今回はスピーチコンテストで勝つための方法をご紹介します。
2016、17年と優勝させていただいて、こうすればきっと優勝が狙える、少なくとも3位以内は狙えると思いますのでぜひ最後まで読んでくださいね。
とりあえずみなさん、スピーチコンテストがあったら出た方が良いです。
インドネシア語のスピーチコンテストは、勝ったら天国です。
豪華な旅、いろんな観光地につれていってもらい、おいしいごはん、素敵なホテル、あらゆる博物館などにつれて行ってもらい、しかも全部VIP席で楽しめ、さらに世界のインドネシア語学習者と交流できます。
さらには数万円おこづかいもらって買い物なども楽しみました。
参考:「スピーチコンテスト特典のジャカルタ・ジョグジャカルタの5泊6日の旅」
人生でこんな経験をさせてもらって本当に幸せでした、とてもいい思い出です。
だから、これ見ている方、絶対に勝ってください!
ということで、僕なりに分析した勝ち方を紹介していきます。
まず僕が初めて出場する際、YouTubeとかでいろんなインドネシア語のスピーチコンテスト動画を見ました。
インドネシア語のスピーチコンテストは他の言語のスピーチコンテストよりもレベルが高くないです。
インドネシア語のスピーチコンテストってガチ勢(本気で勝ちに来てるグループ)と、そうじゃない勢(学校から強制的に行かされたり、練習不足グループ)がいるので、
で、
(ガチ)じゃない勢が多いです。
だから、本気で勝つ!と決めておくだけで入賞は固いんです。
ほとんどの人が練習不足からか、原稿を覚えず、ボソボソ読んだり、緊張で声が聞こえなかったりします。
いくらインドネシア語の発音がうまくても、声が小さいと勝てないです。
大事なのは印象に残ることです。
僕はスピーチコンテストに2回出ましたけど、見た感じ、審査員がインドネシア語能力を重視しているとは思えません。
スピーチでいかに目立ったかがが大事で、「なんかこの人、明るいな!とか、なんかこの人、声デカイな~」「服装ハデだな!」そういった人が審査員に選ばれやすいです。笑
服装が派手な人は、それだけで目立ちます。バティックとかはかぶるので、今が出るとすれば着物、はかま、あるいはサムライみたいな格好でレプリカの刀なんか差して行けばいいかな、と思います。目立てばなんでもOKです。
それだけで上位に行ける可能性が高くなるので、やりましょう。
僕は出場が決まった後は、準備としてYouTubeとかで、「英語や日本語のスピーチコンテスト優勝者」の動画をいろいろ見ました。
先ほども言いましたが、インドネシア語のスピーチコンテストは他の言語のスピーチコンテストよりもレベルが高くないので、ほかのメジャーな言語の方を参考にしましょう。
その人らの特徴としては、
1.声が大きい
2.ゆっくり話す
3.ジェスチャーがある
4.内容が興味深い(カルチャーショック系が多かった)
なので、それらを意識しようと思い、準備しました。
当時参考にしたスピーチがあるので、1~4を意識して見てみてください。
\原稿づくりはどうする?/
基本的にスピーチは5分程度なので、覚えるのはかなり大変です。覚える前にまず原稿を作らなければなりません。
原稿づくりは一人でインドネシア語を作ってみて、それをインドネシア人の友達に見てもらいました。
文法間違いなどを直してもらい、もっと自然な言い方があれば、それを採用して、、、みたいな感じです。
だから一人相方みたいなインドネシア人がいたら安心です。いなければマンツーマンレッスンとかで探してみてください。
原稿ができたら暗記をしなければなりません。
覚えるためのコツはあって、最初から最後まですべてを暗記するのではなく、5~7分割ほどにブロックを分けて、ブロックごとに覚えて、最後につなげるというやり方がおすすめです。
※何ブロックかに分けて覚えよう!
最初から最後まで覚えようとすると、どうしても最初だけうまくなりがちで後半失速します。
最初から最後まで通しで覚えるのは、本番の数日前ぐらいでOKです。
で、原稿の内容ですが、できればご自身のインドネシア経験を入れてください。
スピーチコンテストで僕は、「インドネシア人に騙されてお金を取られて、マジサイアク、、」、とか、「アザーン(お祈りの声)が理解できず、うるさかった」みたいな、結構毒を吐いていましたが、審査員が笑ってくれた記憶があります。
このウケを取る、ことはかなり重要かと思います。
というのも、
ほぼすべての参加者はボソボソしゃべって、うつむき加減、審査員を喜ばそうという気持ちはありません。
なので、審査員はめちゃめちゃ退屈しています。
だから、できれば「軽い笑いポイント」などを入れるといいと思います。
ほんと、「クスッ」ぐらいの笑いで十分です。
でもこのウケ狙いは、人によってやり方が違うと思いますし、場合によってはスベったり、めちゃめちゃ失礼で引かれることもあるかもしれませんので、この基準も相方のインドネシア人と確認してくださいね。
この部分はみなさんの感性による部分が大きいですが、すごく個人的なことでいいと思います。
笑い話じゃなくても、感動するような話、深イイ話、などができる方はそういったのでいいと思います。ここはみなさんの経験や性格によると思います。
経験に関して、例えば、、、
インドネシアでスラれた、大けがをした、ジゴロに引っかかった、病気した、インドネシア人に助けられた、友達になった、インドネシア人と付き合った、喧嘩した、観光地でこういう経験をした、 etc… 普通に友達に話すような内容でいいと思います。
で、ジェスチャーに関しては、
僕の場合は、普段人前で話さないし、ぶっつけ本番で自然なジェスチャーを入れられるわけないので、「ジェスチャーポイント」をあらかじめ作っておきました。
ジェスチャーは恥ずかしいので、みんなやりません、ここもみんなと差をつけるポイントです。必ず入れましょう。
\本番の緊張との闘い/
当たり前なんですけど、本番、参加者みんな緊張しています。
周りの人、めっちゃうまそうな雰囲気があります。
うわ、あの人バティック着てて超インドネシア感あるじゃん、あの風貌はインドネシア語絶対うまいなあ。
ある人は呪文のように原稿をつぶやいている。
雰囲気はピリピリ、待ち時間誰ともしゃべられず、ピーーーンと張り詰めた雰囲気で、「じゃあ〇〇さん。」と自分の名前が呼ばれます。
「はい」と返事して、前に歩き出します。
さっきまで暗記していた原稿が頭に入っている気がしません、口がこわばって動かない、ステージまでてくてく歩く間足はガクガク、頭は真っ白。
数名の審査員の前で、しかも大勢の同じインドネシア語学習者の前で話さなければいけません。しかもその人たちは勝ちに来ている。
全員の視線がこっちを見ています。
さあ、どうします?
緊張しますよね。
緊張しない方法はありませんので、あきらめましょう。
実は、名前を呼ばれて話し出すまで少し時間があります。
ステージの方に歩かなければならないので。
緊張すると、この時点でパニックになってすごく早歩きになったりします。早く終わらせたい・逃げ出したい衝動が働いて、あせっちゃうんですよね。
失敗例として、
ステージにつくと息つく間もなく、話しだしちゃって、終始早口で、噛んだり、最初から最後までボソボソとスピーチしてなんとかこの緊張から逃げ出そうとし、失敗します。
で、ここでは緊張を抑えるのは無理なので、
自分の行動をあ・え・てゆっくりすることだけに集中してください。
それだけでいいです。
ゆっくり歩く、オードリーの春日さんみたいな感じです、で話し出す前に深々と一礼する、これもゆーーーっくりと。
とにかくすべての動作をゆっくりして、落ち着いて始めましょう。
おそらく最初は「Selamat Siang(こんにちは)」とかで始まると思います。
ここの声量は大き目にしてください。ここの声量がこの後のスピーチの声量の基準になるので、席の後ろに座っている参加者にも聞こえるぐらい大きく、幼稚園の先生が園児に向かって呼びかける感じで元気に明るくです。
ちゃんと参加者の方を見て、大きな声で呼びかけることで空間をある程度支配できます。
ステージに行くまでの歩き方、礼、そして第一声で、みんなの「見る目」が一瞬で変わります。
最初の自信満々さ(うそでもいいからおおげさに)、+声の大きさ(うそでもいいからおおげさに)、+目立つ格好+なんか元気な感じ、
これだけで「あ、コイツなんか他の人と違う」という目になってきます。
そうなれば、もう自信をもって話始めましょう、ここもゆっくりでいいです。
大きい声を継続し、大き目のジェスチャー、ちょっと審査員の笑いを取って、あきらかに自分は他の参加者とは違うという雰囲気を嘘でいいので出してください。
「うわ、こんなやつおんの、コイツには勝てないな!」と思われるほど畳みかけ、ほかの参加者の自信を喪失しましょう。
言い方悪いですが、スピーチコンテストは勝負事です。他の参加者をいわば蹴落とさないといけないわけですから、自分スピーチを聞いてている参加者の一人に、「ああ、コイツには勝てる」と思わせてしまった時点で一位は取れないわけです。
だから、ほかの人と張り合う、というよりかは、圧倒することを目標にしましょう。
で、雰囲気に乗って話しているときっと原稿を忘れたり、飛ばしたりしてしまうと思います。
でも気にしないで大丈夫です。
だれもみなさんが間違った!とか思いません。みなさんが話す内容知らないんですから、そもそもあなたにそんなに興味はないです。
緊張するとは思いますが、しっかりと原稿を暗記しておけば、間違えても大丈夫です。つないで最後まで話せます。
ストップして黙るのは絶対にダメです、とにかく思い出すまで何でもいいから話してください。
僕は2回の出場で、2回とも、頭真っ白になって飛んでいます。マジで完全に飛んでます。
頭真っ白になっても、バレないので、とりあえず、思い出すまでつないで、思い出したらその個所からまた話しだしましょう。
思い出せなければ覚えている原稿を断片的でもいいので話す、とにかく元気よく話すだけでいいんです。
スピーチが終わると、拍手があるので、参加者と審査員にゆっくり礼をして帰っていきましょう。
ここで少し審査員が話しかけてくることもあるので、落ち着いて受け答えしましょう。
\結論:スピーチコンテストは演技+いかに目立つか/
はい、じゃあまとめます。
スピーチコンテストは演技+いかに目立つか、です。
演技は大きな声、ジェスチャー、たどたどしくてもいいです。
そしていかに目立つか、大きな声や服装、大げさなジェスチャーをしてください。
みんなのスピーチコンテストが終わった後、審査員は審査のために会議します。
その時に、「とりあえず優勝はこの人だな~、二番目はこの人だな~」と審査員だけじゃなく、参加者もなんとなくわかっています。
で、入賞者が発表されていつも思うのが、僕が思っていた「インドネシア語が上手なあの人」が選ばれていないな~、ということ。
確かにその人はインドネシア語がうまかったし、発音もイントネーションもきれいだった。
ただ、声が小さかった。だから選ばれなかった。
逆に、インドネシア語がうまくなくって、全然話せなかったし、スピーチの間、プチパニックになって、日本語がでちゃったり、すごい噴き出して笑ったりしたけど、終始大きい声で、元気が良かった人が入賞したりしていました。
こんなもんです。
結局、印象に残るかどうかです。
だから演技をしてくださいね。
僕だって、この通り、普段はボソボソしゃべります、声も小さいです。
だからキャラに合わない自分にならなきゃいけません。
なので、自分のキャラを破っていきましょう!
質問がありましたらお聞きください。
で、勝ったらぜひお知らせてくださいね!