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休みの予定が「Belum pasti(まだ未定)」ってヘンなの?

Risma

まだ何か予定なんかが確定してないときに「Belum pasti」って使うことない?
うん、インドネシア語で「まだ確定していない/未定」という意味だよね?

Taiki

Risma

そうそう、でも日本人使い方をよく間違えてて、ネイティブに違和感を与えることがあるの。だから不自然になりがちな場面、とか他の似た表現との使い分けを詳しくやっていこうと思う!

「Belum pasti」の基本的な意味

Risma

「Belum pasti」は次のようなニュアンスを持ってるよ!
  1. 確定していない
    • 何かがまだ決まっていない、未確定な状態を指します。
  2. 可能性があるが未決定
    • 予定や行動に可能性がある場合に、その不確定な状態を示します。
うーん、よくわからないな。なんだ?「可能性があるが未決定」って?

Taiki

Risma

アハハ、でしょうね。ただ、なんとなくでいいから頭に入れておくだけでOK!次行きましょう♪

背景情報が重要な理由

Risma

「Belum pasti」を自然に使うためには、背景情報や話題の共有が絶対に必要。背景情報がない場合に使うと、相手に唐突に感じられちゃうんだよ。
んー、どういうこと?

Taiki

Risma

もう、まだ何にもわかってないようだね。今から具体的に見ていこう!

自然な場面と不自然な場面の違い

自然な場面

Risma

質問者がその予定や可能性についてすでに認識している場合に、「Belum pasti」を使うと自然といえる。

例文

A. Golden Week kamu pulang ke Jepang?
(ゴールデンウィーク、日本に帰るの?)

B. Belum pasti, lihat nanti ya.
(まだ決まってない、後で考えるね。)
→「最近日本に帰りたい」と話したことがある場合「Belum pasti」は使ってOK。



golden week:ゴールデンウィーク、Jepang:日本、kembali:帰る、戻る、belum pasti:まだ決まっていない、lihat nanti:後で考える、ya:ね

Risma

このやりとりは、ゴールデンウィークに帰省する可能性が前提として共有されているから、「Belum pasti」で不確定な状態を自然に伝えられる。

不自然な場面

Risma

じゃあ次は不自然なパターン。予定や可能性について話題が共有されていない場合、「Belum pasti」を使うと唐突に感じられることがあるの。

例文

A. Liburan musim panas kamu mau ke mana?
(夏休み、どこか行くの?)

B. Belum pasti.
(まだ確定してない。)

→Aさんが「予定があるかどうか」そのものを確認している場合は、背景情報がないと判断するとよい。



※liburan musim panas:夏休み、kamu:君、mau ke mana:どこに行くの?、belum pasti:まだ確定していない


Risma

相手が「予定がある」かどうかもとわかってないのに、「Belum pasti」はちょっと唐突だね。「どこかに行く可能性」が前提になっていないから、ネイティブにとっては不自然に感じられるのよ。
えー、ムズイね、確かに、日本語的には「夏休みって何するの?」からの「確定はしてない」って流れだと、一個話が飛んでる感じがするかも。

Taiki

Risma

そうそう、そういうこと。まあ日本語的には違和感がないんだろうけどね…

不自然な場面を自然にするには?

じゃあ、背景情報がない場合に「まだ何も決めていない」ことを伝えるにはどういうの?

Taiki

Risma

それは以下の2つのフレーズでOK!

例文

Belum memutuskan.

(まだ決めていない。)


Belum ada rencana.

(まだ予定がない。)



※belum~:まだ~ない、memutuskan:決める、ada:ある、rencana:計画、予定

Risma

他には「belum tahu:まだわからない」って言うのもオッケーよ。

「Belum pasti」と似た表現との違い

Risma

「Belum pasti」は、他の表現と意味が重なる部分があるけど、使い分けることでより自然な会話ができるよ!
表現意味適切な場面
Belum pasti確定していない背景情報が共有され、可能性が前提の場合に使う。
Belum memutuskan自分がまだ決めていない自分の意思で決めることが未定の場合。
Belum ditentukan他者や組織がまだ決めていない外部要因(会社や他人)が決定権を持つ場合に使う。
Belum ada rencanaまだ計画がない可能性や予定すらない場合に使う。
Belum tahuまだわからない確定どころか可能性すらわからない場合に使う。

正しい「Belum pasti」の使い方

Risma

次に、状況に応じた「まだ決まってない…」の表現として、適切なものを見ていこう!

(1) 背景情報がある場合

Risma

背景情報があるかどうか、って見分けがつきにくいけど、たぶんそれは会話の中でのお互いの感じで分かることが多い。
んー、それが難しいんだよな。

Taiki

Risma

例えば以下の会話の時は、質問者が「予定がある」ことを前提にして聞いているってすぐわかるから、背景情報があるとみなされる。

例文

A. Tahun depan kamu ikut proyek baru?
(来年、新しいプロジェクトに参加するの?)
→新プロジェクトに関してはお互いの共通認識

B. Belum pasti, masih diskusi.
(まだ決まっていない、まだ話し合い中。)



※tahun depan:来年、kamu:君、ikut:参加する、proyek baru:新しいプロジェクト、belum pasti:まだ決まっていない、masih diskusi:まだ話し合い中


Risma

予定や可能性についてさらに深堀する質問されている場合には、「Belum pasti」は自然に使えるね。
なるほど。なんとなくだけど、ちょっとわかってきたぞ。

Taiki

Risma

そう!その調子!じゃあ、もう一個見てみよう。最初に見た文章だけど、より明確に話の流れが分かるようにしてるよ。

例文

A. Tahun lalu Golden Week kamu pulang ke Jepang, kan?
(去年のゴールデンウィーク、日本に帰ったよね?)

B. Iya, benar.
(うん、そうだよ。)

A. Kalau tahun ini? Pulang juga?
(じゃあ、今年は?帰るの?)

B. Belum pasti, lihat nanti.
(まだ決まってない、後で考える。)



※tahun lalu:去年、Golden Week:ゴールデンウィーク、kamu:君、pulang ke Jepang kan?:日本に帰ったよね?
iya:うん、benar:そうだよ、kalau~:~は、tahun ini:今年は、 juga:も、belum pasti:まだ決まってない、lihat nanti:後で考える (後で見る)

前年の行動(帰省)が背景として共有されているから、「今年も帰る可能性がある」という話題が前提になってるんだね。

Taiki

Risma

その通り!じゃあ、次に背景情報がないパターンも見ておこう!

(2) 背景情報がない場合

例文

A. Tahun ini liburan panjang mau ke mana?
(今年の長い休み、どこに行く予定?)

B. Belum ada rencana.
(まだ何も計画してないよ。)



※tahun:年、ini:この、liburan:休み、panjang:長い、mau:~したい、ke mana:どこに、belum:まだ~なお、ada:ある、rencana:計画、予定

Risma

背景情報がない場合には、「Belum ada rencana」や「Belum tahu」を使う方がより自然に聞こえるよ。

例文

A. Makan malam nanti, mau makan apa?
(今夜の夕食、何を食べる?)

B. Belum memutuskan, kamu mau makan apa?
(まだ決めてないけど、君は何が食べたい?)



※makan:食べる、malam:夜、nanti:あとで、mau:~したい、apa:何を、belum:まだ~ない、memutuskan:決める、kamu:君、mau makan:食べたい、apa:何を


(3) 「背景情報」を判断する3つのポイント

Risma

ここまではついてこれてるかな?じゃあ、今まで見てきた「Belum pasti」を使うべきか、そうじゃないかを見分けるポイントをまとめてみたから確認しておこう!
  1. 過去の行動や話題が共有されているか?
    • 共有されている場合:Belum pastiが自然。
    • 共有されていない場合:Belum ada rencanaなどが適切。
  2. 質問者が「予定がある」と思っているか?
    • 思っている場合:Belum pastiが適切。
    • 思っていない場合:直接的に「予定がない」と答えるのが自然。
  3. 質問が予定を前提にしているか、それともゼロから確認しているか?
    • 前提がある場合:背景情報あり → Belum pasti
    • 確認している場合:背景情報なし → Belum ada rencana
めっちゃわかった。完璧!

Taiki

Risma

OK、じゃあ、練習問題で確認だ。
ゲッ…分かるかな…?

Taiki

Risma

以下の会話で「背景情報がある」か「背景情報がない」かを判断して「A. Belum pasti.」「B. Belum ada rencana.」のどっちで答えるかを考えてみよう!

答え: A. Belum pasti.(背景情報あり:「去年バリに行った」が前提のもと質問している。)

答え: B. Belum ada rencana. (背景情報なし:「どこか行くか」自体がゼロからの質問。)

答え: B. Belum ada rencana. (背景情報なし:「「海外に行く可能性」が前提ではない。)

Risma

お疲れ様!今日やった、「Belum pasti」は、予定や可能性が共有されている場合に自然に使える表現だね。
覚えたぞ!そして、背景情報がない場合は、「Belum ada rencana」や「Belum tahu」などを使うってことも覚えたぞ。

Taiki

Risma

うん、問題なさそうね。さらに言えば、自分で決める場合には「Belum memutuskan:まだ決めてない」、外部要因がある場合には「Belum Ditentukan:まだ決められてない」とかを自然に選べるといいね。

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