インドネシア学習者に潜む闇・・・
インドネシア語を学ぶ際に、
「ど~も今日はやる気でないな~」
「モチベーションがね、続かないんだわ、これが・・・」
といった悩みを持つこともちらほら聞きます。もちろん、普段から、YANTIにボロカスにけなされて、モチベーションなんて考えるのも嫌になってしまったTAIKIもその一人です。
もともと、勉強なんて続けることができるような人間ではなく、昔から勉強も嫌いで、外で遊んでばっかいました。集中力もまるでない。
なんかYouTubeで「集中力がアップするBGM集」なんかを流したこともあったけど、全く効果なし・・・、やるぞ!っとヤワラちゃんのようにほっぺをたたいてから勉強をしても効果なし・・・
そんな状態から、少しずつテクニックというか、考え方をあれやこれやと試行錯誤して身につけてきた結果、インドネシア語の勉強に集中できて、継続もできるようになり理解も少しはできるようになったように感じます。
インドネシア語の勉強はやる気を持続するのが難しい?
インドネシア語の勉強をやってる人って周りにほとんどいないじゃないですか。
みんなプライベートレッスンのような感じで、一対一で学んでいたり、一人で黙々と机に向かって勉強しなきゃいけなかったり、また分からないことがあってもすぐに誰かに質問できる環境が整っていなかったり・・・
英語とか受験勉強に比べても「やる気がなくなる」もの当たり前じゃい!って思いません??少なくとも僕はそうです。
だから、ただ勉強しよう!とがむしゃらにやるんではなくて、ちょっとでも効率的に、っていうか楽に(笑)インドネシア語上手になりたいと常日頃思って工夫をしてきました。
そこで!
今回は、インドネシア語の勉強の際に、どのように集中力を持続し、モチベーション・やる気を持ちながら勉強に取り組むといいのか。その考え方やちょっとしたテクニックをまとめてます。
なので今回の記事は、僕が取り組むべき「課題集」のような感じでもあるのです。
やる気を出すのと持続すること
今回のお話しは、やる気がなくなった人向けの動画で、おそらく学習者のほとんどが通る道なので、ちょっと動画にしてみました。ご覧ください。
インドネシア語ができるためには、なんといっても「量」が重要です。そしてもちろん「質」も重要です。
2つは、掛け算で、量×質=勉強量になります。
量が10×質が10=勉強量100になれば最高
だけど、
量10×質0=0です。
10時間受験勉強をしたけれども、全く身になってなかったって感じた経験はありませんか?その場合は質を上げることが重要なのです。
勉強している「フリ」をなくそう
勉強はやってる「フリ」をしても全く身につきません。ざーと流し読みをするだけではなく、ちゃんと細かいポイントを一個一個理解できているのか確認しながら学習する。分からないところは何度も復習する。
こういったステップを踏まないとしっかりと定着してくれません。10時間質の低い勉強をするぐらいであれば、1日30分、集中して勉強したほうがいいぐらいです。
「質」については、この記事の後半に触れますが、まずこの量と質の2つはどのような勉強にも必須のことですので頭に入れておいてください。
やる「理由」を増やすメリット
「うぉーーーー!!!やべーーー!!!やる気MAXだーーー!!!」
そう思ってインドネシア語を始めた翌日、急にやる気がしぼんでしまう・・・なんてことありません?
これ、僕、しょっちゅうで、いろんな場面で、こんな経験をしてきたような気がします。
勉強なんて一日で結果がでるようなことはありません。全部「長距離走」です。
「うぉーーー!!!」ってなってるのは短距離走には向いています。でも、勉強はマラソンです。だから、スタートの段階で「うぉーーー!!!」と燃料を燃やしてしまう状態ってのは、エンストもするし、やたらとガソリンを食うし、長距離には向いてないのです。。。
だから、燃料をずーと燃やし続けないといけません。燃料って簡単に言ってしまえば「やる気」とか「モチベーション」のこと。
燃料は自分で増やせるんですよ。それは「インドネシア語ができたらどんなにうれしいことがあるのか?」
それを考えてみましょう。
勉強をやってたら、「あれ、そもそもなんで…勉強なんて…やってるんだ…」みたいな時が必ずやってきます。
それはふっと、そっと、頭の中から、あるいは夫・妻からの「あんたなんでそんなに頑張っちゃってんの…」の一言だったり、、、
人によってやる気がそがれるポイントは様々。
だからこそ、勉強をするメリットというものがたくさんある必要があります。
- 世界が広がる
- 犯罪に遭遇する可能性を減らせる
- 給料がアップするかも
- ガッツリ翻訳で稼げるチャンスが巡ってくる
- 出世できるかも
まあ、なんでもいいのですが、インドネシア語を勉強するってことは、何かしらのメリットがあって勉強しているはずです。
メリットを感じるポイントを増やすことは、燃料を増やすことにつながります。
やる気がなくなったとき、このメリットをまとめた紙を見るだけでも、またメラメラともう一度やってみようという気持ちになるはずです。
メリットも書きました。やる気も出てきました。さあ、いざ勉強!
でも、
自転車と一緒でスピードに乗るまでは、ペダルを漕ぐのすごいキツいのと一緒で、勉強し始めた当初って、もっとも大変で挫折しやすいのです。
その時期を乗り切るまでにはかなりの体力が必要です。そんな時に使えるテクニックがあります。
それが「最初は小さく戦法」です。
最初は小さく戦法
僕らが、初めてインドネシア語に取り組むとき、分かること、理解できることはほとんどないですし、情報も少ないです。
なので、インドネシア語を勉強してもハードルが多すぎて体力が持ちません。
ただの「100メートル走」ではなく、「100メートルハードル」で、しかもそのハードルの数も半端なく多いのです。
そこで、一気にやっちゃおうって考えは捨てて、少しずつ細かくステップを区切って勉強をしていくってのがこの「最初は小さく戦法」です。
1週間で本を1冊終わらせるのではなく、まずは1ページ、1項目だけやってみる。
1ページやるってことのハードルが高く感じたら、「とりあえず参考書を買う」「さっきのインドネシア語ができたらどんなにメリットがあるのかを書いてみる」
実際に勉強をしなくてもそこからでもいいです。10mだけ歩いてみてハードルを一個だけ超えてみるだけでいいんです。
そうすることによって、勉強に対する苦手意識が減っていくので、自然に毎日勉強ができちゃったりします。
流れに乗っているので、やる気もでてきます。慣れてくるので体力も増えてきます。だからどんどん一回にできる勉強量が増えてきます。
この段階に来たら、自然に勉強をやっちゃってる。だって、メラメラと燃料が燃え上がっているから。
でもでも、
「メラメラと燃えている」=「やる気に満ち溢れている状態」は燃費は悪いので、おそらく、1週間はその燃料が持っても、1か月、3か月、半年と時間が立ってくると、気づいたら勉強をやめてしまったり、ペースが落ちてくるようになります。
単純に言えば、いつも同じことの繰り返しに飽きちゃうんですね。
これはもう仕方ないこととして受け入れる。
この状態になったときに、使える戦法が「とりあえずやってみよう戦法」です。
とりあえずやってみよう戦法
おそうじをはじめると、止まらなくなって、部屋の隅々まで一気に掃除しちゃった。普段は床に落ちたごみを拾うことも面倒くさいのに・・・
そんな経験ってありませんか?あれは、「作業興奮」という脳の働きによるもので、人は一回何か始めちゃうと、一気にやる気になっちゃう習性を持っています。
それは利用しなきゃもったいない!
実はここは重要なポイントで、ここで、とりあえずやってみよう戦法で、やってみた人はどんどん勉強が継続できるようになってきます。筋トレと同じように。
でも、ここで、「とりあえず」をやらなかったら、どんどんやるのが嫌になってきます。その結果「挫折」になります。
ここが大きなターニングポイントってわけです。
一度挫折すると、もう一回始めるのは大変ですよね。だったら、「とりあえず」やってみましょう。
その時の合言葉は「とりあえず5分集中しよう!」です。
慣れてこれれば、勉強を始めた当初に感じていたメラメラと燃え上がる感覚、高揚感というものはなくなっていきます。「うぉーーー!!!」と燃え上がる状態ではなくて、備長炭のように心の中に確かな熱を持ちながら長時間ジワジワと燃え続けるようになります。
この状態になれば、急に燃え尽きたりすることもなく、長期的にやる気を継続することができるようになります。
- インドネシア語をやる理由(メリット)を増やして燃料を蓄える
- 最初は小さいステップからやって勉強に慣れる
- やる気が出なければ5分だけでも集中する(作業興奮)を利用する
- たまに「1.インドネシア語をやる理由(メリット)を増やして燃料を蓄える」、その紙を見て燃料補給する
このローテーションで、備長炭のように落ち着いたやる気をキープしながら勉強を続けることができるようになります。
でも、これだけでは不十分なんです。せっかくの備長炭の火を消そうとするものはたくさんあるからです!
その原因と対策を見ていきましょう。
やることは少なく
テレビでおいしそうなパンケーキがあれば、足を運んだり、夏になると必ずバーベキューパーティをやったり、週末は必ず飲み会を開いたり、友達が悩んでいたら必ず相談に乗ったり、付き合いだけで上司と飲みに行ったり・・・
これ全部やっているとせっかくの備長炭の火も勉強のために使えない!やがてその火は消えちゃいます・・・
なんともったいない!!
なので、自分が大切と思うこと以外は、やらないと決めることが大事です。
たとえば、メールチェックは、一日に何回もするのではなく、まとめて一日の終わりにする。SNSは基本見ない。無駄な電話はでない。気分が乗らない誘いには乗らない。
っていうかスマホ消しておく。
あとは本当に大切な人とだけ付き合う。
これだけで、無駄なエネルギーと時間が大幅に増えます。そのエネルギーと時間を大切なこと集中的に使えます。もちろんインドネシア語の勉強にも。
そこまでしてインドネシア語を勉強したいわけじゃないんだよな~、という場合は、特に「今」勉強する必要はないと思います。
というのも、気乗りせずダラダラやってしまっても定着しないし、しばらく勉強しなかった期間に手に入れた知識がどんどんなくなっていくからです。
悩みは消そう
ウジウジ悩んでしまうことってありますよね~。ほんと、女々しいですが僕もそうなの・・・
「ああ、今日友達とケンカしちゃった」
「上司最近冷たいけど、アタシのことどう思ってんのかな?」
「今月お金がピンチ!あの請求書の支払いどうしよ!」
生きてるといろんな「悩み」が存在します。それは仕方がないと思います。
でも、悩みの大部分は「実際に起きてない未来のこと」だったり「過去」のことだったりします。
こうしておけばよかった【過去】
もしあれがこうなって、ああなって、そうなったらどうしよ【未来】
でも!これらは、「今」のことではありません。
「いやいや、そんなこと言ったって私は「今」悩んでるんだよ!実際、今こんなに頭の中で苦しんでんだよ!」
でもでも!
悩んでる状態ってのは、過去や未来に意識が行ってることです。つまり、今の状態にあなたはいないのです。
今の状態にはいない?過去にいるとか未来にいる?なんだかわけ分からなく感じるかもしれませんが
要するに、「意識」が今になくって未来とか過去に行ってる状態だと、勉強しても「質」が全然伴ってきません。
そして、空っぽの勉強時間ばかりが増えてしまうという悪循環に・・・
でも、これは練習することによって解決できます。それは、「今、やってることに集中すること」
ただ、これだけです。
「いやいや、集中ができない!だって悩みとか心配がすぐに思い浮かぶから」
悩みや違うことが思い浮かんだら、すぐに受け流して、また今やってることに集中してください。また違うことが思い浮かんだら、すぐに受け流す。
そうして、常に意識が「今」に戻るようにします。これは特殊なものでもなく、訓練でうまくなります。
だから、悩みや心配がやってきたら、そのままにしておいて、今に意識を戻すこと。
集中力というのは、ずっと一点集中するという意味ではありません。ほかの所に意識が言っても、何か雑念が入っても、すぐに「今」に意識を戻すことを言います。
悩みはなくならないので、うまく付き合っていく。それが未来や、過去にあるのであれば悩んでも仕方ないです。変えることができるのは今の行動だけですので、意識が未来や過去に行った場合はすぐに今を戻すようにしましょう。
疲れててもできる勉強法を確立しておく戦法
人間の集中力って限られています。僕も一時間も勉強したら、もう疲れた~ってなっちゃいます。
あるいは、眠たかったり、風邪をひいてしまったり、極度の疲労でどうにもならない・・・って時もあると思います。
でも、そんな時でもやれることはあります。それが、疲れててもできる勉強法です。
たとえば、僕は、どうしても疲れたときには、YouTubeでインドネシア語の動画を見ます。見るだけだったら楽だし、ANKIをポチポチやって、単語を覚えたりしています。
まとめ
勉強法のノウハウを紹介してくれる本は結構たくさんあります。まだまだインドネシア語をわかりやすく解説してくれる本は少ないですし、周りに同じようにインドネシア語を勉強する仲間もいなければなかなか長い間勉強するということも難しいことだと思います。
でも、今回お伝えした、燃料を増やして継続する、とりあえずやって作業興奮を利用する、疲れててもやれる勉強を決めておく。など、対策を取っておくだけで、やる気・モチベーションのキープは簡単になります。
そして、今に意識を持っていき、集中する、そして勉強の質をアップさせる。
集中力をそぐ無駄なもの、SNSや不要な人付き合いなども無くすこと。人によってはイヤかもしれませんが、本当に大切なものだけ残ります。
そしてそこに全エネルギーを集中させていくことできっと、インドネシア語のスキルもアップするだけではなく、人生もきっと充実していくはず、とは感じるものの、無駄のない人生もつまらんな~、とも思うので、無駄なこともまあまあ楽しいですからそこは悩みどころですよね…
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apaって何?インドネシア語の疑問文は7つの疑問詞でオッケーラ!