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インドネシア語で作文を書く|「彼ら」と書く前に彼らを立てたか、機械翻訳時代の外国語学習を150語で論じる

作文 JAPANESIA|インドネシア語で書く

「彼ら」と書く前に、彼らを立てたか。機械翻訳時代の外国語学習を、100〜150語で論じる

作文で落とす点は、たいてい文章力ではなく点検作業の側にあります。指示語 mereka を書いたのに、その人たちが文中に一度も登場していない。受動 di- を2回以上という条件を、数え忘れて1回で終える。どちらも書き終えたあと5分で取り戻せるものです。今日は上級課題の作文を題材に、逐文の直しと、書き終えてからの点検手順を図7点でまとめます。

題名+全9文 図解7点 追加条件8項目 模範作文つき

今日の主題:書けるかどうかではなく、置いたかどうか

上級の作文課題には、内容とは別に言語形式の条件が付きます。接続語を3種以上、派生形を各1回以上、受動 di- を2回以上、指定構文を2つ以上——といった具合です。

これらは書く力を測っているのではありません。「使える形を、必要な数だけ意識的に配置できるか」を見ています。だから対処も明快で、書き終えてから数える。足りなければ、能動文を1つ受動に変える、接続語を1つ差し替える。それだけで埋まります。

もうひとつが指示語です。mereka(彼ら)や hal itu(そのこと)は、指す先が前になければ読者には届きません。しかも厄介なことに、指示語がずれると文全体の因果が逆転することがあります。今日の題材には、まさにその例が入っています。

STEP 1 課題を確認する

PETUNJUK

指示

Pilihlah salah satu dari dua tema yang disediakan di bawah ini, kemudian tentukan sendiri judul karangan Anda. Panjang karangan 100–150 kata. Tulislah dengan ejaan yang benar dan tulisan yang jelas serta mudah dibaca. Gunakan bahasa baku (bahasa Indonesia ragam resmi). Susunlah karangan Anda menurut kerangka berikut: A. Pendahuluan / B. Isi / C. Penutup

TEMA A
Makna Belajar Bahasa Asing pada Zaman Mesin Penerjemah
(機械翻訳が日常的に使えるようになった時代に、人が自分で外国語を学ぶ意味はどこにあるのか。学ぶ価値が残るとすれば何が根拠か、あるいは学習の重点はどう移るべきかを論じる。)

TEMA B
Bahasa Asing atau Bahasa Daerah: Mana yang Perlu Didahulukan dalam Pendidikan?
(限られた教育資源を、外国語教育と地方語の継承のどちらに優先して配分すべきか。二者択一に見えるこの問いに対し、自分の立場を明確にして根拠を述べる。)

この記事では TEMA A を選んだ場合を扱います。100〜150語という長さは、1段落あたり3文前後、全体で8〜10文に相当します。短いようでいて、条件をすべて満たしながら論を通すとなると、かなり緻密な設計が要ります。

追加条件は8項目。まずここを図で押さえる
図1 書き終えてから数える、8つの条件 条件 必要な数 数え方・置きどころ 語数 100〜150語 書き終えたら必ず数える bahasa baku 口語形ゼロ nggak・bikin・kayak・banget を検索 接続語の使い分け 3種以上 namun / sebaliknya / oleh karena itu ほか 派生形 5種 各1回以上 meN-kan / meN-i / ter- / ke-an / per-an 受動 di- 2回以上 能動文を1つ受動に変えれば足りる 名詞化を主語/目的語に 2回以上 penguasaan・ketergantungan など 指定構文 2つ以上 bukan semata-mata … melainkan juga … ほか 構成 3部構成 Pendahuluan / Isi / Penutup 落としやすいのは、赤で示した3つ 接続語は2種で止まりやすい。受動 di- は1回で終わりやすい。指定構文はゼロになりやすい。 いずれも「書けなかった」のではなく「数えなかった」だけ——書き終えて5分の点検で埋まります。 逆に、語数・名詞化・構成は自然に満たせることが多い項目です。

図1:この表を作文用紙の余白に書き写してから書き始めるのがいちばん確実です。書きながら数えようとすると内容に集中できないので、書く/数えるは分けてしまう。数える作業は機械的なので、内容を考える力を使いません。

STEP 2 題名+全9文を、逐文で直す

各ブロックは よくあるつまずき例 → 指摘 → 直した文 の順に並べています。「よくあるつまずき例」は、この課題を書いたときに実際に起こりやすい形を挙げたものです。どの1語が、どう文を壊すのかを順に確かめてください。

題名
よくあるつまずき例

Belajar Bahasa Asing, Perjalanan menuju Kesenangan dalam Komunikasi

表記:menuju は大文字始まり

PUEBIでは、題名の中の語は原則としてすべて大文字始まりです。小文字のままでよいのは前置詞と接続詞だけ(di・ke・dari・dan・untuk・dalam など)。menujutuju(向かう)から作られた動詞なので Menuju。いっぽう dalam は前置詞なので、小文字のままで正しい判断です。

内容:論点が題名から読み取れない

情緒的な題名は物語や随筆には合いますが、論説型の作文では対立軸を出したほうが強くなります。この課題の論点は「機械翻訳」と「それでも人が学ぶ意味」。この2つを題名に並べれば、読み手は本文に入る前に何が論じられるのかを把握できます。

元の文(再掲)

Belajar Bahasa Asing, Perjalanan menuju Kesenangan dalam Komunikasi

直した文

Mesin Penerjemah dan Makna yang Tersisa dalam Belajar Bahasa Asing

題名に ter- を仕込む

Tersisa(残されている)は ter- の派生形です。条件で「ter- を1回以上」と指定されている回は、題名で1つ稼いでおくと本文が楽になります。題名も評価の対象に含まれるので、ここを空白にしておく理由はありません。

図2 題名は、前置詞と接続詞だけ小文字 PUEBI の規則 題名の中の語は、原則としてすべて大文字始まり。 ただし 前置詞・接続詞(di ke dari dan untuk dalam pada yang dsb.)は小文字のまま。 ✗ menuju が小文字 …, Perjalanan menuju Kesenangan … menuju は動詞(tuju=向かう)なので大文字 ○ 正しい形 …, Perjalanan Menuju Kesenangan … dalam は前置詞なので小文字のままで正しい 迷ったときの判別 その語だけで「何を?」と聞けるなら動詞 → 大文字(menuju・memahami・tersisa) 名詞と名詞をつなぐだけなら前置詞・接続詞 → 小文字(dalam・pada・dan・untuk)

図2:もうひとつ、題名には内容の役割もあります。論説型の作文なら、題名の時点で対立軸が見えるほうが強い。「機械翻訳」と「それでも残る意味」を並べれば、読む前に論点が伝わります。

ここから先は、題名+全9文の逐文添削です

この先では、題名と本文9文について よくあるつまずき例 → 指摘 → 直した文 の順に解いていきます。あわせて収録しているのは次の内容です。

  • berhentimenghentikan——目的語を取れる動詞・取れない動詞の図
  • merekahal itu を書く前に、指す先を立てているか(指示語の図
  • 指示語がずれると因果が逆転する——その仕組みの図
  • 比較の daripada の左右をそろえる図
  • 受動 di- をどこに置けば自然か(2か所の実例)
  • PUEBI の題名の大文字ルール
  • 模範作文(112語・全条件クリア)と、条件の内訳
  • 復習語彙10語と、次に狙う2点
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