今回は、楽しい効果的な勉強のために絶対にやってほしいこと
というテーマです。
勉強を効率的に、しかも楽しんで、というなんとも貪欲なテーマです。笑
突然すみません、日本人学習者のみなさま!
インドネシア人によく「Sudah makan?」=(もう食べた)
と聞かれるって人多いんじゃないでしょうか?
で、Sudahは「~した」、つまり完了を表す、makan:食べる
これでsudah makan?(もう食べた?)ってことを一つインプットできるわけです。
ただ、ネイティブよく文末にbelum(まだ~しない)とか、nggak(しない:動詞や形容詞の否定語)、bukan(ではない:名詞の否定語)のような否定語を後ろにつけた表現を使います。というか、そっちのほうが使用確率が高いです。
例えば、
sudah makan belum?(もうたべたの?)って感じで
udah makan より udah makan belum?のほうが使われています。
「明日学校へいくの?」と聞く際にも、
Besok pergi ke sekolah?より、
Besok pergi ke sekolah, nggak?
のほうがおおいし、
名詞をを聞く際にも、
Ini barang buatan Jepang?(これは日本製?)
これだけでもいいんですが、、より使われているのは、
Ini barang buatan Jepang, bukan?(これって日本製なの?)
と聞く方が全然多いんです。
このように、「気づき」があれば、よりネイティブっぽい表現ができます。
これで、一つ会話のやり取りができますよね。
さっきのUdah makanの話だと、
nihを後ろにつけてudah makan(もうたべた)がudah makan nihになると、(クールな印象)だなとか、
udah makan dong(もうべたよ~)することでよりカジュアルで明るい印象を与えることができます。
(udah makan dongけっこう明るい人が使ってます)
dong とか nihといった代表的なジャカルタ弁の存在に気づけば、今度は自分の普段のフレーズにジャカルタ弁を付けてみよう!と考えればいいんです。(ジャカルタ弁の詳しいニュアンスに関してはジャパネシアのジャカルタ弁の記事をお読みください。)
次、同じようなシチュエーションで、「sudah makan?」と聞かれたら、「belum, nanti aja deh」(まだ、あとでたべるって)、とか、もう食べていたら、ya, aku udah makan nasi gorenag, enak bangut.(うん、ナシゴレン食べたよ、超うまかった。)みたいな答え方ができるようになります。
どうです、ちょっとした「気づき」を自分のインドネシア語に加えて瞬発的に言えることができれば、結構「おっ!」ってなりません?
なんか、一気にインドネシア人っぽくなってないですか?
こう考えると楽しいって思いませんか?
難しい単語は使ってないし、すべて初級レベルで学ぶ単語だけです。
ajaが出てきていました、
別にajaがどういう役割を持つのか、ここでいちいち考える必要はなく、フレーズとして覚えておきましょう。
もしajaが気になって仕方ないのなら、ジャパネシアでajaの記事を読めばいいんです。そこで不明瞭な部分の理解はクリアになり、より自然に意味を理解しながら会話をできるようになります。
実際に使ったフレーズの文法を確認することで、教科書だけで学ぶことでは得られない実感を伴った学びが得られるわけです。
だから成長が実感できて、会話も楽しくなるし、もっと話したいとも自然に思えます。
難しいことはやってませんよね。
毎日するような会話から、新しく手に入れた知識をちょっとずつ今の知識に追加するだけです。
これは一生懸命頑張って勉強する、というイメージよりかは、普段の意識です。
あ、今のあの人の話し方いいなあ~、パクっちゃお!、今度こういう質問されたら、このフレーズ使ってみよ。
といった「意識」を普段から持っておくことが大事なんです。
\モノマネが大事!/
モノマネって実は大事で、例えば加藤ひろあきさんとか、元JKTの仲川遥香さんとかってインドネシア語上手じゃないですか。ご存じで無ければYouTubeで探してみてください。
これは、僕の勝手な「説」なんですけど、歌が上手い人って語学の上達も早いんじゃないかって思っていて、
歌うまい人って、耳で聞いた音を、そのままのキーとかリズムで口から出すことができるから歌がうまいんだと思います。
だから、聞いたことを口で表現できるから、インドネシア人っぽさとかも、器用に、自然にネイティブの雰囲気をマネできるんじゃないか、って勝手に思っています。
僕は歌がニガテで、みんなカラオケいこーぜー!イェーイってなると一人だけテンション下がってるタイプです。
聞いたことをそのまま口からだせないからようするに、音痴なんですね。
僕の聞いたことをそのまま正確に口にできるタイプではない人も、モノマネしてみる意識を持っておいてほしいなと思います。
カタカナで読み方を覚えるんじゃなくて、ネイティブの言ったことをそのまま口にしてみる、という意識だけで、いくぶんマシになりますので、モノマネを頑張ってみましょう。
そして、便利語を覚えておくことをお勧めです。
これはIni (これ)、itu(それ)という言葉を使います。
Ini apa?(これ何?)
Itu apa?(それ何?)
こうやって聞くことで、新しく単語を知ることができますよね。
僕も初心者の時はよく知らないものがあれば、なんでもIni apa / itu apaで聞いていました。
そしてもう一つ、Ini(itu) kalau bahasa Indonesianya apa ya?です。
ちょっと長いですが覚えてほしいです。
意味は「これはインドネシア語で何?」というものです。
相手がインドネシア人で日本語が話せる人であれば、
「サイフ kalau bahasa Indonesianya apa ya?」
「サイフ」はインドネシア語で何?
と聞くことができます。
このように自分の学習を助けてくれる表現を覚えておけば、学ぶ素地がどんどんできてきて、きっと勉強も楽しくなるはずです。
考えてみれば、世界中の赤ちゃん、子供も、「これ何」「あれ何」って何でも聞きますよね。
あれだけ急速に言語を覚える子供にヒントがあるのかもしれませんね。
あとはどれだけ幅を広げられるかです。
そのためには、自分の行動範囲を広げて、その場所で使う表現を覚えるものなのだと思います。
例えば、タクシーに乗ったときの会話、買い物をするときの会話、会社で同僚と話す時の会話、それぞれ使うインドネシア語が違いますよね。
でも、これって実際ムリです。タクシー乗ったからって、店員と話したからって、教科書通りのような会話ができる、なんてそんな世の中うまくできていません。笑
運任せに話しかけまくっても骨が折れますし、その辺は教材を使ってください。
学校でロールプレイなどをしてもらえるのであればそういったものをやったりしてください。
ジャパネシア教材でおすすめなのは、3カ月コースのキックジャパネシアでインドネシアでよく出くわすであろう32シーンを収録しているので、これからインドネシアで生活する、仕事する、旅行予定の方にはピッタリですし、瞬間インドネシア語作文も様々なシーンで日本語からインドネシア語への変換練習ができるので、そういったものでネイティブのマネをしながら、自分のインドネシア語の幅を広げていってください。
はい、では今回の話は「楽しく勉強しよう」というなんとも平凡なお話でしたが、まとめてみると、
1. 一つの単語、あるいはフレーズを発展させていく(udah makanの例)
2. 便利語(ini / itu apa?)などの自分の学習を助けてくれるフレーズを覚える
3. シーン別の会話を学び、モノマネし、インドネシア語の幅を広げる
今回の動画で急にインドネシア語ができるようにはならないですが、これを意識しておくだけでどんどん成長を実感できるはずです。