって一緒じゃん!
違うって、今見たのは目的語も取れないし、自分がどうするか、ってことを聞いてる文章でしょ。次の比較をちゃんと見なさいってば。


「Aku harus apain」 vs. 「Aku harus ngapain」の違い

表現ニュアンス使う場面
Aku harus apain具体的な対象や状況について、「それをどうすべきか」を尋ねる。明確な物や状況に対して対処法を聞くときに使用。
Aku harus ngapain全体的な状況や流れに対して、「自分が何をすべきか」を漠然と尋ねる。特定の対象がなく、自分が取るべき行動を広く考えるときに使用。

なるほど、何か対象物があって「その何か」をどうしよっか… ってのが「Aku harus apain」で、「自分が」何をしよっか…ってのが「Aku harus ngapain」なのか!
そういうこと。


会話例

では次に場面に応じた会話練習で意味の違いを確認してみよう!

状況1:課題についての相談

A: Aku baru dapat tugas ini, tapi bingung. Aku harus apain?
(この課題をもらったけど、どうすればいいのか分からない。どうすればいい?)

B: Mulai aja dengan baca petunjuknya dulu.
(まずは指示を読んでみなよ。)


状況2:将来についての相談

A: Setelah lulus, aku harus ngapain ya?
(卒業したら、何をすればいいんだろう?)

B: Coba aja pekerjaan yang sesuai dengan minatmu.
(自分の興味に合った仕事を試してみたら?)



baru:ちょうど、dapat:もらう、tugas:課題、bingung:困る、apain:(対象に対して)何をすればいいmulai aja:始めてみて、baca:読む、petunjuknya:指示、dulu:まず、setelah:~の後、lulus:卒業する、ngapain:(自分が)何をすればいいcoba:試す、aja:やってみて(提案)、pekerjaan:仕事、sesuai dengan:~に合った、minatmu:君の興味


使い分けのコツ

  • 「apain」:具体的な対象や問題があるときに使用。
    • 例:目の前のタスク、物、あるいは緊急の問題に対し、その対象物に「何をする」って意味
  • 「ngapain」:行動全体や状況全般に焦点を当てるときに使用。
    • 例:未来の計画や漠然とした悩みなどに対し自分は「何をする」って意味。

練習問題

以下の文に「apain」か「ngapain」のどちらかを入れてみよう!

答え: apain(紙をどうするか聞いている)

※kertas:紙、mejaku:私の机、terus:で

答え: ngapain(自分がどうするか聞いている)

※bingung:困惑する、~banget:めっちゃ~、dengan~:~に、hidupku:私の人生、sekarang:今

答え: apain(ゴキブリをどうするか聞いている)

※kecoa:ゴキブリ、masuk ke~:~に入る、rumah:家


「Aku harus apain」 は 具体的な対象 に対する行動を尋ねる表現。一方、「Aku harus ngapain」 は 漠然とした状況 に対すして自分の行動をどうしよう尋ねる表現。仕事の分野とかで両方ともめっちゃ使ったりするからしっかりと頭にいれておこう!

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