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まだインドネシア語は語彙力だとか言ってんの?「点を集める」文法学習法

インドネシア語学習で大事なことは語学力だ!とよく言われています。

 

これはたしかにその通りで、語学力はたくさんあればあるほどいいです。

 

しかし、語学力=コミュニケーションが取れるという考えではインドネシア語学習において頭打ちになってしまうケースが結構多いんです。

 

\語彙力だけの強化は頭打ちになる理由/

 

その理由は、「語彙力だけで十分」という人のほとんどが、コミュニケーションが取れるから。と言っているから。

 

もちろん、インドネシア語でコミュニケーションが取れるのは事実ですが、それは、初対面の挨拶やそんなに込み入った話をしない場合のみ通用します。

 

相手も初心者相手に「分かりやすいインドネシア語」を使ってくれるので、それが実現している可能性がかなり高いです。

 

そこに安住して、文法を伸ばすことを怠ると、いつまでも軽いコミュニケーションをなんとなく取れる。という状態が続いてしまいます。

 

でも、それでOKという人はそれでOK、続きを読む必要はありません。

やがて頭打ちに・・・頭打ちになった途端やる気がなくなったりする。

 

では、インドネシア語において、文法とはなんなんでしょうか?

 

\文法は「骨組み」である/

 

文法は、建物で言えば土地であり、鉄筋であり「骨組み」です、単語力はコンクリートや外壁のようなものです。

 

鉄筋なしのコンクリートだけで高いビルは建ちません。

 

そのため、まず簡単なコミュニケーションを取れた時点でもいいので、骨組みである文法をしっかりと鍛えていくことをおすすめします。

 

では、その文法はどう覚えるべきなのか。についてちょっと僕なりの意見を紹介します。

 

\「線」の学習・「点」の学習/

 

インドネシア語にはさまざまな文法法則があります。

接頭辞で言えばTer-があったり、Se-があったり、

 

共接辞で言えば、Me-kanがあったりKe-anがあったり、

 

Me-動詞の変化は山ほどある、

 

それぞれ、この場合はこうなるといったルールみたいなものがあります。

 

例えば、Me-動詞の変化で言えば、Bから始まる単語にはMemがつく、母音で始まる単語にはMengがつく、などのようなもの。

 

文法をこのような法則にあてはめて学習する方法を今回は「線」での学習方法と呼びます。

 

それに対し、数々の文章を読んで、単語を見て、個別の事例をたくさん見て、それから自分なりに法則を見出して学習する方法を「点」の学習方法とします。

 

で、多くのインドネシア語学習者と会ってきましたが文法学習は、「線」から「点」で覚える方法と、「点」から「線」で覚える二種類に分類されます。

 

文法学習は二種類

「線」⇒「点」

「点」⇒「線」

 

\「線」⇒「点」で「量」不足に陥るケース/

 

「線」⇒「点」の学習は数学で言えば、先に公式を覚えて、その公式を問題にあてはめて解いていくというやり方です。

 

文法も一度覚えてしまったら、どんどん使って、インドネシア人から聞いて、問題を大量に解ければいいのですが、多くの人が「量」不足に陥いる傾向にあります。

 

こんなことないですか?

  • 原型で単語の意味は分かるけど、Me-kanがつくとさっぱりわからない。
  • 単語ベースで見たら分かる語彙も、文章になると分からなくなる(うまく訳せなくなる)
  • Me-動詞の変化が一瞬で出てこない。

これは全部、線型の学習で量が全然足りていないです。

 

線型学習でもOKですが、これからは量、つまりたくさん本を読んで、動画を観て、インドネシア人と会話・メールでたくさんコミュニケーションを取りましょう。

 

逆に、今まで上記のようなたくさんのアウトプットをやって来た人は、あるい程度自分の中で法則が出てきますので、その状態になったら一度正しい法則を確認するというやり方が良いです。

 

線ももちろん大事、でもそれは点が伴っての話です。

 

\ジャパネシアで学習する場合/

 

ジャパネシアでは、基本的に・法則+例文+単語+音声がありますので、すべてを利用してください。

 

ただ、一記事の量はまだまだ少ないですので、その点は他のHarinya Japanesia(初級)・寓話でインドネシア語(初中級)・ニュースを読む(上級)を利用して、インプット量を増やすようにしましょう。

 

結局、法則「線」を知ることは大切なのですが、法則を作る「点」が不足している限り、いつまでたっても成長しないということになってしまいます。

 

インドネシア語は語彙力が大事、しかし、語彙力をつなげて法則を見出し、正しく使え、理解した文法を手にするプロセスをすっ飛ばしては、いつも同じ表現に頼り、少しでも相手が難しい構文や文法を使った時に理解できなくなります。

 

動画でも詳しく述べていますので、ぜひご覧になってください。

 

点を増やし、文法を定着し、自分のインドネシア語レベルを上げていきましょう

1 COMMENT

el traductor

スペイン語とポルトガル語が話せる身からすると名詞の性もなければ時制による活用も再帰動詞も点過去、線過去もない言語となると簡単すぎてこれで繊細で幅広い表現が出来るのかと疑ってしまいます。近代に入って人為的に造作された言語なんで仕方ないかもしれませんが…。

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