入門者向け基礎から始める3か月学習プログラム

上級を目指す|インドネシア語にさらに磨きをかける

Hari
Hari

やあ、中級を目指す諸君、次のレベルを目指すのかい?

Taiki
Taiki

そりゃそうだよ。まだまだいけるぜ!

Hari
Hari

ところで、今までやってきた感じはどうだろ?いい感じに伸びているかな?

Taiki
Taiki

それがよ~、全然なわけよ。難しい文章はムズカシイままだし、問題を解いても問題の意味さえわからない。上級レベルと中級レベルには大きな壁があるように思うんだな。

Hari
Hari

ハハハ、そんなもんさ。今回は、中級者が上級レベルを目指す際に意識しておくと「オトク」なことでも話すとするかのう。

Taiki
Taiki

おう、頼むよ。

いいから「勇気」を出せ

Hari
Hari

まず意識しておくことは「勇気」を出すこと。

Taiki
Taiki

なんだそれ、子供に言ってんのか?

Hari
Hari

いいや、子供の方がまだ勇気を出している。大人になって勇気が出せない損失を多くのオトナは気づいていない。

Taiki
Taiki

ええ、どういうことだよ。

Hari
Hari

つまりだ、ある程度のレベルにいる学習者はちょっとはインドネシア語を使えるワケだ。それをどんどん使うこと、それによって得られる経験や、知識はとても大きな意味を持つようになる。

Taiki
Taiki

え、でもさ、まだまだ使えるレベルなんかなじゃいんだって…

Hari
Hari

使えるか使えてないかは他人が決めること。ちょっと前に出て何かをしゃべったり、まかされた仕事に飛び込んでみたりすること。今、上級レベルで例えば通訳などで活躍している人なんかも、このように、「え、わたしでいいのだろうか。」という壁を越えてきた経験が必ずしもあるはずだ。

Taiki
Taiki

なるほど、つまり椅子に座ってずっと勉強しているだけではダメなんだな。

Hari
Hari

それももちろん楽しいことだが、圧倒的に情報量が少ない。例えば、オレも日本にいるときは飲み会によく参加したもんさ。さっぱりわからなかったけどね…

Taiki
Taiki

ハリでも飲み会は難しいのか?

Hari
Hari

そりゃそうだよ。いつもついては行くんだけど、結局何を言ってるかわからずしょんぼりして帰ってきて、でも、また行くってわけさ。いい気分ではないし、毎回戦場にいくつもりだったんだな。

Taiki
Taiki

うわー、よくそんなことできるな。

Hari
Hari

もちろんできない自分に向き合わなきゃいけないけども、だから勉強をもっとしなきゃいけないし、一人で勉強する時の意識も変わるってものなんだ。そういった壁を感じながらも壁を壊すために必要なことっていうのはちょっと勇気を出したときに気づかされることが多いんだな。

Taiki
Taiki

そういったことって、上級者を目指そうと思った段階から始めたわけ?

Hari
Hari

いやいや、そんなことはない、初心者の段階から、勇気を出すことの重要性は十分にわかっていたし、その時、そのレベルの自分を現実世界でどんどんぶつけていくって感じだ。

Taiki
Taiki

あー、そうなのか。なんか自分にはできる気がしないな~。精神的なストレスが…

Hari
Hari

ハハハ、オマエだって初心者の段階からYouTubeとかでインドネシア語しゃべってんじゃん。あーゆーこともほかの人から見たら勇気がいることだぞ?

Taiki
Taiki

まあ確かに、でもなんか慣れてきたんだよな、なんでだろ。

Hari
Hari

そんなもんさ。自分がやってきたことは自分は過小評価しがち、その逆に、他人がやっていることは自分にはできないってバイアスがかかりやすいのが人間ってもんさ。

中級者と上級者の距離

Taiki
Taiki

ハリ的にはさ、中級者と上級者の差ってどこにあると思う?

Hari
Hari

それは正直わからない… ある人は会話はとてもうまいけど、文章を読むのがニガテだったりするし、一概に、この人は上級、この人は中級って区分はなくって、これは教える側の勝手な解釈にすぎないわけだ。

Taiki
Taiki

でもさ、中級者と上級者ってれっきとした差が存在すると思うんだけど。

Hari
Hari

そんなもん、マラソンで、一時間前に走った人を見て、あの人は自分よりめっちゃ前に行ってる~!って言ってるようなもんさ。その差を生んでいるのは「時間軸」と「走るペース」のこの二つなわけだから、ここを伸ばしていくような習慣づけをすればいいわけ。

Taiki
Taiki

え、ごめん、どういうこと?

Hari
Hari

時間軸に関しては、インドネシア語を始めた「時期」をずらすことは決してできないわけだけども、一日の中で、早くインドネシア語に触れる習慣を作るとかが有効。例えば、朝起きてすぐスマホをみる場合には一記事読んでしまう…といったものだ。

Taiki
Taiki

おれは、SNSをダラダラ見るのがすきなんだけど。

Hari
Hari

まあ、それが人生で大事なことであればそうすればいいが、ダララダと20分布団でゴロゴロしてるのであれば、一記事読んだ方が絶対に身になるわな。このスキマ時間は侮れないわけだ。

Taiki
Taiki

はいはい、じゃあ、そうするよ。勉強にもなるし、ゴロゴロすることに対する罪悪感も減りそうだし…で、「時間軸」ともう一つ、「走るペース」ってのは何?

Hari
Hari

それは、フォーカス力だ。しっかりとまとまった時間を取って集中力を持って学習する。これだけで同じ学習時間をかけても大きな差が生まれてくる。長いこと勉強していると惰性でやってしまうこともあるから、短い時間を集中することを今一度意識してみよう。

Taiki
Taiki

学習歴が長くなってきて、できることが増えてくると、自然と集中力が増してくる感じもするんだけどな。

Hari
Hari

そんなことはない、なんとなくサラっと読めてしまったり、聞き取れてしまったりすることも増えるから細部へこだわることがすくなくなり、一文の構造をしっかりと理解したり、聞き取れなかった単語を拾おうとすることが少なくなる可能性がある。それでもなんとなく意味が取れてしまうからだ。

Taiki
Taiki

つまり、もう一度、「意識する」ってことが重要なわけだ。

Hari
Hari

そう、そういった集中力を取り戻すのには時間がかかるかもしれないが、あえて時間がかかる勉強方法を取り入れてもいい。しっかりとノートに書いて勉強するといったものだ。今はパソコンやスマホで手軽に勉強できるからな。スマホで文章を書けば、間違いがすぐに訂正されてしまうし、便利すぎても人間の成長につながらないケースもあると思うんだ。

Taiki
Taiki

なるほど… 便利にもメリットデメリットがあるんだな。

実はもう「武器」を手にしている

Hari
Hari

ジャパネシアの生徒さんの中にも、ちょっとインドネシア語をやってます。って言っただけで大きな仕事をまかされちゃったり、分不相応なことにチャレンジせざるを得なくなった人もいるんだが、総じて「やってよかった」と言っている。そういった挑戦ができることをもっと心から喜ぶべきだな。

Taiki
Taiki

確かに、仕事につながったり、今までとは違った自分に出会えるのも語学の良いところだよな。

Hari
Hari

その通り、これは努力だけでは決して成し遂げられるわけではなく、「勇気」によるところが多いんだ。だからこそ、勉強に加えて、自分の殻を破ったり、一歩前に踏み出す勇気という一見「目には見えない」大きな価値を持つことをこれからの学習で意識してみよう。

Taiki
Taiki

チャレンジして、うまくいけばうれしいし、上手くいかないことも財産になるし。人生って何が正解かわからないな。

Hari
Hari

ハハハ、確かにそうかもしれん。うまくいかないことも財産になる、ってのはいい言葉だ。その考え方は結局、人生への意味付けが上手だからこそ、そういう解釈になるってわけだ。

Taiki
Taiki

人生への意味付けって?

Hari
Hari

ほら、例えば、失敗しても、いい経験をさせてもらったと思う人もいれば、もうこんな失敗はごめんだ。もう何もしない!って人がいたとして、10年後、この2人のうち、未来が明るいのはどっちだろう?

Taiki
Taiki

そりゃ、前者の方さ。どんどんこれからもチャレンジし、いろんな経験値が積まれていくんじゃない?

Hari
Hari

そうだろ?逆に、後者の方は、人生の意味付けをその瞬間で行ってしまっている。見ているスパンが短い。このような人は、今がダメだからこの先もダメだろう、という考え方に陥りやすい。

Taiki
Taiki

確かに一回失敗すると、痛いし、もうやりたくないってなるな。

Hari
Hari

例えば、小学生がテストで悪い点を取った、恋人に振られた、となって、人生終わった。なんて言っていたら、笑っちゃうだろ?

Taiki
Taiki

確かに、オマエ、人生はまだまだ続くぞ!って言いたくなるわな。

Hari
Hari

そう、それはオトナも一緒だ。そして、オトナには自分で現実を変えたり未来を切り開く能力がもっとあるわけだ。そのうえ、ここにいるみんなはインドネシア語を使える。この武器を使わずに錆びさせているのはもったいない。もっと切れ味鋭い、ピカピカの武器にしていこうぜ!

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受動態の応用|命令文の時の受動態

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