今回はみんながつまづきやすいNyaについて見ていこう!
Dia(彼、彼女)、itu(それ)の省略
これは、まずNyaの基本です。
DiaとItuが、省略されてNyaになるというものです。
例えば、
Buku itu(あの本)がBukunyaになります。Nyaの部分はituです。
Buku dia(彼/彼女の本)がBukunya、この場合、NyaはDia(彼、彼女)です。
Buku kamu(君)は何ですか?
Bukunyaにならず、Bukumuでしたね。
まず、itu、diaがNyaに代わるということを覚えておきましょう。
ただ、これは名詞の後ろに着く場合です。
Nya suka Indoensia.(彼はインドネシアが好きです。)はムリです。
Dia suka Indonesia(彼はインドネシアが好きです。)が正しいです。
名詞化して「~のは」の意味に
これは、どういうことかというと、
例えば、Tinggal「住む」という動詞があります。
Tinggalnya di mana?で、「住んでるのはどこ?」という意味になります。
- tinggal:住む
- di~:~で、~に
- mana:どこ
他にも、Berangkatnya kapan?(出発するのはいつ?)という意味になります。
- berangkat:出発する
- kapan:いつ
Perginya naik apa?(行くのは、何に乗って?)
- pergi:行く
- naik:乗る
- apa:何
一文に二つ主語を入れたい場合
「これは、名前はなんて言うの?」
この文章、実は、「これは」と「名前は」と二つ主語が入っています。
こんな時にnyaが使われます。
大きな主語「これは」を、より小さな対象、つまり「名前は」に絞り込む際、この小さな対象にnyaが付きます。
だから、
「これは、名前はなんて言うの?」
って聞きたい場合、
Ini namanya apa?(これは、名前は何?)
- ini:これは
- nama:名前
- apa:何
という意味になります。
他にも
Dia orangnya baik.(彼は人はいい。)
- dia:彼
- orang:人
- baik:いい
みたいなね。
疑問形でも行けます。
「これはインドネシア語では何?」
と聞きたい場合、
Ini bahasa Indonesianya apa?
- ini:これ
- bahasa Indonesia:インドネシア語
- apa:何
というふうに聞けます。
よく使うnya表現
では、最後に「よくつかうnya」の表現を見ていきましょう。
本当に日常会話で使われているので、覚えておいてね!
1.Katanya~:~だそうだ
これはkata:「言葉」にnyaがついて「katanya~:~だそうだ」という意味になっています。
Katanya Dia mau menikah dengan Wawan.
(彼女はワワンと結婚するそうだよ。)
- dia:彼、彼女
- mau~:今にも~する、~したい
- menikah:結婚する
- dengan~:~と
2.Sebaiknya~:した方が良い
これはちょっと特殊ですが、接頭辞se-がついて、後ろにnyaが付く形です。間に入ってるのは「Baik:いい」という意味の形容詞です。
Sebaiknya~:~した方が良い。という意味。
Sebaiknya kamu naik bis.
(君はバスに乗った方が良いよ。)
- kamu:君
- naik:乗る
- bis:バス
3.Pokoknya~:要するに~、要は~
Pokokは「基本、基礎」といった意味で、nyaを後ろにつけると「Pokoknya~:要は~、要するに」という意味になります。
Pokoknya kesini aja dulu.
(要するにまずここへ来なさい。)
- kesini:ここへ ※ke~:~へ、sini:ここ
- aja:提案・アドバイスのsaja
- dulu:まず、先に
まとめ
①NyaはItuか、Diaの省略、
②住んでるのは、のように名詞化して「~のは」の訳になるNya
③一文に二つ主語を入れたい場合
④はPokoknyaとかのフレーズです
というわけでNyaはインドネシア語を学ぶ上で避けては通れないので、習うより慣れましょう!