1. 基本の「おいしい」という意味
例文
1. Makanan di restoran ini sangat enak!
(このレストランの食べ物はとてもおいしい!)
2. Es krim cokelat ini enak sekali.
(このチョコレートアイスクリーム、とてもおいしい!)
※makanan:食べ物、di~:~の、~で、restoran:レストラン、ini:この、sangat~:とても~、es krim:アイスクリーム、cokelat:チョコレート、~sekali:とても~
2. 心地よい、快適な(気分や感覚)
例文
1. Tidur di kasur baru itu enak banget.
(新しいマットレスで寝るのはめっちゃ気持ちいい。)
2. Cuaca hari ini enak, tidak terlalu panas.
(今日は快適な天気だね、暑すぎなくて。)
3. Saya merasa lebih enak setelah minum obat ini.
(この薬を飲んだ後、気分が良くなりました。)
※tidur:寝る、di~:~で、kasur:マットレス、baru:新しい、~banget:超~、めっちゃ~
cuaca:天気、hari ini:今日、tidak terlalu~:あまり~じゃない、panas:暑い
merasa:感じる、lebih~:より~、もっと~、setelah~:~の後、minum:飲む、obat:薬、ini:この
3. 気まずさがない(心理的な快適さ)
例文
1. Kita harus bicara baik-baik supaya semuanya enak.
(私たちは良い話し合いをして、全員が快適でいられるようにするべきだ。)
2. Saya merasa enak kalau kita kerja sama seperti ini.
(こうやって一緒に働くと気分が良いよ。)
※kita:私たち、harus~:~しなければならない、bicara:話す、baik-baik:よく、しっかりと、supaya~:~するように、semuanya:全員が、kalau~:~すると、~の場合、kerja:働く、sama~:~と一緒に、seperti~:~のように、ini:この
4. 道徳的な「気まずさ」や「気が引ける」
例文
1. Saya nggak enak kalau harus minta bantuan lagi.
(また助けをお願いするのは気が引けます。)
2. Kalau kita terlambat, nggak enak sama bos.
(遅刻すると、上司に悪いよ。)
※kalau~:~するのは、~すれば、harus~:~しなければならない、minta:お願いする、bantuan:助け、支援、lagi:また
kita:私たち、terlambat:遅刻する、sama~:~に、bos:上司、社長
「sungkan(遠慮する)」に近いニュアンス
例えば、「nggak usah sungkan:遠慮しないで」のsungkanをenakに置き換えて「nggak usah enakan」にもできるよ。
「nggak enak」は「快適でない」「都合が悪い」といった具体的な感覚や状況を指す。
例:
Saya nggak enak badan hari ini.
(今日は体調が悪いです。)
Kalau terlambat, rasanya nggak enak sama guru.
(遅刻すると先生に申し訳ない気持ちになる。)
「nggak enakan」は心理的な状態として「気まずさ」や「遠慮しすぎる気持ち」を表す時に使う。
→相手に対して気を遣いすぎている、というニュアンスが含まれる。
この場合のニュアンス:
「相手に気を遣いすぎて心地よくない(心理的な意味での不快)」状態が続いている、または持続的な性質を強調。
例文
1. Nggak usah sungkan atau nggak enakan, katakan saja.
(遠慮しなくていいし、気を遣わなくていいから、ただ言ってください。)
2. Dia bilang, nggak usah nggak enakan kalau mau pinjam barang.
(彼は「物を借りるときは気を遣わなくていいよ」と言っていました。)
※nggak usah~:~する必要がない、sungkan:遠慮する、atau:または、nggak enakan:遠慮しない、katakan:言う、saja:~しな(提案・アドバイスのsaja)、dia:彼、彼女、bilang:言う、kalau~:~の場合、mau~:~しようとする、pinjam:借りる、barang:物
5. 状況や結果の「都合が良い/悪い」
例文
1. Enak juga kalau punya waktu luang seperti ini.
(こんなふうに暇な時間があるのもまた良いね。)
2. Nggak enak kalau selalu sibuk dan nggak ada waktu untuk istirahat.
(いつも忙しくて休む時間が全然ないのは良くないね。)
※enak:良い、juga:も、kalau~:~の場合、waktu:時間、luang:空の、seperti~:~のように、ini:この、selalu:いつも、sibuk:忙しい、dan:そして、untuk~:~するために、istirahat:休憩する、休む
追加的な肯定(予想外の良さや驚き)
「juga」は「~もまた」という意味を持ち、ここでは「意外性」や「思いがけない良さ」を含むニュアンスを表しています。つまり、この文では、「普段忙しいけど、こんなふうに暇な時間があるのも良いね」と、特別な状況の良さを強調しています。
- jugaがあることで:
「暇な時間があるのも(意外と)いいね」というニュアンスが出る。 - jugaがない場合:
「暇な時間があるのはいいね」という直接的な肯定に変わり、ニュアンスが弱くなる。
比較や対比の暗示
「juga」は、文脈的に「普段とは違う状況」との比較や対比をほのめかします。
- Enak juga kalau punya waktu luang seperti ini.という文章場合、暗に「普段は時間がない」という状況を踏まえ、「こういう暇な時間があるのも良いね」と、普段の忙しさとの違いを感じているニュアンスを出しています。
和らげる効果
「juga」には、文全体のトーンを柔らかくする役割もあります。単に「Enak kalau punya waktu luang seperti ini」だけだと、直接的で硬い印象を与える可能性がありますが、「juga」を加えることで、話し手の感想や共感を含む柔らかい表現になります。(だからネイティブはjugaを入れたくなっちゃう!)
例文
- Senang juga kalau bisa santai seperti ini.
(こんなふうにリラックスできるのもいいね。) - Nyaman juga tinggal di tempat seperti ini.
(こんな場所に住むのも快適だね。) - Kadang nggak sibuk juga enak ya.
(たまに忙しくないのもいいね。)
※senang:うれしい、kalau~:~すれば、bisa~:~できる、santai:リラックスする、seperti~:~のように、nyaman:快適な、tinggal:住む、di~:~に、kadang:たまに、sibuk:忙しい
6. 皮肉的な使い方
例文
1. Enak banget kamu, kerja sedikit tapi gaji besar.
(いいわね、アンタは、ちょっと働くだけで高い給料をもらえて。)
2. Enak juga hidup kayak kamu, nggak usah mikirin bayar tagihan.
(いいよね、アンタみたいな生活。請求書の支払いなんて考えなくていいなんて。)
※~banget:超~、kamu:君、kerja:働く、sedikit:少し、tapi:でも、gaji:給料、besar:大きい、dia:彼、彼女、hidup:生活する、kayak~:~のような、nggak usah~:~する必要がない、mikirin~:~を考える、bayar:支払う、tagihan:請求書
「enak saja」の意味
enak saja=勝手なこと言うな(批判と驚き)
1. Kamu nggak bantuin apa-apa, tapi mau dapat hasilnya? Enak saja!
(何も手伝わないくせに結果を欲しいって?勝手なこと言わないでよ!)
2. Enak saja bilang aku harus bayar makan kamu!
(私が君の食事代を払うべきだなんて、勝手なこと言うね!)
※kamu:君、bantuin~:~を手伝う、apa-apa:何も、tapi:でも、mau:ほしい、dapat:得る、hasilnya:結果、bilang:言う、aku:私、harus~:~しなければならない、bayar:支払う、makan:食べる、kamu:君
まとめ
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インドネシア語初心者が絶対にやっちゃいけないこと